本場のBBQ料理「プルドポーク」のこと、知っていますか？

こんにちは、LEON.JPの吉田です。
 
ようやく梅雨の出口が見えてきましたが、夏の食べ物の代表格といえば、BBQ! カーッと照りつける太陽の下、海辺や川辺でカブリつく焼きたてお肉の味はサイコーですよね。ここ日本では、薪や炭で焼くBBQのお肉は短時間でサッと焼き上げるスタイルが定着していますが、本場アメリカでは塊肉を低温で長時間かけて調理するのが主流。なかでも、ここ数年で人気なのが「プルドポーク」と呼ばれるBBQ料理なんです。

発祥は植民地時代の17世紀までさかのぼり、ノースカロライナ州をはじめとするアメリカ南部の郷土料理として発展したコチラ。材料は豚の脂身の少ない肩肉で、スパイスのすり込みに約半日、燻製器で焼くのに約半日と、丸一日かけて作り上げるだけに、完成後はフォークでpull［プル］、むしれるくらい柔らかく、ソースは何も要らないほどしっかりとお肉の旨味を味わえます。

その新鮮な美味しさにかなり衝撃を受けたわけですが、これまで、ここ日本でプルドポークが広まらなかった理由は、あまりにもかかる手間ひまにありました。それでも、プルドポークに魅せられた料理人がポツリポツリと現れ始め、少数ではありますが、この至極のお肉を食べられるレストランが存在します。そのうちの１軒が、JR吉祥寺駅北口から徒歩6分の井の頭通り沿いにある「Fatz’s The Sanfranciscan（ファッツ・ザ・サンフランシスカン）」です。

ノースカロライナ出身のオーナー、レヴィン氏（写真右）にとって、プルドポークは子供時代に喜んで食べた“おばあちゃんの味”。その感動を日本にも伝えるべく、ヘッド・シェフの浅賀氏（写真左）と協力しながら、さまざまなプルドポーク・メニューを提供しています。

オススメは、塊肉を丸ごとを楽しめるコース（１人税別4000円／4人以上で2日前までに要予約）。出来立てほやほやを味わえるのはもちろん、ミニハンバーガーやタコスとして、存分にプルドポークを満喫できますよ!

バーベキューソースにはお酢ベースのもの（写真右）も用意されるので、お肉そのものを味わう際でもいろいろと味変できて楽しい。そして、プルドポークのメニューはどれも、クラフトビールと相性バッチリなんですよね〜!

ちなみに、美味しいだけでなく、ヘルシーかつ食べやすいプルドポークの可能性には洋風ソースメーカー「ハインツ日本」も着目しており、プルドポークにぴったりの業務用BBQソースや調理済みの冷凍プルドポークを大きく展開。今後はサンドイッチなどのカフェフードとしても徐々にお目にかかる機会が増えそうですよ。

肉好きの方、まずはぜひ、レストランで本場仕込みの味をご堪能くださいませ!