2020.02.22

話題の「Vlog」!知っておくべき、基本6項目

ビデオ(Video)とブログ(Blog)の造語「Vlog(ブイログ)」。話題なのは知ってるけどよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。ここでは「何が必要?」「YouTubeと何が違うの?」といった基本的な疑問にお答えします!

CREDIT :

写真/R.Moon 文/平井敦貴

最近話題の「Vlog(ブイログ)」。名前は知ってるけどイマイチよく分からない、という方もきっと多いことでしょう。でも、知ると知らずじゃ大違い! ということでここでは、基本をキッチリおさらいしてVlogger(ブイロガー)デビューを目指しちゃいましょう!

基本の「き」(1)

Vlogは「自然な内容」を撮る!

そもそも「Vlog」とは何を指すのでしょうか?

Vlogとはビデオ(Video)とブログ(Blog)の造語で、その名の通りブログ的な内容をビデオに撮り、YouTubeなどに残しておくこと。空前の動画ブームもあり、日本でも近年急速に広まってきました。

Vlogは「動画を作って公開する」という点ではユーチューバーに近いですが、スタンスとしてはもっと個人的で、日常的な内容を残すことに力点が置かれます。そのため、ユーチューバーの動画のようにキッチリと作り込むよりは、自分自身の「自然」な内容の方が適します。
具体的には、海遊びや雪山遊びといった趣味の一場面だったり、旅行で訪れた街の様子やデート中の一コマ、そのほかにも料理動画や立ち寄ったレストランの食事動画など、「その日の出来事」レベルでOKです。

もちろん人に見せるためには編集やアップロードが必要ですが、最近ではアプリで簡単に行うことが可能です。これから始める方は、まずは日常的に動画を撮ることから始めてみるのがオススメです。
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基本の「き」(2)

カメラはスマホ+αがあるとベスト!

では、そんなVlogを撮るにはどんな機材が必要でしょうか?

もちろんその筆頭はスマートフォンです。最新の機種ならカメラの性能も良く、ほとんどのシーンに対応します。さらにはアプリでの動画編集やYouTubeへのアップロードまでワンストップで行えるため、基本的にスマホさえあればVlogは完結します。

しかしながら、スマホでは対応できないシーンもいくつかあります。以下のシーンでは、それぞれに特化したカメラを用意すると良いでしょう。

● 海やプールなど、水中での撮影をしたい――【アクションカメラ】
● スキーやバイクなど、激しい動きをブレずに撮りたい――【アクションカメラ】
● 映画のような高クオリティの映像を撮りたい――【一眼カメラ】
● 高所からのアングルや、空からの景色を撮りたい――【ドローン】

そのほかにも、手ブレを防ぐ機能を持つカメラや、スマホに装着してブレを防ぐ「ジンバル」なども、動画のクオリティを上げるアイテムとして重宝します。
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【オススメ機材】

● 手ブレを防ぐ「ジンバル」付きカメラ:DJI「OSMO POCKET」

▲珍しい形の3軸ジンバル付き小型カメラ。4K撮影まで対応。DJI「Osmo Pocket」 4万5650円。https://www.dji.com/jp/osmo-pocket
「Osmo Pocket」は単体での撮影のほか、スマートフォンに接続することでアプリ上での操作も可能となります。「DJI Mimo」アプリでは、撮影した動画の編集や共有の機能も併せ持つので、Vlogにも最適です。
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【オススメ機材】

● スマホに装着してブレを防ぐ「ジンバル」:DJI「OSMO MOBILE 3」

▲手持ちのスマホにBluetooth接続し、ブレを防ぎつつ撮影をコントロールします。DJI「Osmo Mobile 3」 1万3750円〜。https://www.dji.com/jp/osmo-mobile-3
手持ち式のジンバル「Osmo Mobile 3」 は、スマホでも映画並みのブレない映像を撮ることができるのでオススメです。

実際に動画を撮る際には、自分のイメージや用途にあった機材を選ぶようにしましょう。
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基本の「き」(3)

撮影時のマナーはきちんと守る!

機材が揃ったらいざ撮影!……と、その前に、撮影の際にはいくつか注意点があります。まずは以下のマナーを頭に入れておきましょう。

【動画を撮る際のマナー】
● 撮影禁止の場所では撮らない。
● 特定の人や店内を撮る際は許可を得る。
● 映り込んだ人の個人情報に配慮する。

このあたりは最低限のマナーとして守るようにしましょう。動画撮影が当たり前の時代とはいえ、一歩間違えば「盗撮」となってしまう恐れがありますからね。

また動画を公開する際、仲間うちだけで閲覧する場合は「限定公開」にするなど、公開範囲を適切に設定するようにしましょう。
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基本の「き」(4)

カメラの設定は1080p/60fpsがオススメ!

▲iPhoneの場合は「設定アプリ」から「カメラ」を選択し、「ビデオ撮影」をタップして調整します。
撮影のコツとして、カメラの設定を調整することをオススメします。画質はフルHD(1080p)以上にしておけば大画面で見ても綺麗な映像となります。ただし、4K画質はデータの容量が一気に重くなるので要注意を。またフレームレート(fps)は高いほど滑らかな映像となるので、高めの「60fps(1秒60コマ)」に変更しておくのが良いでしょう。

【オススメの撮影設定】
● フルHD画質(1080p)/60fps

複数のカメラを使う場合は、この画質とfpsの設定を揃えておくと後々の編集がスムーズになります。
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基本の「き」(5)

なに撮る? どう撮る? どこで撮る?

▲スマホで撮影する場合は基本的に「横画面」で撮影するようにしましょう。
ここまで準備が出来れば、あとは撮影するだけです!

撮る対象は自撮り風景動物植物ビルモニュメントなどを織り交ぜて撮るのがオススメです。ただ、ダラダラと撮りっぱなしにするよりは、スナップ写真を撮るようにポイントポイントで数秒ずつの撮りためていくと、テンポが良くメリハリのついた動画が作れます。

また撮影のコツとしては、広い空明るい場所動きのあるもの、などがあると映像の見栄えが良くなります。
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基本の「き」(6)

編集とアップロードはどうするの?

編集アプリは様々なものがリリースされています。ここでは代表的なものをピックアップするので、使いやすいものを選んでみると良いでしょう。

● Premiere Rush

アドビのモバイル向け動画編集ソフト。手軽に本格的な動画編集を行うことができます。月額980円+税~。

● Clips

アップル純正のアプリ。インスタグラムのストーリーズのような編集画面で、テキストや絵文字などを好きな場所に入れられます。iPhoneユーザーならオススメです。無料。

● Quik

GoPro社によるアプリ。豊富なテンプレートと自動編集機能で、撮りためたビデオを複数選択するだけで「良い感じ」の映像を自動で作ってくれます。GoProユーザーのみならず万人にオススメです。無料。

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また、YouTubeへのアップロードは、YouTubeアプリを開いて右上の「ビデオカメラマーク」をタップし、あとは指示にしたがっていくだけで公開ができます。トリミングするだけなど、簡単な編集であればこのYouTubeアプリ上からも可能です。

● YouTube

動画を視聴するだけじゃなく、自分の動画を公開することももちろん可能。無料。

ここまでできれば、あなたはすでにVlogger!

慣れれば動画の編集も10分ほどでできちゃいます。さらに表現を楽しみたい方は、カメラ機材やアプリをたくさん試してみると良いでしょう。

何よりVlogのポイントは、気負わず、続けていくこと。ぜひVlogを新たな趣味に加えてみてはいかがでしょうか?

それではまた次回!

DJI「OSMO MOBILE 3 コンボ」

DJI社のドローン技術を生かした、ブレない映像を撮ることができる3軸ジンバル。前モデルからサイズダウンし、折り畳めるようになったことで持ち運びもしやすくなりました。
グリップ式なのでスマホを横画面で撮影するのにも便利! また、コレをつけて撮っていると、周りの人も「何か撮影しているんだな」と気づいてくれるため、盗撮リスクも低減できます。写真は三脚や専用ケースなどが付属するコンボモデル。

価格:1万5950円
https://www.dji.com/jp/osmo-mobile-3

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