じゃ、なんでそうなのかと考えてみると、まず夏にニットを着ること自体、リッチな行為だから。そこに防寒という観点はなく、純粋に心地よさのための選択なのです。加えて夏に纏うニットには、その心象のなかに、上流階級のスポーツウエアだった頃の面影が宿ります。だからきっと、着るだけでなんとも育ちのいいムードが漂うのでしょう。
しかも、初夏のリゾートでの肌寒い時にも有用……と、くれば使わない手はありません。選びに関しては、ちょいざっくりな風合いがいい。そのほうがニットであることが一目瞭然ですからね。さらにクルーネックの一枚ならクラス感もひとしお。ロンT代わりにサラリと一枚着るだけで、上質なライフスタイルが板についた、潮の香り漂うオヤジになれるのですよ。
◆ フェンディ
メゾンの技術力を駆使したエレガントな編み柄ニット
サマーニットって、すこぶるリッチに見えるアイテム。さらにそれが、高度な技術を駆使してアンティークレースのように編み込まれた緻密な柄の白ニットなら、クラス感もひとしお。装いが軽やかになる夏だからこそ活用したい一枚です。
サマーニットの選び方
◆ トッズ
肉厚にしてどこか涼やかなざっくりニット
首元のスタイルは、どこかきちんとして見えるクルーネックをどうぞ。そのほうがサマーニットの持ち味であるクラス感がより際立ち、さらにリッチに見えるのです。
選びの条件② ちょいざっくり
夏だから薄手のハイゲージ、と考えがちですが、サマーニットのリッチさがより際立つのは、ちょいざっくりな一枚。甘めに編んだリネンやコットンはむしろドライで涼しげですしね。
※掲載商品はすべて税込み価格です
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トッズ・ジャパン 0120-102-578
フェンディ ジャパン 03-3514-6187