【話題】バッグいらず!? いま注目の多ポケットウエアとは？

アウトドアやストリートといったキーワードがトレンドとなっている今、デザインはデコラティブ傾向にあります。スーパービッグシルエット、ド派手なブロックカラー、誇張したタグ&プリントなどが、その証拠。

そんな流れの中で登場したのが、多ポケットデザインです。90年代のストリートウェアでも人気を得ていた多ポケットデザインですが、その出自は言うまでもなくミリタリーやハンティングです。

今回の流行もフィッシングベストなどに着想を得たものが人気を集めるなど、ポケットを大胆に主張したデザインが主流となっています。昨今はスマホの進化でバッグや財布もコンパクト化の一途を辿っていますが、多ポケットアイテムならそれさえも不要。むしろ、ポケットが余るかも（笑）。

ナイロン×コットンの生地を採用したベストには、大小様々なポケットがレイアウトされています。タクティカルベストのような武骨さを匂わせますが、実はジップによってすべてを覆い隠すことが可能に。そのフラップは、開けた状態ではサイドに丸めてバックルで固定することができます。

ポケットをジップで隠すとこんな感じ。ジップフラップ自体もポケットとして使えるので、大物も収納できちゃいます。さらに内側の背中にも大型のジップポケットが配されておりかなりの収納力を誇りますが、ジップを閉じた状態では極々シンプルとあって、こんなモノトーンのミニマルコーデもこなせます。

独自開発した軽さと耐久性、また撥水性も備えるカルストレッチを採用したザック・ベスト。フロントのジップポケットに加えて、サイドにも大型のジップポケットが。さらに背中にも大型収納を採用しています。サイドポケットには充電器を収納し充電しながら使用できるよう、ケーブルホールが。

背中の収納は、単なるポケットというよりも、もはやリュック並みの大きさ。ライニングはメッシュで通気性を確保し、さらにサンダーロン繊維を採用することで、摩擦による静電気を抑制します。

フライトジャケットなどでおなじみのアヴィレックスが展開するP.D.W.シリーズは、SWATなどの特殊部隊をイメージしてカジュアルウェアに落とし込んでいるのが特徴。こちらのベストはまさになアイテムで、タフなコーデュラナイロンの採用や大小様々なポケットデザイン、そして背中のプリントがタクティカル感をアピールします。

バックルむき出しデザインやパルスシステムなど、タクティカル由来の武骨な作りが満載。サバゲにでも直行したくなるデザインの数々に、オトコ心をくすぐられない人はいないでしょう。

90年代ストリートを思い起こさせる、ハーフジップ&スタンドカラーのスウェットシャツ。ショルダーとサイドにはバックルが配され、なんとそこにコンパクトなポーチがセットアップできちゃいます。これぞまさしくウェアラブル。遊び心あるデザインは、オールブラックでもアイコニックです。

極薄でのポリエステル混生地は、軽くソフト。その穿き心地こそイージーですが、カーゴポケットの数はハードです。両サイドに面テープ付きフラップを配したマチ付きポケットが、合計6個。さらにバックポケットも同仕様と、かなりの収納力を誇りますが・・・、入れ過ぎるとウエストがずり落ちるのでご注意を。