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2021.11.12

浅草のゲートホテル14階に、知る人ぞ知る絶景バーがあった!

いまも昭和が色濃く残る、東京の中の観光地らしい観光地ナンバーワン、浅草。意外に女子が喜ぶグルメも充実でデートにも使えるんです。今回はそんな浅草で見つけた眺望最高の絶景バー(ただし利用者制限アリ)をご紹介。

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文/森本 泉(LEON.JP)

こんにちは、LEON.JPのモリモトです。
東京人にとって昔ながらの観光地と言えば一番に思い浮かぶのが浅草です。JRも通らない駅だからこそ、大規模な駅前再開発にも遭わず、昭和の趣を今も残した街並みがそこかしこに残っていて、特にオヤジには心地いい。意外にお洒落な店も多くて女子ウケも悪くありません。

ここ数年、老舗っぽい店で美味い飯を食べて、裏通りをぶらついて、その後によく立ち寄っていたのが浅草雷門の斜め向かいにあるザ・ゲートホテル雷門の13階にあるレストラン&バーでした。
▲ 14階の宿泊者専用「B bar」。
こちら2012年、東京スカイツリーと同じ年に誕生した不動産会社のヒューリックが運営するザ・ゲートホテルの第1号店で、さり気なくビルに入った今どきな作りですが、エレベーターで13階のロビー階に直行すると、そこにレストラン&バーがあるのです。

その眺めが最高で、エレベーターを降りると、まず目の前に巨大なツリーがドカ~ンと現れます。バーに入れば、ときに禍々しくも艶めかしく色づく巨大タワーを肴に、不思議な酔いどれ時間が楽しめるので、結構お気に入りなのでした。
ところが、先日、ふとしたことからこちらのホテルには、他にも宿泊者専用のもっとお洒落なバーがあると聞き、何!? と驚きつつ、これは行かねばならんと、ゲートホテルさんにお願いしてその特別なバーを見せていただくことに。

件のバーがあるのは14階。つまりビルの最上階。このフロアに部屋はなく、バーと屋上テラス(こちらも宿泊者専用)があるのみ。14階へは客用のエレベーターは通っておらず、13階から階段で上がります。この入り口がまた秘密めいていていいのですよ。趣のある木を貼った階段を登っていくと、ありました。こちら「B bar」です。
▲ 13階のバー&レストランとは変わって、こちら「B bar」は思い切り暗い。そこがいいですね。
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カウンターの6席のみ。オーソドックスにしてミニマルな実に潔いバーです。6つの席はすべて窓を向いており、目の前には、おお! スカイツリーが13階のバーよりも数段の存在感で、客を睥睨(へいげい)するように聳え立っています。

13階は基本がレストランなので席は四方を向いていますが、ここは全員がツリーにご挨拶しながらお酒をいただくレギュレーション(笑)。ホテルができたのが2012年の8月。その3カ月前の5月に東京スカイツリーが開業となったそうで、つまりこのバーは最初からツリー仕様として誕生したというわけです。
このホテルをデザインしたのは日本を代表するインテリアデザイナーの内田繁氏。氏はすでに5年前に他界されましたが、お元気な時はこのバーにも良く訪れて、絶景を望みながらの一杯を楽しんでいらっしゃったとか。
▲ カウンターに座って前を見るとこんな感じ。
そしてもう一つ、バーを特徴づけるのがカウンターに向かって右側、窓から見える外側のテラス外壁に映し出される光のアート。こちらも内田繁氏の代表作のひとつで、水のゆらぎや水紋をライトアップさせた「ダンシングウォーター」というインスタレーション作品。

実はホテル1階のエントランスにも同じ趣向で壁に水がたゆたう映像が映されており、こちらと対になって客の目を楽しませてくれるのです。
▲ こちらは1階入り口の「ダンシングウォーター」。
スカイツリーの瞬く光と、内田氏のアートの揺らぐ光。その光の饗宴に囲まれながらのバー空間……、なんと贅沢なことよ。内田氏は生前「デザインとは、人間の暮らしを豊かにするもの」と仰っていましたが、彼女とふたり訪れれば、余計な会話などなくても、そこにいるだけで豊かな時間を楽しむことができるというものです。
▲ バーテンダーの杉渕 聡さん。
そしてこのバーを仕切っているのがバーテンダーの杉渕 聡さん。六本木でバーテン修業をしたのち、ホテルの開業と同時にこちらのマスターとして迎えられ、以来このバーを守ってきました。六本木時代の店には、LEONの創刊編集長Kさんもよく訪れていたそうで、ちょい不良(ワル)の扱いにも慣れています(笑)。

ではドライ・マティーニを一杯作っていただきましょう。流れるような作業で美しいカクテルが完成です。空きっ腹でいただくと五臓六腑に染み渡りますなぁ(しみじみ)。
▲ 正統派ドライマティーニです。ボンドじゃないのでウオッカベースでもシェイクでもありません。
小さいバーですがお酒のメニューはホテルのバックヤードと直結しているため実に豊富。ワインリストも驚くほどの種類を意外にリーズナブルな価格で揃えています。グラスのシャンパンには「Mumm(マム)」を。人気のクラフトジン「季の美」もいただけます。

場所柄、コロナ前は海外のお客様も多かったようで。杉渕さんによれば、彼らは良くも悪くもバーを楽しむ術を知っていると。酒を楽しみ会話を楽しむ陽気なお客様が多い。それに比べて日本人はまだ緊張している方が多いとか。もちろん特別な場所として楽しむのもありだけれど、もっと気軽に使っていただければとのこと。まぁ、LEON読者はその辺りは心配ご無用でしょうが。
ご利用は宿泊者オンリーとはいえ、これだけの魅力的なバーですから、知ってしまった以上、ないことにはできません。どうか皆さまもお見知りおきいただき、ここぞの時にご利用くださいませ。

営業時間は17時から24時。季節によっては外のテラスでビール、なんて楽しみ方もよろしいかと。ちなみに13階のレストラン&バーは宿泊者に対してのみ24時間営業なので、飲み足りない方、お腹を空かせた方はそちらも便利ですぞ。
▲ Classyというタイプの部屋。ひとりで泊まるのがもったいないほど広いです。
で。今回はせっかくなので、部屋にも一泊させていただきました。泊まったのはClassyというタイプのキングベッドの部屋(37㎡)。こちらも窓からスカイツリーが眺められる絶好の眺望です。キングサイズのベッドは英国王室御用達のスランバーランド社製の特注で、硬めの寝心地が好みにぴったり。L字型にソファを配した応接スペースはゆったりとして使い勝手も良く、そしてこのホテルで唯一、バーカウンターも備えており、まさに飲兵衛仕様の部屋なのです!
▲ 壁やドア、じゅうたん、ソファなど色の組み合わせはアース系で揃えられていて落ち着きます。
シックな内装は濃いグレーの壁に渋いグリーンのじゅうたん。ベッドの枕元上の壁にはマリメッコのテキスタイルデザインも手掛ける鈴木マサル氏によるファブリックを用いたアートパネルが飾られているなど、センスの良さが光ります。モダンでありながらしっとりと落ち着きのある空間は居心地よく、飲み疲れた身体にも十分な安らぎと寛ぎを与えてくれます。
▲ こちらがテキスタイルデザイナー、鈴木マサル氏の作品。それぞれの部屋のイメージに合った作品が掛けられているとのこと。
コロナ禍では都内に住む人が週末にあえて都内のホテルに宿泊してホテルステイを楽しむトレンドもありましたが、ここは東京の中でももっとも観光地らしい街、浅草。都内への旅のつもりで観光も含めて街を楽しむ拠点に使うにもぴったりなホテルです。その節はぜひ「B bar」を訪れてみてくださいね。

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