歩き姿が色っぽい!? モテる男の“ひらひらコート”

雨を弾いてくれるナイロンコートは、今の時期に欠かせない存在です。さらに言えば、軽くて薄いナイロンコートの方が断然快適。一着持っておくと、実は雨の日だけじゃなく色々と重宝するんです。

軽く薄いナイロンコートなら、雨が上がった際にはコンパクトにたたんでバッグの中へ収納することも可能。さらに注目は、軽く薄いゆえに生まれるひらひら感、「はためき」です。風が吹いた時にはもちろん、歩くだけでもフワッとはためくコートは、実に洒落っ気たっぷり。ほら、ファッション誌のコート姿って、大抵がそうでしょ？ あれ、面積が大きいゆえにのっぺりとしがちなコートをカッコよく見せる、常套手段なんです（笑）。

それから、昨今は薄いナイロンのコートを腕まくりするのも人気。これも、のっぺり感回避には実に有効なんです。そんなコートがあれば、雨の日だけでなく晴れの日だって着まわしたくなるはずですよ。

太陽にかざせば透けて見えるほど、薄くて軽いナイロン製コート。デタッチャブルフードが軽快さを煽る一方で、こんなヌードカラーなら、メタリックなスピンドルなどとともに単にスポーティに終始しません。だから、モックネックのニットにクラシカルなプリーツ入りパンツ、そしてレザーのグルカサンダルとで、ラグジュアリーな大人の梅雨コーデも楽しめます。

モッズコートを想起させるスワローテールに、大型のフラップポケット、そして止水ジップと、ミリタリーな要素をちりばめたコート。しかし、そのナイロンリップストップ生地は、インナーが透けるほど薄く軽量。背中のベンチレーションヨークが、快適な着心地をさらにあと押しします。

オシャレレインコートとして、男女ともに人気を集めるタグアンポンチョ。防水透湿性に加えて、軽さと柔らかさも兼ねる2.5層のハイベントを採用し、さらに凹凸をプリントした裏地が、湿気の多い日でも肌へのベトつきを防いでくれます。かなりのビッグシルエットなので、はためき感は抜群です。

薄地のウールを使用した落ち着いたキャメルカラーが、ラグジュアリーな雰囲気に。サラリと羽織れるややゆったりめのシルエットと短めのショートカラーが、洗練さを後押しします。こうした深いカラーのアイテムは、軽快なTシャツ＆デニムの装いに上品なムードをもたらしてくれるはず。

90年代に展開していたバルカラーコートをベースに、ビームスFによって生地をアレンジしたコチラ。採用したのは高密度に織り上げたポリエステルタフタで、軽くありながらも適度な厚みがあり、上質なドレープ感を楽しませてくれる一着に。程よいゆったりシルエットは、はためきも上品。