2016.09.24
モテるオヤジはスーツが伸びる
スーツはオヤジさんをもっとも魅力的に見せてくれるお洒落着です。時に重要な商談を成立させる援護射撃になったり、時にデートで淑女をドキドキさせたり。あらゆるT.P.O.で活躍してくれるスーツですが、それらが着ていてまったくストレスを感じないほど楽チンだったら……。もはや言うことありませんよね。素敵に見えて、しかも楽チン。そんな史上最強のスーツが今回の主役です。キーワードは"伸びる"。さて、どんなスーツが登場するのか、とくとお楽しみください。
- CREDIT :
写真/人物・片桐史郎(Trolley)、静物・小林孝至 スタイリング/四方章敬(code) ヘアメイク/星 隆士(SIGNO) 文/竹内虎之介(シティライツ)、長谷川 剛(zeroyonlab)、持田慎司、堀川正毅(本誌)、渡辺 豪(本誌)
● Lardini [ラルディーニ]
"伸びる"は最大のウリじゃなくいまやスーツの大前提!?
つまり、いまどきの伸びるスーツは見た目で選べば良し。楽チンは結果としてついてきます。
デキるオヤジはスーツがスマート(実はの〜びのび)
といいますのも、伸縮素材を用いたこの手のスーツは、実際着ていて楽チンなうえにシワも気にならない、という特性を備えています。ゆえ、ハードワークの際にも着心地に関してはストレスフリーで、なおかつシワッシワでくたびれて見える、な〜んて心配も一切ナシ。これはうれしいこと尽くめじゃありませんか!
しかも昨今は、急速な素材開発の進歩により、伸びそうにないウール然とした見た目なのに伸びる、という風合いのものもチラホラ見受けられます。エグゼクティブにとっては欠かせない、スマートさや上品さも兼ね備えた伸びるスーツなら、もはや鬼に金棒。ビジネスシーンでも向かうところ敵なしかと。
● Paul Smith [ポール・スミス]
凛とした立ち姿がいかにもデキそ
英国的なムードが薫るスリーピース。趣のあるブラックの色調も相まって、大人の余裕を感じさせます。細身のフォルムも洒脱。
"お洒落はガマン"なんてオヤジに必要ありません
伸びるスーツは優雅に楽チンがキマります
お買い物するショップ、お洒落なレストラン、時にはホテルでブランチなんてのもあるかと思います。と、なるとオフではあっても装いまでもオフだとオヤジとして場をこなす見極め力に疑問符がつくことも……。だから、休日に伸びるスーツは大正解というわけです。なぜなら、もちろんキッチリして見えますし、合わせもTシャツやスニーカーでサラッとこなすことも可能。そもそも伸びて楽ですしね。
さらに、心持ちまでリラックスしたいのであれば、カットソーにパーカなどをはさめばOK。大人としての品格はそのままに休日スタイルが完成するというわけです。伸びるスーツの“楽”さは、オヤジのライフスタイルにも楽~に対応してくれること間違いありませんぞ。
● Takizawa Shigeru [タキザワ シゲル]
シームをおさえた縫製も楽な着心地にひと役
ダブルフェイスで仕上げたウールカシミアジャージーの質感は軽快でいてリッチ。パンツはリブでドローコードの仕様ですが、縫い上げのクリースの印象とも相まって、エレガントに装うことが可能なセットです。
ファッション界の最先端からも熱視線なのですよ
モードも放っておかない「伸びる」スーツ
● Giorgio Armani [ジョルジオ アルマーニ]
混紡素材とジャカード織りで楽チン伸び〜るな着心地です
ポリウレタン混生地をジャカード織りで仕上げることで、高ストレッチを実現したスーツです。肩パッドレスで楽な着心地ゆえ、ダブルブレストも余裕でキマります。ピークドとラウンドのいいとこ取りをしたラペルがお洒落。
● Fendi [フェンディ]
BARでの接近戦でくたびれた印象は不要
コットンとポリアミドの混紡素材をふっくらと織り上げた一着は、ストレッチ性の高い着心地に。シルエットはココンチの定番モデルで、シャツはもちろん、カットソーやニットも難なくキマります。