元来、ミリタリーやサファリなどのタフなジャケットとは、究極の実用服であり、その機能美こそが男ゴコロをくすぐるのです。が、問題は素材! 耐久性などが優先されるために、素材はどうしても重たくなりがち。それはそれで無骨で格好いいのですが、昨今の軽やかでユル〜い時代感とは、なんとなく合わなかったりもして。
そこで、イタリアオヤジさんが目をつけたのが、ひと目で上質と分かる素材を用いたタフなジャケット。例えば下のイタリアオヤジさん。光沢感の美しいリネン素材や軽やかなコットン素材のソレをサラリと羽織ることで、軽やかで男らしく、そしてキチンと彼らのお洒落の根底でもあるエレガンスを薫らせているのですね。
上質素材のタフジャケを一枚サラリと羽織れば、洗練されたいまの時代にふさわしい“リッチな男らしさ”が手に入るはず! 春から夏にかけてのちょい羽織りとしても最適なジャケットになりますよ。
いつの時代も、ガシッと腕まくりをしたサファリスタイルが男らしくて格好いい。さらにアジのあるリネンのシワがリッチで洒脱です。
ハリ感のあるブラウンのミリタリーシャツが、男らしくも上品な印象を醸していますね〜! ジャストサイズでこなしているのが、ポイントかと。
リッチな素材が選びのポイント
タフで男らしい、という見え方だけじゃ〜モノ足りないというオヤジさんにオススメするのが茶の上質素材の4つポケジャケットです。シックな色味であれば都会的なイメージを強調しますし、さらに上質素材の一枚なら洗練されたリッチな男らしさが漂いますよ。
Item 01 ザラッとしたリネン風味のコットンミリジャケ
アレッサンドロ・スクアルツィ氏が手がける一枚は、本格的なミリタリーテイストを踏襲しつつも、シルエットや上質な素材使いでモダンにアップデイトされています。
Item 02 柔らかな風合いが男らしくも美しいのです!
シーズンレスで使用できる薄手のゴートレザー製サファリジャケット。リネン素材のライナーで、年中サラッとした着用感でお楽しみいただけます。くびれのあるシルエットも◎。
Item 03 これ一枚でラグスポスタイルが叶います
軽くて薄い上質なライトスエードを使用。優しげで上品なカフェオレ色と相まって、タフな一枚が軽やかかつエレガントな印象へと仕上がっています。
2017年6月号より