情報が溢れるほど、使われる単語の意味など深く考えずに流し読みしてしまうもの。例えば“ラグジュアリー”という言葉もそのひとつかと。直訳すると“贅沢”という語に当てはまるためか、なんとなく派手で物質的に満ち足りた暮らしぶりが思い浮かびますが、果たして本当にそうでしょうか。
欧米で何かを“ラグジュアリー”と言うとき、それは“贅沢”の語彙が示す、時代や流行の移ろいでその価値を変えてしまう物質の豊かさというよりも、より本質的で不変の豊かさを指す場合が多いよう。そして誕生から現在に至るまで、ラグジュアリーブランドとして不動の価値を生み出し続けるメゾンのひとつに「エルメス」があります。
職人の手しごとのみで丁寧に生み出されるモノを通して本物のラグジュアリーを伝えてきた「エルメス」が、「ラグジュアリーとはこういうこと」を教えてくれる展示を東京で開催します。会場では、普段はフランスの工房でしか見られない実際の職人たちの仕事を披露。また、表参道の会場と呼応する形で、銀座メゾンエルメスでも職人や手仕事に関連する映画上映、貴重なトークセッションなどさまざまな参加型のプログラムが用意されています。
ラグジュアリーを愛するオヤジさんも、時に立ち止まり「ラグジュアリーとは何か」を見つめ直すことで知りうる新たな深みがあるやもしれませんぞ。
■エルメスの手しごと展 “アトリエがやってきた”
開催期間/2017年3月9日(木)〜3月19日(日) 3/13(月)休み
場所/表参道ヒルズ 本館B3階 スペースオー
入場/無料
URL/www.hermes.com/hermesartisan
■エルメスの手しごと展“メゾンへようこそ”
期間/3月9日(木)~3月26日(日)
会場/銀座メゾンエルメス 10F
※ ソニー通り側入り口よりご来場ください。
参加費/無料
URL/www.hermes.com/hermesartisan
お問い合わせ/エルメスジャポン ☎︎03-3569-3300
URL /www.hermes.com