熟成ワインのごとく「ボルドーのジャケット」でオヤジの渋さを薫らせて

煌びやかな華の奥から滲む、熟成を重ねた深み。銘醸地で生まれたヴィンテージワインのごとく、万人を魅了するのがボルドーのジャケットです。記憶に焼きつくインパクトをもちながら合わせる服を選ばず、その魅力を引き立てる。それも名酒との共通点。ここぞのキメ時に貴兄の強〜い味方になってくれますぞ。

CREDIT :: 写真／人物・前田晃（MAETTICO）、静物・鈴木泰之（Studio Log）　スタイリング／中西真也　ヘアメイク／Hanjee（SIGNO）　文／小曽根広光　編集／渡辺豪（LEON）

オトコらしいキメの一着に「ボルドーのジャケット」

オヤジの装いは光を味方につけるところに真髄があります。陽光に輝くリネンでさわやかさを加速させたり、宵闇に輝くゴールドで魅了したり、などがその典型例。正式なタキシードに黒と濃紺の2色が許されているのも、室内の照明下ではともに黒く見えるからなんです。今回ご紹介するボルドーのジャケットもまた、夜の灯りのもとで魅力が際立つアイテム。まさにボルドーワインのごとく、どっしりとした重厚感と深い円熟味、そして脳髄を刺激する甘美さを、夜遊びオヤジに付加してくれます。

ジャケット12万3200円／タリアトーレ（トレメッツォ）、シャツ3万9600円／ブライスランズ（ブライスランズ&コー）、パンツ7万1500円／ラルディーニ（トヨダトレーディングプレスルーム）、

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で、選びのキモも単なるワインレッドじゃなく“ボルドー色”にこだわること。豊かなタンニンが広がるフルボディワインのごとく、オヤジの渋さを薫らせることが肝要なのです。かつ、ルビーのような艶を放つ風合いなら理想的。そして夜遊びで活躍するジャケットですから、ストレスなく羽を伸ばせる楽チンな仕立てであることも要件となりましょう。

サラリと羽織るだけで、しなやかな妖艶さで場を酔わすボルドーのジャケット。シャトーへのエスコートまでスムーズにキマりますよ。

「ボルドーのジャケット」の選び方

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キャンドルの灯に照らされて浮かび上がるヴィンテージワインの色彩さながらにまろやかな渋さを放つボルドーのジャケット。その甘美な魅力がすべてのオヤジに翼を授けます。

選びの条件【1】フルボディな色
ボージョレー・ヌーボーではなく、カベルネ・ソーヴィニヨンのような深い色が好適。渋くもまろやかな表情で魅せましょう。

選びの条件【2】豊かな光沢
マットな生地ではなく、ルビーのように艶めく光沢がボルドー色の魅力をブースト。夜の灯りにも妖しく映えます。

選びの条件【3】楽ジャケ仕立て
宵闇をしなやかに駆けるためには、動きやすさも無視できません。柔らかな芯地使いや裏地などを省いた軽快仕立てがオススメ

【基本のこなし方】

「ボルドーのジャケット」はいつものジャケットのごとくキメればいい

ボルドーのジャケットは初体験という貴兄もどうぞご安心あれ。こなしに特別な知識は必要ありません。着慣れた紺や黒ジャケの感覚で気負いなく羽織るだけでキマります。お手持ちの定番アイテムとも好相性ですよ。

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ジャケット71万5000円、シャツ15万9500円、パンツ14万3000円、靴18万5900円、ベルトは参考商品／すべてブリオーニ（ブリオーニクライアントサービス）

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サラリと着流しても濃厚なオーラを発散

ボルドーのジャケットのベストパートナーは黒パン。スタイリッシュな洗練と強印象を即座に獲得できます。ドレス感あるジャケットながら着流しが映えるのも魅力。シルクのようになめらかなコットンシャツをサラリと合わせるだけで、タダモノならぬオーラを噴出。

2025年11月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です

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