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2017.05.17

BMW523dを1700km走らせてわかった最新運転支援システムの実力

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
LEON.jp編集長の前田です。

ここ数年、実家に帰る際や出張時など、各自動車メーカーさんから試乗車をお借りしてはロングドライブのインプレッションをさせていただいています。

というわけで今回のゴールデンウィークにお借りしたのはBMW523d Luxury。
BMWとして最新の運転支援システムを搭載しているディーゼルターボモデルです。
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これが今回お借りしたBMW523d Luxury。龍神温泉に向かう道路で。心地の良いワインディングの続く良いルートでした〜。写真の背景に写るのは果物の無料販売所。地産の甘夏やらポンカンやらが一個、もしくは袋で100円!
今回走ったのは東京から実家のある伊勢までの、圏央道〜東名〜第二東名〜伊勢湾岸道〜伊勢自動車道ルートをつないだ片道450km。

さらに伊勢の実家を拠点に、尾鷲〜熊野大社から龍神温泉を経由して高野山、高野山から奈良県橋本〜吉野へまわった300km。

その他もろもろを合わせると、往復走距離1630kmになりました。

驚いたのは運転支援システムの優秀さ。
ここ2〜3年はロングドライブ時にお借りしているのは極力運転支援システム搭載モデルなのですが、僕としては一番使いやすかったですね、正直。

運転支援システムというのは自動運転システムではない(少なくとも現状大半のメーカーは自動運転につながる技術の一部を使った、運転をサポートする技術と定義してます)わけですから、運転する側が求めるサポートができるかできないかによってもユーザーの評価は変わるはず。

BMW523d Luxuryはその感覚的なところがとってもしっくりきたんです。
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ボタン右上から時計回りに/クルーズコントロール設定スイッチ/速度調整ダイヤル/速度リミッター設定スイッチ/前方車間距離調整スイッチ/クルーズコントロール解除スイッチ/レーンアシスト設定スイッチ
その証拠にこの都合1600kmを僕は正味4日間で走り、特に伊勢〜東京間往復900kmはともにたった一回ずつのトイレ休憩をとったくらいで、まったくのノンストップ。

しかも行きはお招きいただいたパーティのため、自宅のある八王子から三浦半島の突端まで走り、5時間のパーティに参加した後の450km。帰りはゴールデンウィークのど真ん中ということもあり、幾つかの渋滞の中のドライブでした。

それでも休憩せずに、しかも余裕で走り続けられたのは運転支援システムのおかげであることは明らか!
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左●この状態が運転支援システム稼働状態の一般的なグラフィック。車速、走行区分、車間を車がアシストしてくれている状態です。
中●前方に車を認識すると、車のグラフィックが現れます。
右●で、自動運転だぜ!っとハンドルから手を離して横着な態度でいると、グラッフィク上のハンドルがイエローになり、ハンドルに手を戻すことを促されます。

詳細は改めて記事にします(予定)が、わかりやすく項目にすると、、、

1)操作系が全て左グリップ位置にまとめられていて、目線を動かさなくていい → 試乗車と言っても、どこに何のスイッチがあるかわかりやすいというのは、運転に集中できるという点でとても大切だと思います。

2)
設定した速度へのエンジンの反応がとてもリニアで、通常の速度調整レベルなら、まるでアクセルペダルが左親指にあるようにレスポンスしてくれる → 下のACCの機能と合わせて、ものすご〜くリラックスして運転できます。

3)ストップ&ゴー機能つきのアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)のおかげで、渋滞中のノロノロ運転、完全停止から加速までを車がアシストしてくれる → 僕は音楽を聴いて、周りの景色を見てましたね。

4)ステアリング&レーン・コントロール・アシスト機能が長時間の前方集中から解放してくれる → よそ見をしていていいという意味じゃなく、ずっと一点に目線を集中させることにより起こる集中力の低下や眠気を防いでくれます。これが一番ありがたい!
で、先にも書いた通り、最も大切なのは全ての運転サポートが感覚的にマッチしていること。

例えば、前車追従の際の加速も、自分がアクセルを踏んだときに近い加速だとイライラしませんよね。正直、レスポンスの遅い車だと割り込まれちゃったりもしますし。
車間距離も同様で、ただ安全のためだけではなく、実情に沿った車間距離(=広すぎるとやっぱりどんどん割り込まれます…)をさらに速度に応じて可変させるなんてことは、人間はそれを当たり前にやっていますが、これも感覚は人によって違いますよね。

これらの挙動や動作が自分の感覚にとても近かったおかげで、運転ストレスはもちろん、運転支援に対するストレスもなかった!と。
さらに
ディーゼルターボエンジンは大きなトルクを低回転で発生させながらも、柔らかい加速でまるでガソリンエンジンのようななめらかだったことにもびっくり。しかも全体平均燃費が脅威の19.7km/L。これにも驚かされましたね〜(法定速度を徹底遵守したら、どれくらい走るのやら)。

なんだかベタ誉めみたいになっちゃいましたが、今後ますます各メーカーがしのぎを削って技術開発がされていくだろう運転支援システムに関しては、あらためて他メーカーさんの車両ともロングドライブを実施して、ユーザー目線でインプレッションしていきますので、お楽しみに。
文/LEON.jp編集長兼LEONブランディングマネージャー 前田陽一郎

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