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2022.04.16

“昭和”が甦る! フィルムカメラをデジタル化する「DiGi SWAP」を試してみた

“レトロ回帰”で大注目! フィルムカメラにiPhoneを合体させ、味わい深い“エモい”写真や動画を撮影できる新ガジェット「DiGi SWAP」を実機レビュー。今回は作例豊富でお届けいたします!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴

レトロ回帰でフィルムカメラが大復活!

▲「DiGi SWAP」で撮影。まさに昭和にタイムスリップしたような写真や動画が撮れるんです。
数年前からジワジワと人気を集めている「レトロブーム」。そんな昭和回帰が続く中、家に眠っているフィルムカメラとiPhoneを合体させ、味わい深い“エモい”写真や動画を撮影できる新ガジェット「DiGi SWAP」が話題を呼んでいます !
▲ フィルムカメラとiPhoneを接続させることでデジタル撮影を可能にする「DiGi SWAP」。大阪の企業FireWorksが手掛け、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
今やカメラの性能はどんどん向上し、誰でも美しい写真が撮れる時代。それでも敢えて手間を掛け、昔ながらのレトロでアーティスティックな写真を撮るなんて、大人の余裕を感じないでしょうか。

ということで今回は、周りと同じじゃ物足りないLEON読者にこそオススメな「DiGi SWAP」の魅力を、実機レビューとともにお届けいたしましょう。
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取り付けは簡単! iPhone各シリーズに対応

▲ 眠っていた35mmフィルムカメラが令和の時代に蘇ります!
最初に用意するものは裏蓋を取り外しできる35mmフィルムカメラiPhone(X〜13シリーズおよび第2世代SEまで対応)。またApp Storeに専用アプリ(有料)があるので事前にダウンロードしておきましょう。
▲ iPhone12 Proを取り付けてみました。
「DiGi SWAP」の取り付けは簡単です。フィルムカメラの裏蓋を外し、続いて底面の三脚ネジ穴を使用してアダプターを設置。iPhoneの機種に応じた「レンズ付きスマホホルダー」を使って自身のiPhoneをセットします。
なお、フィルムカメラの対応機種はコチラを参照ください。
▲ 専用アプリを通して画像を記録していきます。
あとはアプリを起動させ、カメラ側を設定するだけ。ファインダーはそのまま使えるのでいつもの撮影スタイルのまま使用が可能です。静止画はシャッターを押すだけで撮影でき、動画はシャッタースピードを「バルブ」に設定し、シャッターボタンを押し続けることでiPhone内に保存することができます。ちなみに静止画に限ってですがモノクロ写真だって撮れるんです!
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「あえて、難しい。しかし、アート」

では肝心の写真はと言うと、世界的なカメライベント「CP+2022」で初披露された時のキャッチフレーズ「あえて、難しい。しかし、アート」そのものだと実感しました。
と言うのも、少しコツが必要な距離感、ピント調節やフレーミング、露出、絞りやシャッタースピードなど、すべてカメラ側での設定が必要となるため。手振れだって自分で調節する必要があります。デジタルカメラのオートフォーカスや手ぶれ補正に慣れてしまうとこの辺りは懐かしさとともに大変さを実感します。
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ですがその「あえて、難しい」こそが簡単に撮影できる現代に“粋”な味わい深さを与えてくれるのでしょう。フィルムカメラの巻き上げレバーを回してシャッターを切る音と操作感は、非常に懐かしい気持ちになりますし、テンションが上がる瞬間です。好きなレンズに交換し、レンズ毎に違う表情を見せてくれるのはなんとも「アート」。撮れば撮るほど写真本来の楽しさにハマっていきます。
そもそもフィルム要らずで写真撮影ができるのも驚きですが、動画まで撮影できるのにはビックリしました。軽く撮ってみた印象としては8mmフィルムのような感覚で、これで短編動画などを撮ってみるのも面白そうだと感じました。
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クラウドファンディングで資金を獲得!

撮影した写真はiPhoneに保存されるのでそのまますぐにSNSに投稿可能。フィルムカメラ特有のフィルム代や現像代も抑えられるので、「アップサイクル」や「ソーシャルプロジェクト」の観点でもSDGsに即したガジェットです。
なお、「DiGi SWAP」の生みの親で27年間写真・カメラ店を営んできたFireWorks代表取締役・小森義浩氏によると、「時代や環境の変化で取り残されていたフィルムカメラを、たくさんの人が写真撮影に使っているiPhoneと融合させることで、まだまだ使えるのに片隅で眠っているカメラに息を吹き返したい」とのこと。

そんな思いからiPhoneの性能を十分に活用することで、安価に、そして最小限の部品で本製品を作り出すことに成功したと言います。

ちなみに「DiGi SWAP」は現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。早期支援価格は、アタッチメントセットが2万3500円、ライカM2/M3用アダプターが8000円。アプリは48.99ドル(約6000円)で、App Storeからダウンロードできます。(2022年4月12日現在)

便利で洗練された時代の中で、さらに加工を施し、完璧さを追求した写真が世に溢れる一方、フィルムカメラは敢えて不完全でニュートラルに現実世界を描写してくれます。

決して風化させたくないフィルムカメラならではの「アートな味わい」を現代風にアレンジした本製品。カメラから一度離れた大人たちにこそ、この「DiGi SWAP」でぜひ今一度家に眠っているフィルムカメラを手に取って、その息を吹き返してみてはいかがでしょうか。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■お問い合わせ

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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