フラメンコの“聖地”が新宿で復活！

八木です。思い起こせば学生時代は用有る毎に新宿に通う日々でした。（ホスト通いじゃないですよ）

最近は商業施設が建つなどで景観が大きく変わりつつありますが、渋谷にも池袋にもない、若者と大人、そして酸いも甘いもが混沌としているあの独特な街が好きなんです。

そんな新宿、聖地と呼ぶようなスポットもたくさんありますよね。しかし、私は知りませんでした。そんないろんな個性やドラマをひとくくりに抱きとめてくれる愛すべきこの街が、まさか「フラメンコ」の聖地だったなんて！

場所は「グリル満点星」などが入る、伊勢丹会館。ここは49年間の長い歴史に幕を閉じたフラメンコの聖地「エルフラメンコ」があったのです。

かつてその当時は、本国スペインから招聘したスペイン人アーティストの歌や舞いにに惚れ込んだフラメンコファンをはじめ沢山の女優・文化人も足繁く通い詰めたのだそうな。

そんな「エルフラメンコ」が昨年「タブラオ・フラメンコ・ガルロチ」として、情熱的なフラメンコを観賞しながら食事を楽しめるショーレストランとして再び幕を開けたとの情報が。

こちらでは約3か月ごとに、マドリード・バルセロナ・アンダルシアと様々な土地から様々なアーティストを招聘。不定期ながらもトップアーティストによる約2週間限定のスペシャルショーも予定するなど、力の入れようも伝わるステージ構成なんですね。関係者に聞けば「本国に観光で行って観るよりもイイモノ観れますよ」のだとか…それ、ほんまでっか？！

席は、演者の熱量を一番感じることができるステージ真ん前で！

ショーが始まりました。歌・ギター・踊りが即興で音楽を紡いでいく芸術と言われているフラメンコ。アコースティックギターに絡まる男女の歌声と、踊るタップの力強い足音。人生の豊かさや険しさを表現するほとばしる熱量がビシバシ伝わってくるショーは、思わずコブシを握る程のパワーが炸裂。会場もステージを盛り上げる「オーレ！」というかけ声が絶え間なく、「ここって日本だっけ？」と思わせる異国の臨場感がたっぷり味わえました！

ちなみに観賞しながら味わえるスパニッシュ料理もコースで味わえます。イベリコ豚のソテー、これがまたシェリー酒が進むんですよね〜。

新宿でしか味わえないスパニッシュで刺激的な大人の空間、夏の終わりにカップルで楽しんでみては？