大人のコンパクトスピーカー５選。場所問わず使えるのはコレ！

一部の若者や熱心な音楽ファンの間で、カセットテープやアナログレコードが再評価されていますが、一般的なリスナーからすればハードルが高いもの。やはり、日頃から愛用しているスマホやPCで、音楽は手軽に楽しみたいものですね。
 
ここ数年でデジタル音源の高音質化がさらに進み、デジタルデバイスで音楽を聴くことはより常識化しました。ピュアオーディオマニアですらアナログやCDから遠ざかっているほど。こうした現状から考えても、一からオーディオシステムを組み上げるより、まずは聴く際の音質の良し悪しを直接左右するスピーカーに投資するのが、音楽を楽しむための最善策といえるでしょう。

そこで、デジタルオーディオの最大の利点であるコンパクトさとワイヤレスに着目して、自宅のリビングやベッドルームはもちろん、キャンプやビーチといった野外でも、お気に入りの音楽とともにゆっくり過ごせるスピーカーをご紹介します。話題の最新機種から定番的ロングセラーまで、あなたの休日をより有意義にする、そんなスピーカーを選んでみてはいかがでしょう？

デザインに優れた高級オーディオブランドと言えば、やはりバング＆オルフセン。同ブランドで最も注目すべきポータブルスピーカーが、こちらのBEOPLAY P6です。最大の特徴は、置き場所を選ばない360°サウンド。ベッドルームからリビングへ持ち運び、どの場所にいても必要十分な音量が得られます。

防滴仕様なのでキッチンやガーデニングはもちろん、ピクニックにも連れ出すことができます。気になる音質も、さすがはB&O。クリアな高音と豊かな低音が心地よく、全体的にまろやかな印象。ジャズや60年代ロックなどもじっくり楽しめます。

また、ボディ上部に操作ボタンをまとめ、角を落とした滑らかな縦型デザインも新鮮。オーディオ製品には珍しいレザーストラップは持ち運びに重宝するだけでなく、ラグジュアリーさを醸す重要なポイントにもなっています。

売り上げランキングで常に上位に入る人気モデルに新色が登場。アウトドアシーンにぴったりなカモフラージュ柄のボディには、専用ストラップが付属します。

キャンプ中の大雨やビーチでの水没でも、問題なく作動する圧倒的な防水性能も自慢で、多少手荒に扱ってもビクともしないタフな設計になっています。まさに屋外用スピーカーとしてはもはや最強レベル。最大15時間の再生が可能で、いざという時にはUSB接続でスマホを充電することもできます。

もちろん音質面も納得で、輪郭のはっきりしたパンチのあるサウンドは、低音の効いたロックやダンスミュージックにぴったり。屋外でワイワイ楽しみたいときに、これ以上の選択肢は見つけられないというほどの完成度を誇っています。ちなみに、コンパクトなボディからは想像できないほどの大きな音量が出ますから、周囲への配慮はお忘れなきよう。

かつてギター小僧だったという諸兄におすすめするのが、こちらのINDIO（インディオ）。多くのロックミュージシャンに愛され続けてきたギターアンプのルックスはそのままに、高出力のBluetooth接続スピーカーとして登場しました。

ギタリストなら誰もが知っているブラックフェイスはもちろん、ボリュームノブやジュエルスイッチなどのディテールを踏襲したデザインが堪りません。ライブ感と迫力のあるサウンドが特徴で、ロックは当然ながら低域の効いたヒップホップまで難なく鳴らしてくれます。

また、ギターアンプ同様にツマミを調整することで、自分好みに音質調整が可能。繊細なヴォーカルものの中高域も、潰れることなく前に出てきます。ロックな見た目とは裏腹に、ジャンルを問わない万能型といえるでしょう。最大25時間の連続再生を誇り、USB接続でスマホの充電も可能。ちなみにモデル名は、コーチェラ・フェスティバルの開催都市から。

英BBCのモニタースピーカーを開発した事でも知られる、実力派スピーカーブランドがKEF（ケーイーエフ）。ピュアオーディオファンにはお馴染みで、原音再生に対するこだわりが世界で高い評価を得ています。オーディオファンは設置場所から接続と配線まで細かな手順を踏んで、ようやく理想の音に近づけるわけですが、こちらはそんな煩わしい接続や配線から解放してくれるワイヤレスアクティブスピーカーです。

サイドボードの上はもちろん、デスクトップにも設置できるコンパクトボディだから、レイアウトの自由度がこれまでになく広いのも特徴。Bluetooth、AirPlay2、WIFIなど様々なワイヤレス接続が可能で、高音質なハイレゾ音源にも対応しているので、最近次々とリマスターされているジャズやAORの名盤を、オーディオマニアも唸らせる高音質で満喫することができます。

デジタルの利便性はそのままに、最高の音質を楽しみたいという、わがままな大人にこれ以上の選択はなさそう。クヴァドラ社のテキスタイルを採用したデザインと豊富なカラバリも魅力的です。

ながら聴きという言葉を初めて聞いた方も少なくないでしょう。仕事をしたり、料理をしたり、ガーデニングをしたり、作業をしながら音楽を楽しむことですが、このウェアラブルスピーカーさえあれば、それが体現できます。

ヘッドホンやイヤホンと違って、周囲の音を遮らないというのが大きな特徴の一つ。こちらは肩がけ式モデルで、身に着けているのを忘れてしまうくらい自然なフィット感と軽さが自慢です。まさに商品名通り、音楽を身にまとう感覚に近いといえるでしょう。

両耳の下から音が鳴るのですが、違和感はほとんどなく、それほど音量を上げることなく大迫力で音楽が楽しめます。BOSE製品らしく、低音の効いたロックやポップスの再生はもちろん、ジャズやボサノヴァなど繊細な表現もクリアに楽しむことができます。

また、周囲への音漏れも意外なほどに少なく、隣の部屋にいるパートナーを邪魔することもありません。防汗・防滴仕様で、汚れたら別売りの専用カバーに交換もできます。