2017.11.13

デートの行き先に困ったら、小江戸・川越へ!

文/吉田奈緒子(LEON.jp)
池袋六ツ又交差点を起点に、埼玉県・川越市まで伸びる国道254号線、川越街道。板橋区も貫くこの街道沿いで暴走族の爆音を子守唄に育った私ですが、愛着ある幹線道路の終着点、“小江戸”として名高い川越にはいつか行ってみたいと思いつつ、時は流れて数十年……。
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川越城の城下町として栄え、江戸情緒をいまに残す町並みをひと目見るべく、秋晴れの日曜日、ようやく訪れることができました。
 
東武東上線で、実家の最寄駅ときわ台から川越市駅まで約50分。ターミナル駅の池袋からですと、急行で行けば乗り換えなしで約40分という利便性の良さです。休日は混むことを予想し、あえてクルマで行くことは避けて午前9時半に現地に到着しました(案の定、お昼頃から目抜き通りは渋滞していましたね)。
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午前中は、まだ人もまばら。今回の目的地、蔵通りに入ると……なんて空が広いんでしょう!周辺に高い建物はなく、電線は地中に収まって抜け感は抜群。当時の臨場感をたっぷり味わうことができます。
江戸幕府の大老・老中が多く着任した川越藩の御用を代々勤めたという老舗のお菓子屋さん「亀屋」をはじめ、耐火建築としての重厚さが外観からも伝わってきます。
裏に入ると、菓子屋横丁なる和菓子屋さんが軒を連ねる小径や、江戸と川越を舟運で結んでいた新河岸川が。この辺りは上流域のせいか川幅が狭く、のんびりとした光景が広がっていました。てくてく散歩するにはもってこいです。
「可愛い!」と、女性の歓声が上がりそうな小さな雑貨屋さん「はるりKinumo」や昔懐かしの駄菓子屋さんも。珈琲屋さんなどもあり、味のある木造建築を生かした店構えに惹かれて、思わず足を踏み入れてしまいます。
また、店先の巨大なトートバッグに引き寄せられるかのようにお客さんが吸い込まれていく帆布バッグ専門店「日乃本帆布」を発見。山形県米沢市の工房で作られている帆布のバッグはメンズ・ウィメンズともに種類豊富に陳列されていました。ナイロン素材やレザーとは違う、どこか温かみのある質感のバッグ。お店は「時の鐘」の向かい側にありますので、ぜひ一度お手に取ってみてください。
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昼時になると、なんだか香ばしい香りが…。その正体は、うなぎの蒲焼! 江戸時代、この辺りの河川では天然うなぎがたくさん獲れて名店がいくつも生まれたようで、老舗と思われる店前にはすでに大勢の人が並んでいました。この日、私が食べたのは「居食屋とりせい」の釜めし定食。うなぎと、川越のもう1つの名物、さつまいもがのった釜めしを堪能して外に出てみると、あちこちのお店でフードの店頭販売が行われ、長蛇の列が……。
コチラでは、堂々と食べ歩きを楽しめるようです。午前に比べると、予想どおり裏通りも表通りも多くの人で賑わっていました。なかには、和装でデートを楽しむカップルも。満喫していますね! すがすがしい秋のデートの行き先として、ご検討してみてはいかがでしょうか?

●小江戸川越観光協会

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