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2021.03.07

25万円のスマホを買ってみた! 「Xperia PRO」をプロ写真家が自腹レビュー

スマホの枠をはるかに超えた、最高峰モニターを搭載したお値段約"25万円”の「Xperia PRO」を、フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西学が自腹レビューいたします!

CREDIT :

企画・写真/中西学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴

iPhone2台よりも高価格な約25万円のスマホ

▲ 公式プロモーションPV。
ハイエンド機のスマホでも値下がり傾向にあるこのご時世、iPhone2台よりも高価格!? な25万円オーバー(本体+充電器)のスマホが今年2月、ついにソニーモバイルコミュニケーションより発売されました!

一体どんなスマホなんでしょう?

ここでは、フォトグラファー・中西学が自腹レビューし、その実態に迫ってみます!

一体「誰」が買うんだ!?

iPhone 12 Pro Maxですら12万円ちょっとで販売されているなか、”25万円"を超えるこんな高いスマホ、「一体誰が買うの!?」と思った人がほとんどでしょう。ですが、そのスペックや機能性を見れば一目瞭然です。

ざっと挙げるだけでも「カメラとのHDMI接続」「忠実な色再現モニター」「RAM 12GB/ROM 512GBの大容量メモリ」と、もはやスマホというよりも“専門装置”としてのスペックの高さ。

そう。ターゲットは報道カメラマンや動画クリエイター、youtuber、vlogger等々、このスマホはただのスマホではなく「業務用モデル」として開発・発売されたのです!
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一切の無駄を省いた"プロ"のための携帯

箱を開けて驚くのはその中身。本体の他にはスタートアップガイドと保証書のみ。不要なものはすべて取り払われています。また、既存モデルの「Xperia 1 Ⅱ」には搭載されていたQi(ワイヤレス充電)やオサイフケータイなどの機能は一切ナシ!(※NFCは対応しています) さまざまな機能を付加されたスマホとは、まさに設計思想が異なる仕様となっているんですね。

これはおそらく、無駄にバッテリーを消費しないための工夫と考えられます。もしあなたが購入を検討しているなら、「値段が高い分、便利な機能が全部入っているだろう」という考えは捨てた方が良いかもしれません。繰り返しますが、これは「プロが持つ専門機材」なのです!
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現場での使用を想定しためちゃくちゃ"早い”機動性

早速、実機のセットアップしてみました。最初に感じた印象としては、「めっちゃWi-Fi接続が早い! 起動も早い! 反応も早い! 映像投影もめっちゃ早い!!」でした!

それもそのはず。本機は、高速通信を可能にする「5Gミリ波アンテナ」を上下4箇所に装備しています。これにより、直進性が強く遮蔽物により減衰しやすいミリ波の電波を効率的にキャッチ。安定した通信環境とスピード性を両立させているんですね。
また、本体はソニーのハイエンドカメラ「αシリーズ」と同じマグネシウム合金製。高級感があるだけでなく、電波を通すことにも配慮した作りなので、例えば「αシリーズ」のカメラで撮影中の動画を遅延することなく、「Xperia PRO」経由でYouTubeにリアルタイム配信することもできるんです。

ちなみに、YouTube公式アプリからのライブ配信は720pまでと制限されていますが、「Xperia PRO」では「Larix Broadcaster」というアプリを使うことで、フルHD(1080p)や4k(3800p)での配信も可能になります! つまり、一眼カメラのクオリティで撮影する動画をPCなしでリアルタイム配信が可能ということ。これ、かなり画期的です!
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世界初!HDMI接続ができるスマホ

このスマホの一番の目玉機能といえば、世界初の「HDMI接続」の実現! これにより、αシリーズ(ソニー)のカメラはもちろん、キヤノン、富士フイルム、ライカなど、HDMI出力に対応したカメラなら、あらゆる機種に接続して映像モニター代わりに使うことができます。

これまで、カメラの外部モニターといえば「ブラックマジックデザイン」や「ATOMOS」の製品が主流でした。しかしこれらは、本体は軽量でも重たいバッテリーが必要で、重量感によるストレスがあったのも事実。「Xperia PRO」では、4KHDRに対応したモニターであるにも関わらず、総重量がたったの225g。軽量で、ストレスフリーで、スマートに接続できるんです!
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スマホの域を超えたハイクオリティすぎるカメラ性能

もちろん、スマホカメラとしての機能も「素晴らしい」の一言です! 「Photography Pro」いうソニー純正アプリを使えば、50万円超えが当たり前のαシリーズカメラと同じUIで撮影が可能に。その機能性も「秒間20コマの高速連写」「リアルタイム瞳AF」「ハイブリッド手ぶれ補正」などαシリーズと同レベルの機能が使用できます。カールツァイス製のトリプルレンズもクリアな描写で、もはやスマホと呼ぶには恐れ多いほどのデジカメ並みの高画質カメラなんですね。

また、同じくソニー純正の動画アプリ「Cinematography Pro」を使えば、まるで映画のような映像まで撮れちゃいます。ちなみに同アプリでは、400万円もするのデジタルシネマカメラ「VENICE」の色味をなんとスマホ内でサクッと再現することも可能に。

もはやミラーレスカメラが常に手元になくたって、同じだけの仕事をしてくれるプロフォトグラファーの「最高の相棒」なんです!
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「万人受けと決別」とソニーモバイル社長の言う通り、このおよそ25万円のスマホは、たしかに万人には必要のない代物です。しかし、その性能をつぶさに見ていけば、この価格に納得の大満足なアイテムだったのです。

■ ソニーモバイルコミュニケーションズ

「Xperia PRO」
本体価格:24万9800円
高速充電 USB AC充電器(Type-Cケーブル付属) 価格:3300円
(いずれもソニーストア価格)
https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperiapro/

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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