2017.07.07

鱧に若鮎、夏の京都を味わうならココ

文/webLEON 岸澤美希
皆さま、すっかり蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。web LEONの岸澤です。
今日は七夕ですね。毎年七夕は天気が崩れがちなので、今夜の天気も心配ですが…。今年の織姫と彦星は無事に天の川を渡れることを祈ります。

さて、夏には夏の味覚を!ということで、先日京都に行ってまいりました。タイトルの通り、鱧と若鮎を求めて。四季がはっきりしていると言われる日本だからこそ、その季節ごとの味覚を旬の時期をハズすことなく味わいたいものですよね。

鱧も鮎も都内で食べられる食材ですが、やっぱり関西で食べるほうが美味。ここ数年夏になると、京都は河原町にある「割烹 由兵衛」に伺っています。

このお店はお料理の味はもちろんのこと、素晴らしいのは女将さんをはじめとするスタッフのお人柄の良さ。ホッとする空間なので何度でも訪れたくなるのです。
null
つきだしは、鱧の子(卵)と若い里芋。鱧の卵は甘みがあって美味〜
お待ちかねの鱧の落としは、うだるように暑い夏の京都で暑気あたり気味になったとしてもペロリ。そしてお酒がすすみます。
null
null
今回は器を切子で揃えてくださいました。器や箸置きにまで気を遣ってくれるのが嬉しいトコロ。
ここでもう一方のお目当の若鮎が登場。桶から跳ねて飛び出すほどの活きの良さ。
null
ブレるくらいの勢いで泳ぎ回っていました。
まずは塩焼きでこのように。先ほどの様子を思い出すと少々罪悪感があるものの、頂きます(合掌)。
null
追加で若鮎のせごしも注文。「臭みがないのは水のいいところで獲った鮎だからですよ〜」と話してくれたのは女将さん。頭と尾も生で食すのが通だそうですが、天ぷらにもしてもらえます(ちなみに頭は氷頭に近い食感)。
null
最後は、鱧しゃぶで、シメにはにゅうめんと雑炊を。鱧の骨と頭からとった出汁はなんとも幸せな気分になるお味。
null
お座敷・テーブル・カウンターと席の選べるコチラは、観光の際はもちろん、出張にも接待にも使える一軒。7月はちょうど祇園祭なので京都市内は賑やかムードです。
ちなみに、8月6日までは京都国立近代美術館でヴァン・クリーフ&アーペルの展示「技を極める」も開催中なのでこちらも見逃せませんよ(実は今回京都を訪れた目的はコチラの展示でした)。

おまけに。夏の祇園に訪れたなら「鍵善良房」のくずきりでひと休みも良いかと。小説家の水上勉さんを始め、数々の文人・著名人に愛され続ける名店です。
null
水上さんは「くずきりは京の味の王者だと思う」と大絶賛して、二日酔いの朝に好んで食したそう。
あれよと言う間に鱧と若鮎の旬も過ぎてしまいますから、この機会を逃さず味わってみてください。
それでは皆さま、良い週末を。

■由兵衛

住所/京都府京都市 下京区西石垣通四条下ル斉藤町118
営業時間/12:00〜15:00、17:00〜23:00
予約・お問い合わせ/☎︎075-351-1053

■鍵善良房 四条本店

住所/京都府京都市東山区祇園町北側264
営業時間/9:00〜18:00
予約・お問い合わせ/☎︎075-561-1818

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        鱧に若鮎、夏の京都を味わうならココ | 編集記 | LEON レオン オフィシャルWebサイト