2018.06.03

あの俳優もポルシェで参戦したレースって?

先日イタリアで行われたクラシックカーレース「ミッレ ミリア」を観戦してきました。まるで街をあげたお祭りなこのレース。意外な思いが込められていました。

CREDIT :

文/遠藤加奈(LEON)

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こんにちは、遠藤です。2年前に憧れのル・マンクラシックに行くことができ、今年はついにミッレ ミリアを現地で見ることができました! これは時計担当冥利に尽きます。

まずはミッレ ミリアのおさらいを。
ミッレ ミリアとは1927年から1957年まで開催されていたレースで、イタリアのブレシア(ミラノから1時間くらいの街)をスタートし、ローマまで行きブレシアに戻ってくるという1000マイルを走るレースです。1957年に大事故があり、政府から中止を宣告されましたが、1977年にタイムトライアル方式のクラシックカーレースとして復活しました。参加できる車は、1927年から1957年のレースに参加したことがある実車かその同型の車のみに限られており、イタリアの田舎町をクラシックカーが走る様子は、世界でもっとも美しいレースとして讃えられています。
男性陣はもちろん、おばあちゃんから子供まで、みんなカメラやスマホを片手に、名車と記念撮影。例年、この時期は雨が降ることが多いそうですが、今年のスタート日は晴れでした!
男性陣はもちろん、おばあちゃんから子供まで、みんなカメラやスマホを片手に、名車と記念撮影。例年、この時期は雨が降ることが多いそうですが、今年のスタート日は晴れでした!
そんなレースをウォッチメゾンでありジュエラーでもあるショパールがスポンサードをしており、今年はパートナーシップを開始してから祝30年の、記念イヤーでした。
ショイフレさん曰く、30年前先代であるお父さんに、「ミッレ ミリアというレースがあって、それをスポンサードしたい」と言ったときは、なかなか受けいれてもらえなかったそう。ですが、説得をし今や30年。本当にこのブランドは美しいものに対するこだわりが半端ないと思います。
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前方は1955年製のマセラティ 300 Spider Fantuzzi。後ろはW198として知られる1955年製のメルセデス 300SLクーペ。昔の車は車体がこんなに小さかったのか、と今更ながら驚きます。現代のスーパーカーを買うのとはまた違う、真に余裕のある方のみが享受できる贅沢のなかの贅沢ですね。憧れてしまいます。
前方は1955年製のマセラティ 300 Spider Fantuzzi。後ろはW198として知られる1955年製のメルセデス 300SLクーペ。昔の車は車体がこんなに小さかったのか、と今更ながら驚きます。現代のスーパーカーを買うのとはまた違う、真に余裕のある方のみが享受できる贅沢のなかの贅沢ですね。憧れてしまいます。
古いものを守ることはクラシックカーもこのレースも、時計製作にもあてはまり、それを守り続けていくことは本当に大変だと思います。きっと新しいものを開発する方が、ずっと簡単で安価だったりすることもあるでしょう。ですが、美しいものを受け継いでいくというショパールの理念こそが美しく、真のラグジュアリーではないでしょうか。先日、ショパールは自社の全ウォッチ&ジュエリーに100%エシカルゴールドを使用すると宣言しました。エシカルゴールドとは、劣悪な環境で採掘されたゴールドではなく、きちんとトレースでき健全な環境で採掘されたゴールドのこと。
開催日はブレシアの街はお祭り状態。当然、街の中心部の道路は封鎖され、一般車は入れません。イタリアの古い街並みとクラシックカーって本当に絵になります。
開催日はブレシアの街はお祭り状態。当然、街の中心部の道路は封鎖され、一般車は入れません。イタリアの古い街並みとクラシックカーって本当に絵になります。
きらびやかな世界は裏を返すと真っ黒なんてこともあったりしますが、ショパールのラグジュアリーは上辺だけのラグジュアリーではなく、本当に内側から美しさを放つブランド。これこそ持続可能な取り組みであり、受け継いでいくという理念に合致します。どうです?ショパールってすごいですよね。グループに属さず、ファミリー企業であるということも、より強いメッセージを打ち出せる理由かもしれないです。
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女性ドライバーもちらほら。マニュアルの運転が苦手な私は、夢のまた夢。まずはコドラになるのが夢です!
女性ドライバーもちらほら。マニュアルの運転が苦手な私は、夢のまた夢。まずはコドラになるのが夢です!
こちらのドライバーがショパールの共同社長、カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏。そしてコドラは元F1ドライバーのジャッキー・イクス。お気に入りの1957年製ポルシェ550スパイダー。
こちらのドライバーがショパールの共同社長、カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏。そしてコドラは元F1ドライバーのジャッキー・イクス。ポルシェ博物館から借り受けた1956年製ポルシェ550AスパイダーRS。
300番のポルシェ 3のハンドルを握るのは共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏でお隣はお嬢さん! 家族の絆を感じますね。動画の20秒くらいに登場する356のドライバー、誰かわかりますか? なんと今年は俳優のエイドリアン・ブロディが参戦! まさに映画のなかの世界です。

日本人も5〜6組参戦されていて、ついつい応援しちゃいました。いつかはレースに出たい!という決意を胸に帰国!

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