2017.11.22

妄想、宮廷晩餐会へようこそ

クリスマスシーズンの「迎賓館赤坂離宮」特別参観に備えて、ひと足先に見学し
てきました。世界各国の国賓を招く場にふさわしい壮麗な装飾や意匠をレポート。

CREDIT :

文/菅 礼子(LEON)

迎賓館赤坂離宮
気がつけば師走も直前……!一年あっという間ですね。
さて、先日、クリスマスシーズンの12月22日〜24日、特別参観があるということで、ひと足先に四ッ谷にある「迎賓館赤坂離宮」にお邪魔してきました。「迎賓館赤坂離宮」と言えば、1909年に完成し、元々は昭和天皇などが一時期お住まいになった場所です。先日来日されたアメリカのトランプ大統領はじめ、世界各国の国賓を招く場として知られています。普段はなかなか入れないこの館の中を拝見できるということで、さっそく行ってきました。
迎賓館赤坂離宮 内観
正面玄関を入ると賓客の方々が中央階段から2階に向かう際に見えるのが朝日の絵です。朝日でお迎えし、帰る際は夕日で見送りをするということで、反対側には夕日の絵があるという仕組み。
迎賓館赤坂離宮 内観
こちら、中央上に見えるのが夕日の絵です。
迎賓館赤坂離宮 内観
迎賓館赤坂離宮 内観
正面玄関から2階へ上がると「花鳥の間」へ。その名前は天井に描かれた花や鳥、壁に飾られた七宝焼きなどに由来します。この部屋は主に国公主催の晩餐会や首脳会談が開かれる場という事でとっても華やかです。七宝焼は七宝作家として名高い濤川惣助によるもの。
迎賓館赤坂離宮 内観
迎賓館赤坂離宮 内観
こちらは「羽衣の間」です。天井にある絵は、日本の謡曲「羽衣」の中にある一説を描いたと言われています。この部屋に3基あるシャンデリアは迎賓館赤坂離宮にあるものの中で最も大きく豪華なんです。クリスタルガラスを中心に、約7000個ものパーツを組み合わせたもので、使われている電球は84個にも及ぶんだとか。シャンデリアの装飾には仮面など、舞踏会にふさわしいモチーフが散りばめられています。
迎賓館赤坂離宮 内観
こちらは「彩鸞の間」です。室内の装飾は19世紀、ナポレオン1世帝政時代を中心に、フランスで流行した様式になっています。金箔張りが施された鎧兜の装飾が華やか!

お見せしたのは一部ですが、12月22日〜24日の特別参観にぜひ足を運んでくださいませ!当日直接来館すれば見られるとの事です。

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