2018.09.24
これぞ世界の最前線! ドバイの名バーテンダーが作る驚きの「和」カクテル
先日、アンダーズ 東京の「ルーフトップ バー」に「Zuma Dubai」の名バーテンダー、ジミー バラット氏が来日。日本の食材にインスピレーションを得た彼の驚くべきカクテルをいただいてきました。
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文/森本 泉(LEON.JP)
思うに居酒屋文化で酒を覚えてきた我々日本人にとって、酒というのはモノを食べながら楽しむものという思いが強いのじゃないでしょうか。晩酌にしてもそう。まずは料理があって、その味を引き立てる酒が選ばれる。それはそれで正しいのだけれど、酒の楽しみ方はひとつじゃありませんよね。
酒そのものを楽しみ、酒をつなぎ役にして人との会話を楽しむ、それが欧米のバー文化でしょう。日本ではバー文化がいまひとつ定着しないと言われてきましたが、それも前述の居酒屋文化の影響がかなり強いのじゃないかと思ってみたり。
とはいえ最近は、東京にも面白いバーがあちらこちらに出来ているし、食前に軽く酒を楽しむアペリティフの習慣もようやく注目されつつあるようです。
LEON的にはバーは女性との会話を楽しむ場所としてずっとご提案し続けているわけですが、思うにバーが女性も楽しめる場所であるためには、単に軽くて飲みやすいカクテルを揃えるだけでなく、バーにもっとエンタテインメント要素が必要なんじゃないかと思います。
もちろん男としては彼女とふたりきりでしっぽりと会話を楽しむという使い方も悪くないのですが、例えばアペ使いするなら、もっと軽やかに楽しみたい。そんな時に必要なのは暗くて静かなバーよりも、適度な明るさと喧騒、そして何より、魅力的なカクテルを作り出すバーテンダーの存在がキモになるのじゃないでしょうか。
ドバイから来た世界的名バーテンダーが注目したのは「和」の味覚
彼はドバイで大人気の日本食ダイニング「Zuma Dubai」のバーテンダーを務め、こちらの店で多い日は1日800杯以上のカクテルを作っているといいます。「Zuma Dubai」は2017年の「The World’s 100 Best Bars」にも選ばれた名店。彼自身も「ワールドクラス2012」の世界大会で準優勝という経歴をもち、特にミクソロジー(フルーツや野菜、ハーブなどを使った新しいスタイルのカクテル)のスペシャリストとして世界的に高い評価を受けている注目のバーテンダーです。
そのジミー氏が、先日来日。アンダーズ 東京52階の「ルーフトップ バー」で3日間にわたって、オリジナルカクテルを提供し、話題を呼びました。
この特別なイベントの直前、幸運にもジミー氏のカクテルを味わうことができました。彼の独創的でエンタテインメント性に富んだ魅力的なカクテルをいただくと、これぞ日本のバーにはない魅力だなと感じました。
和三盆に海苔のエキス、そば茶シロップまで登場
「ジャパニーズ バタンガ」。エラデゥーラ プラタ テキーラ、自家製コーラシロップ、塩、ソーダ、ポッピングキャンディー、ライム。アメリカ西海岸で大人気のテキーラカクテル。テキーラとコーラの風味が不思議なマッチング。
「ラモス サン」。ジン、柚子、北海道産パンナコッタ、柚子ジュース、ライム、桜ウォーター、ソーダ。パンナコッタのカクテルって(笑)。見た目ヘビーですが味は意外に爽やか。ラモスさんって誰?
「虎ノ門 ブールバール」。ジェントルマンジャック(バーボン)、苺&バジル インフューズ アペロール、柚子 インフューズ ドラン ブラン グレープフルーツビターズ。ヨーロッパで大人気のアペロールを使ったふくよかなカクテル。
「ジャパニーズ バタンガ」。エラデゥーラ プラタ テキーラ、自家製コーラシロップ、塩、ソーダ、ポッピングキャンディー、ライム。アメリカ西海岸で大人気のテキーラカクテル。テキーラとコーラの風味が不思議なマッチング。
「ラモス サン」。ジン、柚子、北海道産パンナコッタ、柚子ジュース、ライム、桜ウォーター、ソーダ。パンナコッタのカクテルって(笑)。見た目ヘビーですが味は意外に爽やか。ラモスさんって誰?
「虎ノ門 ブールバール」。ジェントルマンジャック(バーボン)、苺&バジル インフューズ アペロール、柚子 インフューズ ドラン ブラン グレープフルーツビターズ。ヨーロッパで大人気のアペロールを使ったふくよかなカクテル。
「アンダーズ オールドファッション」。ウッドフォード リザーブ ウイスキー、梨、和三盆、ノリティンクチャ― ビターズ(海苔のエキス)。見た目シンプルなカクテルですが和三盆の上品な甘さと海苔のエキスのほのかな塩気が独創的。
「リンチバーグ ブレックファースト」。ジャックダニエル シングルバレル ウイスキー、国産ワッフルシロップ、そば茶シロップ、ミント。単なるミント・ジュレップじゃございません。そば茶シロップでほのかなお茶の香りが。
「ジャパニーズ パロマ」。エラデゥーラ プラタ テキーラ、柚子&ハイビスカス コーディアル、ヒマラヤ ピンクソルト、ソーダ。飲みやすいけれど、なんとも複雑な味覚が残ります。
「アンダーズ オールドファッション」。ウッドフォード リザーブ ウイスキー、梨、和三盆、ノリティンクチャ― ビターズ(海苔のエキス)。見た目シンプルなカクテルですが和三盆の上品な甘さと海苔のエキスのほのかな塩気が独創的。
「リンチバーグ ブレックファースト」。ジャックダニエル シングルバレル ウイスキー、国産ワッフルシロップ、そば茶シロップ、ミント。単なるミント・ジュレップじゃございません。そば茶シロップでほのかなお茶の香りが。
「ジャパニーズ パロマ」。エラデゥーラ プラタ テキーラ、柚子&ハイビスカス コーディアル、ヒマラヤ ピンクソルト、ソーダ。飲みやすいけれど、なんとも複雑な味覚が残ります。
都内でも最高の眺望を誇るこちらのバー。空気も澄んで東京の夜景が美しくなってきた秋の夜に彼女と立ち寄って、カクテルの新しい可能性を感じさせる驚きの体験をぜひ楽しんでくださいませ。
◆ ルーフトップ バー
住所/東京都港区虎ノ門 1-23-4 アンダーズ 東京52階
営業時間/17:00~25:00(L.O. 24:30)
URL/andaztokyodining.com
予約・問い合わせ/03-6830-7739(受付時間 9:00~21:00)
予約専用メールアドレス/tokyo.restaurant@andaz.com
※カクテルの価格は各2200円。他に15%のサービス料と消費税がかかります。