2018.05.11
とにかく美味い! からあげの聖地&とり天発祥の店へ
連休を利用して新緑美しい五月晴れの大分県へ――。由布院や別府温泉も最高でしたが、やっぱり食! 本場のからあげと、とり天を堪能してまいりましたよ。
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文/近藤高史(LEON)

ここ数年、九州にご縁があり、毎年のように一県、また一県とお邪魔させていただいておりまして。
九州は地の力が強いのか、食べものが美味しい!ゆえに大好きな土地。そんな九州は大分(オートポリスサーキットは毎年お邪魔していますが)に行ってまいりました。
新緑まぶしいこの季節。神社やお城、海や川が、それはキラキラと美しく。仕事とはいえリフレッシュできましたが、大満足だったのがやはり食べもの。地元グルメが大好きで、LEONの旅ページ担当としてはなるべく地の物をいただくようにしています。
で、大分県といえば関アジ、関サバ、城下カレイに代表される海産物。そして、忘れてはいけないのが――“からあげ”。“鳥から”大好きなワタクシ(って、み~んな好きですよね)、「からあげの聖地」と呼ばれる中津市に初上陸!
中津城を中心に広がる市内には、何店舗も専門店がありました。からあげ供給量世界一でギネス認定も受けている中津からあげ。その中からテイクアウト専門の「からいち」さんにお邪魔しまして、名将・黒田如水が築城した中津城のほとりでパクリ。
ふっくらジューシーで、秘伝のにんにくしょうゆ味が最高にマッチ。いやぁ美味しい! 一人前なんてあっという間にペロリ。おまけに買った軟骨揚げもぺろり。クルマでなければビールが欲しかった……。

そのとり天発祥の店として知られる「東洋軒」さんにお邪魔しました。創業大正15年。天皇の料理番もつとめた料理人が大分初のレストランをオープンさせたのが始まりだそう。
お店に着くと、昼どきではなかったにもかかわらず入り口にはちょっとした列が。人気店ぶりがうかがえます。で、さっそく注文して待つこと数分。目の前にとり天が! かぼすしょうゆ、からし、柚子胡椒などなどの調味料の中から、ワタクシは塩と胡椒を混ぜてお口の中に。すると、外はカリッ、中はジューシーでふ~んわりとしたアツアツのとり天が‼
ウワサとたがわぬ美味さに感動すら覚えるほど。カリッ、サクッ、ジュワ~の繰り返しであっという間に完食でした。
赤や青や緑や様々な温泉が湧き出す様は圧巻。さすがに90度以上という湯温で入ることはできませんが、見るだけで十分に楽しかったです。毎月、連載企画で日本中の温泉にお邪魔していますが、入るだけでなく見て楽しめる別府温泉はデートに最高のスポットと思いました!


泊食分離スタイル、つまり夕朝食ナシでゲストの過ごしたいようにのんびりできるお宿で13室あるお部屋はすべて離れスタイル。広い内風呂も中庭の露天ももちろんかけ流しの温泉が24時間、楽しめました。
そんなすべてを大堪能の大分ミニトリップ。温泉とグルメと景色という、最高のモテる要素が三拍子揃って貴兄の訪問を待っていますよ。