2017.08.30
銀座のお洒落は、ジャストサイズが基本です
大人の街、銀座に軒を連ねるお洒落ショップのスタッフの皆さんに、今すぐ実践できる着こなしテクを伺いました。第3回目となる今回は、シップスとユナイテッドアローズにご登場いただき、自分に似合うサイジングを手に入れるコツを聞きました。
- CREDIT :
写真/椙本裕子、玉井俊行 取材・文/持田慎司
これぞジャストサイズのお手本のようなサイズ感

ジャケット、ジレ/ともに991、シャツ/サルヴァトーレ・ピッコロ、パンツ/テラソン、メガネ/セリマ オプティーク、スカーフ/フィオリオ、時計/IWC、ブーツ/チャーチ
こちらのジャケットとジレはなんとニット製。ジャストサイズでもストレスフリーで着られるため、これからの季節に持っておくと何かと重宝しそうですね。
一方パンツはスラックス型のデニム(デニスラ)。テーパードラインが美しい一本をノークッションでこなすことで、軽やかさのなかに大人っぽい雰囲気をしっかり演出しています。栗田さんに本日の着こなしを伺ってみると
「堅いものと柔らかいもの、両方のテイストを備えるアイテムを取り入れていること」
とのこと。なるほど英国調のハウンドトゥース柄のニットのジャケット&ジレはクラシックな雰囲気でデニム地のスラックスはカジュアルな雰囲気。確かに絶妙な組み合わせというわけですね。
秋冬はどうしても洋服が重くなりがち。ですので、目元の茶セルのメガネや首元のスカーフによって、着こなしを華やかに演出するのが正解。顔写りもよくなるので、オススメのテクニックですよ。
IWCの名機として知られる『マーク12』。この男らしい一本が腕元に収まるだけで、全体が引き締まった印象に。細やかなブレスレットのコマといい、無骨でシンプルな文字盤といい、男心をくすぐりますね。
チャーチの名作ブーツとして知られる『ライダー』を足元に合わせて。このライトブランのスエードが、秋冬に欠かせないほっこり感を演出してくれるのです。
秋冬はどうしても洋服が重くなりがち。ですので、目元の茶セルのメガネや首元のスカーフによって、着こなしを華やかに演出するのが正解。顔写りもよくなるので、オススメのテクニックですよ。
IWCの名機として知られる『マーク12』。この男らしい一本が腕元に収まるだけで、全体が引き締まった印象に。細やかなブレスレットのコマといい、無骨でシンプルな文字盤といい、男心をくすぐりますね。
チャーチの名作ブーツとして知られる『ライダー』を足元に合わせて。このライトブランのスエードが、秋冬に欠かせないほっこり感を演出してくれるのです。
流行のビッグシルエットには乗らない自分サイジング

ジャケット/チンクワンタ、ポロシャツ/プラダ、パンツ/インコテックス、メガネ/ルノア、時計/ブレゲ、シューズ/シップス
と語ってくれた、シップス 銀座店の俵山さん。確かに見事なジャストサイズ。その分ごまかしが効かない着こなしではありますが、旬のブラウンとベージュのアースカラーを巧妙に取り入れることで、上品にまとめています。
さらにセンスの良い小物を取り入れていくことで、銀座の街にふさわしい大人っぽさを演出しているのですね。トレンドが移り変わっても普遍的な格好良さは変わらない、そんなことに気づかせてくれる、素敵なオトナな着こなしです。
ブラウンやベージュをベースとした本日の着こなし。で、その目元を飾るのも茶セルのメガネ。この徹底した統一感こそ、俵山さんのこだわりポイント。
ウブロの名作と知られるパイロットウォッチ『トランスアトランティック』が腕元にご鎮座。この存在感抜群な顔立ちが、洗練された着こなしにラグジュアリー感を添えるのです。
ブラウンやベージュをベースとした本日の着こなし。で、その目元を飾るのも茶セルのメガネ。この徹底した統一感こそ、俵山さんのこだわりポイント。
ウブロの名作と知られるパイロットウォッチ『トランスアトランティック』が腕元にご鎮座。この存在感抜群な顔立ちが、洗練された着こなしにラグジュアリー感を添えるのです。
大人の街で余裕を感じる適度なリラックスサイジング

ニット/ソブリン、シャツ/エミリオ・プッチ、パンツ/インコテックス、メガネ/クロムハーツ、時計/ロレックス、リング/エルメス、シューズ/ジョンロブ
トレンド感のあるのアイテムとベーシックなもの、無地と柄ものなど、異なるベクトルのアイテムを組み合わせることで独自のスタイルを構築する水島さん。
ほどよくゆったりとしたカーディガンやプリーツ入りのパンツを合わせることで、適度に大人に似合うゆったりとしたサイジングに。これが、余裕感やリラックス感となっているというわけ。
しかもパンツをくるぶし丈であげて軽快感もプラス。だからこそ、上品な雰囲気とともに抜け感が漂うんですね。そんな水島さんのこだわりは
「なるべくブランドがわからないシンプルなものを身につけること」
なのだそう。なるほど、そういう美意識もいかにも銀座と言えましょう。
見る人が見れば「あ、クロムハーツのメガネ」と分かる程度の、控えめな主張。これぞ水島さんのお眼鏡にかなった、一見ではブランドがわかりにくい、シンプルなもの選びの真骨頂ですね。
ロレックスの「サブマリーナ」もエルメスの白蝶貝を台座に据えたリングも、メタルのカラーリングはすべてシルバー系で統一。こういう細かい統一感こそ、メンズの装いには欠かせませんよね。
ジョン ロブのオーダーというリザードローファー。ネイビーのカラーリングと相まって抜群の存在感を主張しますが、全体が均整が取れたスタイリングのため、悪目立ちは一切いたしません。むしろ着こなしの絶妙なアクセントに。
見る人が見れば「あ、クロムハーツのメガネ」と分かる程度の、控えめな主張。これぞ水島さんのお眼鏡にかなった、一見ではブランドがわかりにくい、シンプルなもの選びの真骨頂ですね。
ロレックスの「サブマリーナ」もエルメスの白蝶貝を台座に据えたリングも、メタルのカラーリングはすべてシルバー系で統一。こういう細かい統一感こそ、メンズの装いには欠かせませんよね。
ジョン ロブのオーダーというリザードローファー。ネイビーのカラーリングと相まって抜群の存在感を主張しますが、全体が均整が取れたスタイリングのため、悪目立ちは一切いたしません。むしろ着こなしの絶妙なアクセントに。
オーバーシルエットを大人っぽく仕上げる方法

カットソー/スティーブンアラン、パンツ/ユナイテッドアローズ&サンズ、ジャケット/アクネストゥディオズ、ベルト/ビューティー&ユース、時計/ロレックス、バングル/ネイティブアメリカンジュエリー(ホピ族)、キーリング/クロムハーツ、シューズ/レッドウィング
「ブラウンやモカっぽい色味が気になりまして」
という言葉通り、全身はほぼブラウンとベージュの組み合わせ。シューズやジャケットをブラックにすることで、モダンで締まったスタイルに。これによってゆったりとしたビッグシルエットのアイテムを使ったコーディネートも大人っぽい印象に映るというわけです。
そしてもう一点、ユルいシルエットをだらしなく見せないテクニックが。それは、モックネックを合わせたり、パンツをジャストレングスにすることで肌の露出を控えている点。これによっって落ち着いた印象をキープしているのです。
トレンドのビッグシルエットを取り入れてみたいけど、オトナっぽい着方がわからない。そんな方にもオススメの着こなしですので、是非ご参考に。
全身を茶系の色でまとめつつ、ジャケットとシューズはブラックで統一。これによって、茶の渋さや落ち着いた印象はそのままに、都会的で洗練されたムードが加味されるというわけです。
トレンドのビッグシルエットは、どうしてもカジュアルなムードが漂うもの。そこで効果的なのが、リッチな小物使いです。ここにこだわると一気にオトナっぽさが増します。
全身を茶系の色でまとめつつ、ジャケットとシューズはブラックで統一。これによって、茶の渋さや落ち着いた印象はそのままに、都会的で洗練されたムードが加味されるというわけです。
トレンドのビッグシルエットは、どうしてもカジュアルなムードが漂うもの。そこで効果的なのが、リッチな小物使いです。ここにこだわると一気にオトナっぽさが増します。