アイウエア特集以外でも登場する場面が増えた淡色レンズですが、実はこれまではブランドサイドにお願いをして、「このフレームのこのレンズを入れてください」ってな具合に、LEONの撮影用に淡色メガネをつくってもらうことも少なくなかったんです。当然みなさまもオーダーできるもの、ということが前提ですが、世の中にないカラーリングをLEONのオリジナルでご提案してきたというわけですね。
が、しかし、今シーズンははじめから淡色レンズを搭載したモデルが多数リリースされておるのですよ。そんな春の最旬アイウエア展示会から、アイウエア担当としての目線とちょっぴりの偏見を交えながら、気になる淡色をピックアップしてまいりましたので、こちらでちょい先だしのご紹介をさせていただきますね。
トップバッターは「フォーナインズ・フィールサン」。オプティカルラインに追いつけ追い越せ!な勢いで絶好調のフィールサン。こちらはLEON5月号でもご紹介したケーブルテンプルモデルですが、ほどよい透け感のオリジナルレンズと、クラシックなのに掛けやすいチタンをらせん構造にした縄手テンプルが特徴です。特にオススメは手前の大振りボストンシェイプ。
今期の「オリバーピープルズ」の淡色レンズは、ブルーが主力。一番上のクリアグレーフレームは彼らの得意とするカラーでもあるので、かぶり知らずなうえ涼し気な目元になれます。これは個人的にも狙っているので、売り切れる前に買わないと(虎視眈々)。
この辺は好きなオヤジさんが多いんじゃないでしょうかね〜、「トムフォード」です。2シーズン前くらいから徐々にリリースされ始めたトムフォードの淡色ですが、もともとクラシックな形が多いので、レトロ感とリッチ感どっちも欲しいという方には賢いセレクトと言えます。
こちらは「トレミーフォーティエイト」ですね。サングラスラインは毎期そんなに多くないブランドですが、彼ららしい“見せる職人技”はサングラスにしても当然格好いい。クリアフレームから彫金ブロウを透けさせた新作は、有害な可視光線を約92%もカットするプロビデンスレンズを搭載(特許)。本当はアメリカ国内向けにデザインされたものですが、今季は日本でも発売されるそうなので、要チェックです。
メガネ担当としてぜひ掛けこなしてみたい!という願望をこめてお送りするのは、珍しいパープルの淡色レンズ。「オブジェ」の大阪店よりエントリーのこちらは、アクセサリー要素も強い一本なので、白Tシャツに首に引っ掛けたり、グラスコードでネックレス感覚でつけてもお洒落に使えそう♪
う〜む、どの淡色レンズにするかで悩めるなんて、担当としては嬉しい限りです。ここにご紹介した新作は春先から徐々にリリースされていくものなので、ぜひチェックしてみてくださいませ。桜前線の次は淡色前線、キテます!
文/LEON 市村広平