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2019.12.25

次期オリンピック種目!? Kendamaという新しいスポーツの熱波に飲まれた日

子供の頃にオモチャとして遊んだけん玉は、いまや押しも押されもせぬストリートスポーツ“Kendama”として世界を席巻中です。12月7日に東京で開催された世界選手権「CATCH&FLOW」にて、熱〜いバトルを目撃しました!

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文/吉田奈緒子(LEON.JP)

こんにちは、LEON.JPの吉田です。

あと数日で、新年の幕開けですね! 2020年に向けて、心機一転、新たな目標を掲げている方もいらっしゃることかと。おそらく、私にとって来年のハイライトは夏のオリンピックに違いありません(ゴルフとサッカーの観戦が今から楽しみで……)! 早くも来年夏の祭典に浮き足立っているわけですが、先日、これまで知らなかったスポーツと出会いまして。今後、日本でもブレイクしそうなその種目についてレポートいたします!
12月7日に開催された、けん玉の世界選手権「CATCH&FLOW」の優勝者から第3位の選手に授与されたトロフィー。
スケートボードやBMXレースに代表される“ストリートスポーツ”。この2種目は2020年の東京五輪で初めてオリンピック種目に採用されるなど、ますます注目度が高まっているわけですが、そんななか、ここ日本でオモチャとして馴染み深い“けん玉”がストリートスポーツとして認知され始めていることをご存知でしょうか。世界的にはプロのけん玉プレーヤーが活躍しているほど、エンタメ性が高い競技として知られているそうです。
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その世界選手権「CATCH & FLOW」が、12月7日に渋谷のナイトクラブHARLEMで開催されると聞きつけ、会場に行ってまいりました! そもそも1on1のバトル形式の競技を目の前で観ること自体が初体験でしたが、年々、人気上昇中の大会だけあり、決勝トーナメントではステージ前に多くのお客さんたちが詰めかけて熱気ムンムン!  

スポーツ観戦といったら、サッカーやテニスといったメジャー球技ばかりだった私にとって、何もかもが新鮮です。
ストリート感みなぎるMCのアナウンスとともに、予選を勝ち抜いた16人の猛者たちがステージに登場し、いよいよ熱いバトルがスタート! 日本の若い選手たちが、大会2連覇中のディフェンディングチャンピオン、アメリカ出身のBONZ選手を倒すことができるかどうか、が見所のひとつでしたが、驚いたのは、まだ小学生と思しき選手と大人の選手がまったく同等に闘う大会であったこと。

45秒×2回の間に、選手同士がフリースタイルで技をいかに繰り出せるかが勝負の分かれ目となりますが、年齢や実績によるハンディキャップなどの適用は一切なし、なんですね!
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で、対決するふたりの選手は、技のキレや美しさ(CLEAN)・創造性(CREATIVITY)・構成力(COMBO)・流れ(FLOW)・総合力(OVERALL)を評価する5人のジャッジによって優劣をつけられ、3つ以上の評価を獲得した選手が勝ち上がる、という方式。キメ時にきちんとキメられた(けん先にビシッと玉を収めた)時、けん玉の大皿・中皿・小皿をフルに使ってダイナミックに技を展開させた時などは歓声が上がり、素人の私でも1on1のバトルを楽しむことができた次第です。
決勝の舞台で華麗な技を披露するCHIBA選手。
2014年に始まり6回目を迎えた本大会ですが、3連覇を狙っていた25歳のBONZ選手が注目株の小学生・CHIBA選手と準々決勝で対戦し、なんと敗退するという波乱の展開。そして決勝戦では、そのCHIBA選手と多彩な技の持ち主・NAKAJIMA選手が対決し、ほぼ互角の勝負を見せました。

判定を2対2と分かちながら、最後の総合力(OVERALL)で優勝をもぎ取ったのは……NAKAJIMA選手でした! なんというドラマティックな結末! 白熱のファイナル、大会初の日本人チャンピオン誕生に、会場が大いに沸いたのは言うまでもありません。
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「CATCH&FLOW」を成功に導いているのは、選手層の広がりや多くのスポンサーのサポートだけではありません。けん玉をストリートスポーツ、カルチャー、ファッションの“Kendama”として確立し、その価値をもっと押し上げるべく、精力的な活動をしている団体「KROM(クロム)」の存在も外せない。

2010年に、デンマーク・コペンハーゲンで設立され、同会社名を冠したお洒落なけん玉は本国をはじめ世界各地で人気になったそう。同大会にもジャッジや出場選手として関わるなど、日本やアメリカ、ヨーロッパでけん玉の魅力を発信し続けています。
そんな「KROM」が生み出すけん玉の高級ライン。子供時代にけん玉で遊んだ記憶のある方なら、その洗練されたデザインやマホガニーなどの高級木材の質感に驚かれるはず! 

私も木の温かな質感を楽しみながら、時々自宅でいじっております。部屋の片隅に置くだけでもかわいい! ご興味のある方は、ぜひ下記のURLを覗いてみてくださいませ。

■ KROM オンラインショップ

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