セクシー派？ 無骨派？ この春欲しい靴はこの６足！

軽装になる春だからこそ、足元には適度な重みが欲しいところ。とはいえ、重たすぎるのはもちろんNGでして、となると抜け感と色気が融合するタッセルスリッポンと、無骨なデニムとの相性が抜群のUチップがちょうどいい塩梅ってワケ。

それでも革靴は革靴とあって、さらに軽やかに見せるために素足履き（風）という一手を加えれば、きちんと感がありながら春らしい軽快さも両立した大人の足元が完成します。

パンツの丈とくるぶし見せのベストバランスについては、前回の記事「春の足元は、さり気なく素足をチラ魅せ！がセクシーなんです」もご参考に。今回は、両者のオススメモデルをご紹介しちゃいます！

タッセルローファーは、くるぶしを見せてナンボ。ただし、シューズ自体が細身とあって、パンツが太すぎたり細すぎるとバランスが悪く見えます。理想は裾幅19cmくらいで、なおかつ素足穿きの場合は裾周りが貧相に見えがちなので、5cmほどの幅広ダブル仕上げにするのがオススメです。こちらの一足は、オークブラウンにヴィンテージ加工されたスエードが、こなれ感を演出。エレガントにして抜け感のある、まさに今時期の素足履きに最適です。

スラックスにもデニムにもマッチするボリュームのあるトゥに対して、ウエストを絞り込みヒールカップも小ぶりにすることで品の良さを増したラスト375を採用する「キャベンディッシュ3」。ダークブラウンのスエードも相まって、大人の休日靴において頼れる一足です。

ただでさえ色気のあるタッセルローファーを、ホールカットでより強調したこちら。その流麗なフォルムが、白鞣しされた馬革ギン付きスエードのカジュアルなサーフェイスと、柔らかなタッチはヴィンテージシューズのような表情があり、ラフにもエレガントにも見せてくれます。一方でボロネーゼ製法による柔らかな履き心地も両立。

その名の通りゴルフシューズを出自としながら、端正な顔立ちでスーツにも似合ってしまう「ゴルフ ＃641」。丸みのあるフォルムはもちろんデニムとも好相性で、タフにして品良しという大人の休日アメカジスタイルに、まさしく理想的な一足と言えます。とはいえ、あくまで革靴。その堅牢な作りが重たく見えないよう、ロールアップと素足見せで、軽快感を演出したいところ。肌を見せすぎるとミスマッチになるので、チラ見せぐらでOKです。

名門が作るUチップらしく、そのフォルムは実にエレガントです。モデル名は「ハーリン」。クラシックなスーツにもなじむ正統派感をアピールしつつも、グレインレザー製のアッパーやラバーソールの採用など、休日コーデにもマッチする仕様が散見されます。

オンオフ兼用シューズとして名高い「ドーヴァー」。革の内側を縫い進むスキンステッチという高度な技術を用いたモカ部分に名門のプライドを感じさせながら、外羽根とあってデニムパンツやチノパン、カーゴパンツさえ許容してしまう懐深さを備えています。