2017.07.30
誰でも洒落て見える夏の基本スタイルはこの2つ
- CREDIT :
写真/鈴木泰之(Studio Log)、鈴木克典、小澤 達也(STUDIO Mug)、蜂谷哲実(hachiya studio) 文/長谷川 剛(04)
協力/山本 晃(グルーヴ)、山崎 諭(04)、池田保行(04) イタリアスナップ/Massi Ninni、前田直子
ネイビーこそはそれらの要素を網羅したパーフェクトなカラーです。ゆえにネイビーを軸としたコーディネイトであるなら、まず間違いなく好感度の高いルックスに仕上がるというワケ。
なかでも参考にしたい「紺×白」、それに「オール紺」の着こなしを、街の達人スナップから学んでいきましょう。
夏の王道スタイルは“紺×白”
紺に白を取り入れた装いは、すでにマリンルックとして昔からウェルドレッサー達が実践してきた、爽やかにしてちょっと上品な王道スタイル。
とりわけ失敗しない取り入れ方が「紺1:白1」の分量を順守したハーフ&ハーフのバランス。もちろん色使い以外にも、サイズ感や小物あしらいなどで個性をアピールすることも、お洒落の完成度を高めるためには欠かせません。
オトナの余裕がムンムンと漂う紺×白スタイル
笑顔がすでに素敵。ヘアもイヤミのないミドルがキマっています。モミアゲやヒゲに白髪が混じった感じも、渋みのエッセンス。リーディンググラスの小物使いがさらに魅力を引き立てています。
紺×白のマリンな装いにダイバーズという揃え方がテクニシャン。でもってややオールドタイプのセイコーをチョイスするあたりに誠実な人柄まで感じられて、キンキラ時計よりよっぽど安心できちゃいます。
シャツ&パンツだけの装いは、ある意味究極のミニマルスタイル。個性を出しづらいモノですが、そこを工夫で乗りきるのが本当のウェルドレッサー。今村さんは同系色のハンカチをポケットにイン。あえて挿し色でないのがまた憎い。
ロールアップによる自然な肌見せが爽やかな色気を感じさせます。でもって足元は素足にオーセンティックなペニーローファー。聞けばコール ハーンとのこと。アメトラの王道シューズを入れ込んでくるところにも、お洒落歴の長さが滲みます。
笑顔がすでに素敵。ヘアもイヤミのないミドルがキマっています。モミアゲやヒゲに白髪が混じった感じも、渋みのエッセンス。リーディンググラスの小物使いがさらに魅力を引き立てています。
紺×白のマリンな装いにダイバーズという揃え方がテクニシャン。でもってややオールドタイプのセイコーをチョイスするあたりに誠実な人柄まで感じられて、キンキラ時計よりよっぽど安心できちゃいます。
シャツ&パンツだけの装いは、ある意味究極のミニマルスタイル。個性を出しづらいモノですが、そこを工夫で乗りきるのが本当のウェルドレッサー。今村さんは同系色のハンカチをポケットにイン。あえて挿し色でないのがまた憎い。
ロールアップによる自然な肌見せが爽やかな色気を感じさせます。でもって足元は素足にオーセンティックなペニーローファー。聞けばコール ハーンとのこと。アメトラの王道シューズを入れ込んでくるところにも、お洒落歴の長さが滲みます。
涼感ある紺×白を実践するオトナたち
言ってしまえばTシャツにスラックスというド直球な軽装。しかし紺と白のハーフ&ハーフな装いのため、非常に洒脱な印象に仕上がっています。もちろんトップス、ボトムス共にサイズはばっちり。特にTシャツのラフな袖捲りが装いのエッジになっています。また、ダブルブリッジの大きめサングラスが髪形とマッチしており、それだけで印象に残る雰囲気に。やっぱりヘアスタイルを含め顔回りの作り込みって大事なんですね。
シャツをホワイトにして、クリーンなハーフ&ハーフスタイルがキマる鈴木慎也さん(41歳)。カッタウェイカラーのドレスシャツなので、襟羽で首元がバタつくこともなくスッキリした印象です。何より秀逸なのはハットとパンツのカラーを揃えていること。これにより完成度の高いハーフ&ハーフスタイルが完成しています。小物もパネライとロエベでしっかり“大人の重み”を添えているのが秀逸。
言ってしまえばTシャツにスラックスというド直球な軽装。しかし紺と白のハーフ&ハーフな装いのため、非常に洒脱な印象に仕上がっています。もちろんトップス、ボトムス共にサイズはばっちり。特にTシャツのラフな袖捲りが装いのエッジになっています。また、ダブルブリッジの大きめサングラスが髪形とマッチしており、それだけで印象に残る雰囲気に。やっぱりヘアスタイルを含め顔回りの作り込みって大事なんですね。
シャツをホワイトにして、クリーンなハーフ&ハーフスタイルがキマる鈴木慎也さん(41歳)。カッタウェイカラーのドレスシャツなので、襟羽で首元がバタつくこともなくスッキリした印象です。何より秀逸なのはハットとパンツのカラーを揃えていること。これにより完成度の高いハーフ&ハーフスタイルが完成しています。小物もパネライとロエベでしっかり“大人の重み”を添えているのが秀逸。
全身”オール紺”というのも夏のこなしの手
そんな紺色スタイルをワンランクアップさせるコツは、どこかにヌケ感を設けること。パーフェクトなカラーとはいえ、頭の先からつま先まで完全に同じトーンにしてしまうと、窮屈な印象になる場合があるからです。
ボタンの開け方やベルトの種類にシューズのチョイスなど。ヌケの要素をさり気なく取り入れた、みなさんの着こなしのテクニックを見ていきましょう。
濃淡のグラデーションが楽しめるのが紺ならでは
ポロシャツや2プリーツパンツなど、“ちょいレトロ”が軸となる装いにクラシカルな丸型二針時計が絶妙にマッチしています。シンプルなシルバーブレスレットもアクセントになっています。
反対側の手にもブラックレザーのブレスとシルバーブレスを重ね付け。夏の薄着スタイルを考慮したあっさりデザインのアクセが非常に効いています。これでゴツめのアクセでは、やはりチグハグな印象になってしまうから。
レザートートは虚飾を排した極めてシンプルなデザイン。革バッグといえばブラウンも定番ですが、ココはやっぱりブラックしかありません。レザー製ゆえの存在感が装いにおける適度な“重し”となっています。
ポロシャツや2プリーツパンツなど、“ちょいレトロ”が軸となる装いにクラシカルな丸型二針時計が絶妙にマッチしています。シンプルなシルバーブレスレットもアクセントになっています。
反対側の手にもブラックレザーのブレスとシルバーブレスを重ね付け。夏の薄着スタイルを考慮したあっさりデザインのアクセが非常に効いています。これでゴツめのアクセでは、やはりチグハグな印象になってしまうから。
レザートートは虚飾を排した極めてシンプルなデザイン。革バッグといえばブラウンも定番ですが、ココはやっぱりブラックしかありません。レザー製ゆえの存在感が装いにおける適度な“重し”となっています。
全身ネイビーを巧みにこなすオトコたち
ネイビーのダブルスーツはコットンでしょうか、シックななかにも夏らしい寛ぎを感じさせる磯島さん。ラウンドカラーのシャツにシルクのニットタイというチョイスも実に小粋ですが、ヌキ所は足元。素足に加えエラスティックを用いないスリッポンシューズの合わせが非常に個性的かつ軽妙。全体的にサイズもバッチリです。
ネイビースタイルの良いところは、清潔感や爽やかさだけではないんです。サイズ感さえ間違っていなければ、服のプライスに関係なくお洒落が楽しめるのもポイントです。トップスもボトムスもジャストサイズゆえに非常にシュッとした装いの菅 数行さん(38歳)。ただし菅さんは小物に独自のこだわりを貫くスタイル。オメガのスピードマスターやコールハーンのスニーカーが、着こなしに大人の雰囲気を添えてきます。
スーツやセットアップはやっぱり大人の男をパリッと見せる最強のウエアです。インナーはシンプルなTシャツ一枚だけで、ここまでキチンと感が演出できるのですから。もちろん吉谷佐さん(25歳)は、脇を固めるアイテム選びも非常にお上手。細メタルの眼鏡で知的な印象を加えつつ、本格革靴にて大人の存在感をも表現しています。皆さん、夏こそセットアップが正解と覚えましょう
ネイビーのダブルスーツはコットンでしょうか、シックななかにも夏らしい寛ぎを感じさせる磯島さん。ラウンドカラーのシャツにシルクのニットタイというチョイスも実に小粋ですが、ヌキ所は足元。素足に加えエラスティックを用いないスリッポンシューズの合わせが非常に個性的かつ軽妙。全体的にサイズもバッチリです。
ネイビースタイルの良いところは、清潔感や爽やかさだけではないんです。サイズ感さえ間違っていなければ、服のプライスに関係なくお洒落が楽しめるのもポイントです。トップスもボトムスもジャストサイズゆえに非常にシュッとした装いの菅 数行さん(38歳)。ただし菅さんは小物に独自のこだわりを貫くスタイル。オメガのスピードマスターやコールハーンのスニーカーが、着こなしに大人の雰囲気を添えてきます。
スーツやセットアップはやっぱり大人の男をパリッと見せる最強のウエアです。インナーはシンプルなTシャツ一枚だけで、ここまでキチンと感が演出できるのですから。もちろん吉谷佐さん(25歳)は、脇を固めるアイテム選びも非常にお上手。細メタルの眼鏡で知的な印象を加えつつ、本格革靴にて大人の存在感をも表現しています。皆さん、夏こそセットアップが正解と覚えましょう