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2017.08.09

美人秘書さんに聞いた、デキそに見える夏のスーツ姿のポイントとは

ノーネクタイもすっかり浸透した夏季のビジネスシーン。日々のエグゼクティブとの関わりの中で目を肥やした秘書たちに、男性の夏のスーツ姿のアリナシを取材しました!

CREDIT :

写真/鈴木泰之(Studio Log) 取材・文/長谷川剛(04) イラスト/野村憲司(トキア企画) 協力/「こちら秘書室」powerd by ぐるなび

クールビズから幾歳月。すっかり街のドレスコードはサマ変わりしました。暑い日差しをうけつつ、スーツにネクタイ姿で営業していたビジネスマンも、いまではポロシャツやスニーカーという涼やかな出で立ちで仕事ができる環境に。
 
とはいえ、それでは通用しない場面があるのも現実。どこまでドレスダウンが許されるのかが気になるところ。
 
そこで日頃からエグゼクティブとの接触が多い目の肥えた秘書のみなさんに、イタリアオトコのスナップを通して、いまどきのビジネスシーンにおけるドレスコードの○と×を伺いました。
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会社の顔ともいえる秘書さん。日頃から社長や会長など業界のトップクラスの男性の姿を見続けてきた“目利き”の達人のみなさんに、どんなところに“デキるビジネスマン”の片鱗を感じるか伺いました。
 
聞けば、印象に残るビジネスマン、残らないビジネスマンの違いがあるそうですが、ドレスコードが変わりつつある現在、どんな視点で男性を見ているのでしょうか。
 
たとえば、ジュエリーの着用はありなのか?
スニーカー通勤は許されるのか?
Tシャツ姿での来社はアリなのか!? 
 
日本の男性にしてもらいたい夏のドレスコードの境界線を、イタリアオトコのスナップを通じて赤裸々に語っていただいた結果、秘書のみなさん曰く、目立ちたい精神を一切捨てて、おもてなしの心で身だしなみを整えること、とか。
 
秘書のみなさんのリアルな現実に向けたお言葉に耳を傾けていきましょう。
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日本とイタリア、同じタイドアップでも何かが違う?

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H.T.さん「うわー、やっぱりイタリアのオトナはお洒落ですね。」

R.Y.さん「日本人とはそもそもフェロモンの量が違うみたい?」

N.A.さん「改めてスーツや洋服が欧米発祥のモノだとわかりますね。」
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H.T.さん「確かにキマっているんですが…日本ではちょっとクドいかも。」

R.Y.さん「ボタンもやや目立ちすぎですねぇ。」

N.A.さん「何より靴の飾りが凄いですね(笑)」
我々男性にはお手本のようなダブルスーツのこなし、と思いきや、ボタンが目立ちすぎとは……。キルトッタッセルは確かに飛び道具といえばそうなのかも。秘書さん目線からだと、もっとシンプルかつ清潔感を重視したアイテムを選ぶべきなのかもしれません。
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ビジネス革靴に素足履きはありえません

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N.A.さん「靴といえばイタリア人は素足に革靴が多いようですね。私達の感覚だとビジネスで素足はちょっと……。」

R.Y.さん「たとえカバーソックスでも、日本だと接待などでお座敷に上がることもありますし。」

H.T.さん「初見でなく、二度目ならこういった素足でもイイかもしれませんが、その場合はズボンの丈を長めにしていただきたいですね。」
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テレビCMでも“くるぶし出し”を喧伝する昨今ですが、ビジネスシーンでは時期尚早なよう。暑いさかりとはいえ、素肌の過剰露出は避けるのが適当なようですね。それでも、という御仁は替えのソックスを常に用意し、しかるべきシーンに着用するくらいの心構えが必要なのかもしれません。
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時代が変わっても、ジャケットはダーク系が好感

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H.T.さん「最近は、カジュアルなジャケットで来社する人にもお会いしますが、あまりにラフなのは好印象じゃありません。」

R.Y.さん「仕事がデキなさそうというか……。」

N.A.さん「ニットなのでしょうか? カーディガンにしか見えないものもありますね。」

H.T.さん「寛いで見える装いがすべて悪いワケじゃないんです。ただシーンによると思います。私達のボスもこんな感じのときがありますから。」
R.Y.さん「色使いなどの兼ね合いもあるのでしょう。シリアスなビジネスの場合、やはり日本人はダーク系のほうが無難かもしれません。」

リラックスした雰囲気のニットジャケットですが、テーラード型のような完成度の高いものが年々リリースされています。

しかし、秘書の皆さんから見ればドレスではなく、あくまでカジュアルアイテムとのこと。

また、ファッション誌やメディアでは、夏は明るい色のジャケットやスーツを提案していることもありますが、着用シーンを考慮してから実践すべき、ということなのでしょう。
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時に赤いジャケットが許される!?

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N.A.さん「確かに派手なのは絶対にNG。」

H.T.さん「ここまで派手になると芸人さんのようですが、例えば自社のコーポレートカラーをさり気なく取り入れるのは、愛社精神を感じますし好感度も上がります。」

R.Y.さん「ティファニーのブルーやヴァージン・アトランティックのレッドなど、どこかにコーポレートカラーというのは、確かに素敵かも。」

商談に真っ赤なジャケットを着用していくのは例外中の例外ですが、派手色のアイテム使いは、小さいモノでもソコに何かしらの意味があれば認められることもありそうです。

目立つ色を取り入れる場合は、コーポレートカラーのように、何かストーリーがあるのがベターのようです。
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淡い色=清潔感を感じる色

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H.T.さん「清潔そうに見えるのはやっぱり淡いカラーでしょうか。こういった色使いは素敵です。」

N.A.さん「とてもキレイ。でも、この方ベルトがちょっと……。」

R.Y.さん「うん、垂らし過ぎですね。」

N.A.さん「とにかく位置がワルすぎます(笑)」

スーツやジャケットは「ダーク系が無難」と言いつつも、「淡いカラーも素敵」というのが秘書さんの女ゴコロでしょうか?

いやいやTPOの見極めが何より肝心だというコトでしょう。にしても垂らしベルトも位置を間違えると途端にヤリ玉に。小ワザを効かせるときほど、注意が必要なようであります。
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H.T.さん「一連のスナップを見ていて思ったんですが、サスペンダーって最近の流行りでしょうか?」

R.Y.さん「私もソレ、気になってました(笑)」

N.A.さん「こう言ってはアレですが、少しお爺ちゃんっぽい?」

H.T.さん「そうですね、年配の人ならともかく若い人は避けたほうがよいでしょうね。」
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ジャストなサイズ感とブルー使いが秘書さんウケ

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H.T.さん「サイズ感的に好印象なのは、こんな感じ。ギンガムチェックのシャツもとっても可愛く見えます。」

N.A.さん「“キュートな感じ”と“子供っぽい”では、だいぶ違いますから。そこのさじ加減も好感度をアップするのに大事なポイントです。」
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今どきのドレスコードをチェックしてくれた「こちら秘書室」の秘書のみなさん

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コンサルタント会社 社長室 企画アシスタント H.T.さん

主にコスト系のマネジメントコンサルティングを行う会社で働く清楚系秘書さん。社長のスケジュール管理や出張等手配、それに会食の店舗予約や手土産の手配などが主な業務。男性の来客では清潔感の有無を見ることが多いとか。

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コンサルタント会社 秘書課 N.A.さん

H.Tさんと同じくコスト系のマネジメントコンサルティングを行う会社で秘書業務を担当。主に接客するのは金融業やデザイン系の広告業、それに自由業のエグゼクティブなど。常に100%の笑顔と気遣いを見せる才女。

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マーケティング会社 役員秘書 R.Y.さん

アドバタイジングを中心にカフェビジネスや小売業も行うマルチ企業で働く敏腕秘書。会社では社長と副社長におけるスケジュール管理から出張手配、それに来客対応をこなす。モットーは「どんなシーンでも笑顔を絶やさず冷静に」

■「こちら秘書室」powerd by ぐるなび

約34,000人の秘書を会員に持つ日本最大級の秘書ネットワークサイトです。秘書のためのスキルアップセミナーをはじめ、接待店や手土産選びなど秘書業務に役立つ情報を発信しています。
URL/secretary.gnavi.co.jp

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