スタイリング/村上忠正、小野塚雅之
ヘアメイク/Ryohei Katsuma(masculin) 文/渡辺 豪(本誌)
2017年8月号より
さわやかな印象が漂う白いボウリングシャツは細身のオリーブチノでさり気なく男らしさをプラス。靴はビットローファーのようなドレス系スリッポンにすることでさらに色気が漂います。
選ぶならハワイアンかキューバシャツ
ブランドが得意とする独自のグラフィックを渋い茶のレーヨン地にオン。見ドコロは胸ポケットの絵柄がしっかり合っているところで、国内でも有数の工場で仕立てられています。さり気なく光沢を放つ顔立ちがオトコの夏をより艶っぽい印象にします。
とろみのあるテンセル生地にニドムバイオ加工を施し、ヴィンテージ感を演出。フロントとスリット部分には2㎜厚の貝ボタンを使用し、随所の高級感にもヌカリない仕上がりです。
【合わせるインナーは白のこの3種】
首の空きが大きく、もっともヌケ感のあるコチラの開襟シャツには相性抜群でタフさもひとしお。男らしく見せるには打ってつけの選びといえましょう。
ブラケットの開きが、Vネックに近いシャープな印象。開き感はVネックと酷似していますがボタンのニュアンスがアクセントとして利いてきますよ。
もっともベーシックなクルーはタンクトップとはまた違う端正な男らしさが魅力。開襟シャツのワイルドなムードをちょい控えめにするならコチラですよ。
開襟シャツはそもそも夏のキメ服ですから
アロハ、ボウリングなどと同じく代表的な開襟シャツがキューバシャツ。ヘミングウェイが愛用していたことでも有名ですが、本来はグアヤベラシャツというのが正式な呼称。キューバ〜というのは通称なのですね。下には細身のスラックスを合わせれば、南米では冠婚葬祭にも使用できる正装として愛用されています。つまり、ラテンのドレッシーなムードと色気を取り入れるにはうってつけの選びといえるのですよ。