2020.11.27
ダリの世界観を落とし込んだ!? まるでアート! なアフタヌーンティー
特集を頑張った自分へのご褒美にアフタヌーンティーを。そんな時に見つけたのが「メズム東京、オートグラフ コレクション」でいただける、アートなスイーツとモクテルのペアリングが斬新な『アフタヌーン・エキシビジョン』。実際に行ってみたところ、語りどころ満載だったのでご紹介を!
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文/赤松いづみ(LEON)
11月号のデート特集、12月号のスーツ特集、そして1月号のお花特集と、怒涛の特集ラッシュを無事終えました。と言いながらも目の前には次の特集の準備がチラ見え……ですが一旦それは見ないフリをして、頑張った自分に何かご褒美をあげることに。
とりあえず、甘いものをたくさん食べたい! けれどもスウィーツビュッフェはこのご時勢的になんとなく気が引ける……。そう思った私は、テーブル上で完結する、けれどもお腹いっぱい食べられそう!なアフタヌーンティーをリサーチ。
で、見つけたのが、今年の4月に開業したホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」にていただけるアートなアフタヌーンティー。アーティストのアトリエがコンセプトのバー&ラウンジ『ウィスク』にて展開中とのことで、1日15食限定の文言にも惹かれた私は急いで予約。そして次の日、ランチを限りなく控えめにして、GO!
先述しましたが『ウィスク』はアーティストのアトリエがコンセプトで、今回私が選んだのは、ずばり『アフタヌーン・エキシビジョン』。著名な絵画の世界観を落とし込んだ、名前の通り、まさに芸術的なメニューです。で、今回はスペインの画家サルバドール・ダリの代表作「記憶の固執」の世界観を反映した『メモリー(Memory)』をいただけるとのこと! ワクワク!
最初にスコーンとペアリングモクテルが登場〜。
一般的なアフタヌーンティーは、3段くらいのプレートにお菓子が乗ったものがドンと運ばれてきますが、こちらでは、3段階に分けて、コースのように提供され、その都度ペアリングされたモクテルをいただきます。
赤色は甘酸っぱいストロベリーで、白色は濃厚なマスカルポーネのソースでした!
あっという間に一皿目を平らげ、二皿目へ。こちらが今回、ダリの代表作『記憶の固執』をモチーフにした一皿&モクテルとのこと。
その下にあるのが、ダリの故郷であるクレウス半島が位置するカタルーニャ地方の郷土菓子『クレマカタラーナ』のクリームをたっぷり使ったチョコレートロールケーキ。ボーリューム満点ですが、クリームの甘さが控えめでもりもり食べちゃえます。
左の赤色のお菓子は、ラズベリーソースを使ったマカロン。ダリの思想の中心にあったシュルレアリスム理論を表した硬さと柔らかさを、硬いマカロンラスク、それを柔らかく包むラズベリーソースで表現したそう。口の中でプチっと弾けて溢れる甘酸っぱいラズベリーソース、サクサクしたマカロンは、体験したことのない食感でひと口ひと口が楽しい!
で、左下に見えているのは、パートフィロというパリパリとした香ばしいお菓子。アーモンドを使ったクリームをサンドして焼き上げた一品で、作品の中央に眠っている、長い睫毛が特徴の、通称「怪物」をモチーフにしたそう。作品を見ながらむしゃむしゃ。
ひとつひとつに込められた意味が面白くて、食べつつ、ダリの作品を調べつつ、しているとあっという間に完食……。あぁあんなにたくさんあったのに……。
美味しくてワクワクするアフタヌーンエキシビジョンはこれにて終了。語りどころがてんこ盛りなので、デートにも大オススメ。甘いもの好き、そして、アート好きなあのコを誘って、行ってみてはいかがでしょう?
(予習はお忘れなく。けどウンチクは語り過ぎ注意、ですよ!)
■ メズム東京、オートグラフコレクション バー&ラウンジ「ウィスク」
住所/東京都港区海岸1丁目10-30 16F
営業時間/10:00~26:30(L.O)
※11月28日(土)~12月17日(木)の期間は10:00~21:30(L.O)に短縮して営業
※アフタヌーン・エキシビジョンの提供時間は平日14:00〜16:00(L.O)
URL/www.mesm.jp/restaurant/whisk.html
TEL/03-5777-1111
予約/www.tablecheck.com/shops/mesm-tokyo-whisk/reserve
※アフタヌーン・エキシビジョンは2日前の22:00までの要予約
料金/3900円(税・サ別)。平日1日15食限定。
開催期間/2月28日(日)まで。