2019.04.21

Appleの新製品は買い? 中級Apple信者が検証!

3日連続で異例の新製品を投入し、話題沸騰中のアップル。中でも根強いファンを持つ新型iPad miniには期待の声が高まっています。ここでは、“中級”Apple信者の筆者が、新しいiPad miniやAirPods、iMacは「買い」か否かについて考察します。

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文/平井敦貴

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3月18日に発表された新しいiPad mini。Apple Pencilが使えるなど、ファン待望のアップデートとなっています。
こんにちは、LEON.JPの平井です。今回は久々にAppleの話題をお伝えしたいと思います。

3月18日、19日、20日と、異例の3日連続で新製品をリリースしたAppleですが、中でも根強いファンを持つiPad miniは約3年半ぶりのアップデートとなり、Apple Pencilが使えたりディスプレイが一新されたりと、魅力的なスペックアップが話題となっています。
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AirPodsの耳から垂れ下がるデザインも、今やアイコニックなファッションアイテムに。
また、Apple純正のワイヤレスイヤホン「AirPods」も初代の登場から約2年半ぶりにアップデート。本体のスペックアップの他、ワイヤレス充電に対応したケースなど新たなモデルも投入され、気になっている方も多いのではないでしょうか。
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プロセッサをアップデートし、従来の約2倍のパフォーマンスを誇る新しいiMac。21.5インチ(左)と27インチ(右)
そして何の前触れもなく発表された新しい「iMac」は、21.5インチ、27インチともに従来の約2倍のパフォーマンスを誇るスペックアップで登場。プロユースにも耐えられるので、動画編集や音楽制作などクリエイティブな作業をする方には嬉しいアップデートとなっています。

ということでここでは、そんな新しいApple製品群は「買い」か否か、【中級Apple信者】を自称する筆者が考察していきたいと思います。
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今回のアップデートでiPadのラインナップは5種類に。

5種類のiPad、買うならどれ?

まず最初に考察していくのはiPadシリーズ。今回登場となったのは「iPad mini(7.9インチ)」と「iPad Air(10.5インチ)」です。昨年発売された「iPad Pro(12.9インチ、11インチ)」「iPad(第6世代、9.7インチ)」と合わせて、iPadは現在5種のサイズでの展開となっています。
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iPadシリーズの一覧。Wi-FiモデルとWi-Fi+セルラーモデルで料金が異なります。
まずはじめにiPadシリーズをおさらい。現在、iPadは「Pro」かそれ以外かの2つに大別できます。

「iPad Pro」シリーズは、コネクタにUSB-Cを採用しているため拡張性が高いこと、顔認証でロックを解除するFaceIDの採用、Apple Pencilの第2世代が使えることが大きな特徴です。

それ以外のiPadシリーズは、従来通りのLightning端子となり、指紋認証タイプのTouch IDを採用、Apple Pencilは第1世代となります。

サイズは大きいものから順に「iPad Pro(12.9インチ)」、「iPad Pro(11インチ)」、「iPad Air(10.5インチ)」、
「iPad(9.7インチ)」、「iPad mini(7.9インチ)」となります。特に、中間の3つはサイズが近いので購入に悩むところかもしれません。

では、そんな中でこれらの新しいiPadは果たして買うべきなのか? これまでiPadシリーズを歴代7台買ってきた筆者の独断と偏見で評価をしてみたいと思います。
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iPad Pro11インチと同等のことができるようになった「iPad Air」だが…。

iPad Pro11インチと第6世代iPadに挟まれ、中途半端な印象に。

iPad Air【評価:B】

まずはじめにお断りをしておくと、実機を触っていないのであくまでスペックなどの情報からの評価となります。それでもiPad Pro(11インチ)とiPad(9.7インチ)の間に挟まれた新しいiPad Airの10.5インチという中途半端なサイズは、なかなか存在感を発揮しにくいところではないでしょうか。

iPad Pro(11インチ)よりも3万5000円安い(Wi-Fiモデル比)のは魅力的ですが、それよりさらに1万7000円ほど安いiPad(9.7インチ)が下に控えているため、値段での差別化も難しく、どうしてもコレを買わなくてはいけない理由が見つかりません。

「Smart Keyboard」と「Apple Pencil」が使えるので、iPad Proと同様PCライクな使い方ができるのは嬉しい反面、そこまでガッツリ使う予定だとしたらiPad Pro(できれば12.9インチ)を選んだ方が無難ではあります。

何より筆者の経験上、Face IDに慣れてしまうとTouch IDはその精度の低さにイライラしてしまうことがザラにあります。今後のiPhoneシリーズがFace IDに統一されていくことを考えると、長い目でみてTouch IDの機種は避けておいた方が良いかもしれません。
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スペックアップとApple Pencilに対応した新しいiPad mini。

メモ帳やカーナビ代わりに。ちょい使いに最適なminiシリーズ。

iPad mini【評価:A】

続いては新しいiPad miniです。こちらの評価は「A」となります。何よりこのサイズ感は他のものに代え難く、どこにでも持ち運べる手軽さがその最大のメリットです。

さらに今回のスペックアップでディスプレイ画質の向上とApple Pencilが使えるようになり、「メモ帳サイズなのにメモ帳として使えない」という、これまでの弱点も克服。またSmart Keyboardこそ使えませんが、そもそもこの画面サイズではキーボードを使うシーンも少ないので問題ないと考えられます。

Face IDではなくTouch IDなのはやや残念なところですが、Proシリーズとの価格差(Wi-Fiモデル比:4万4000円安)を考えれば仕方のないところかもしれません。

iPad miniシリーズはちょい使いに本当に便利で、メモ帳やカーナビの代わりに、またドローンの操縦コントローラーなど「大は小を兼ねない」シーンで大活躍します。重さも厚めの文庫本程度(300g)なので、カバンの中に入れてもズシリとしません。(他のiPadは結構ズッシリします)

移動が多く、iPhoneの画面サイズでは物足りなさを感じている方には、このminiシリーズはぜひオススメです。
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続いてはAirPodsを評価してみたいと思います。ちなみに筆者は現行のAirPodsを使用していて大満足をしていますが、新しいAirPodsに買い替えるか否かを考察していきます。
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Siriに対応し、ワイヤレス充電ケースも新たに登場した新しいAirPods。

旧型ユーザーも嬉しいワイヤレス充電ケースだけの販売も。

AirPods【評価:A】

今回のAirPodsが進化したのは主に機能面です。新しいチップにより通話可能時間が50%長くなり、ハンズフリーの“Hey Siri”が使えるようにもなりました。そして待ち望んでいたワイヤレス充電ケースの登場が主なトピックとなります。

ただ、新機能の“Hey Siri”と声をかけるだけで音声コマンドが使えるのは確かに便利かもしれませんが、旧モデルでもイヤホンをトントンと2回叩けばSiriを起動させることができたので、革新的な機能ではなく感じられます。また、通話可能時間が50%伸びたのも確かに素晴らしいのですが、AirPodsで長時間通話をする方は少ないと思うので、これも個人的には買い替えの理由には(今のところ)なっていません。

ですが、同時に発表されたワイヤレス充電ケースだけは「買い」と断言できるアイテムです。

個人的にですが、AirPodsには充電の残量がわかりづらいという欠点がありました。iPhoneなどの近くで充電ケースを開くとイヤホンとケースの残りの充電パーセントが表示されるのですが、いちいち確認をするのも煩わしく、気づけば充電が切れていることがしばしば…。

そしてケースの充電をするにはLightningケーブルにつなぐ必要があり、それもまた一手間に…。チャージャーに置いておくだけで充電ができるワイヤレス充電ケースは、まさに現ユーザーが待ち望んでいたアイテムでした。オフィスの机や玄関先など、いつもの場所に「置くだけ充電」ができれば、これまでの突然の充電切れから解放されることとなります。

AirPods自体は文句なしのアイテムなので、もしまだお持ちでない方は、これを機にワイヤレス充電ケース付きのモデルを購入されることをオススメいたします。
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最後にiMacのご紹介です。これは新生活でPCを新たに買う方にはぜひオススメです。
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Mac初心者も問題なし!これ一台で数年は戦えます!

iMac【評価:A】

みなさん普段使っているPCはWindowsでしょうか、Macでしょうか。それとも普段、PCはほとんど使っていないでしょうか。

そのいずれの方にもオススメなのが今回のiMacです。

サイズは21.5インチと27インチの2種類で展開されていますが、多くの方には21.5インチで事足りると思います。ちなみに、ディスプレイの解像度は21.5インチが4K、27インチは5Kの画質で、画面に近づいて見てもドットがほとんど見えないくらい綺麗です。仕事で使うのもプライベートで使うのも、ディスプレイの綺麗さは作業効率に直結するため、デスクトップPCの購入で悩んでいる方はiMacを買っておけばまず間違いはないでしょう。WindowsからMacに乗り換えたユーザーも、最初は「わかりづらい」と言っていた方でも、三日もすればほぼ不満はなく使えるようになります。やはりiPhone同様、UIが優れているのがAppleのAppleたる所以です。

もちろんiPhoneやiPadなどのApple製品との親和性も高く、例えばiMacでコピーしたテキストが、何もしなくてもそのままiPhoneでペーストできるなど、魔法のようなことがいとも簡単に行えます。iTunesも標準でインストールされているのでiPhoneやiPadのバックアップもスムーズですし、同じく標準でインストールされている「写真」アプリもiPhoneの写真を一括でバックアップ管理してくれます。ちなみに今後、AppleはMacのOSとiOSを統合する計画を立てているという噂なので、iPhoneユーザーは早めにMacに移行した方が幸せになれるかもしれません。

もともと、値段のわりに高スペックが「売り」のiMacですが、さらに今回はプロセッサが新しくなることで従来比で約2倍のパフォーマンスとなるそう。

新生活でPCを迷っている方や、iPhoneの写真がいっぱいになって困っている方、自宅で共用のPCを探している方などはこのiMacをぜひオススメしたいと思います。

私もこのうちのいくつかは購入の候補に立てていますので、ぜひみなさんのApple選びの参考に!

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