2019.06.13

美味しい豪州クイーンズランドを召し上がれ!

オーストラリア大陸の4分の1を占めるクイーンズランド州を旅してきました。その美しいパノラマで知られる土地に、思いがけない美食体験が待っていました。

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文・写真・地図/秋山 都 取材協力/クイーンズランド州政府観光局

ユニークなカルチャーが発達したオーストラリア

オーストラリアはもちろん英語圏ですが、その英語には独特な発音や用法があるようです。
たとえば、aをaiと発音する人が多いことはご存知でしょう。
オージー同士の挨拶はGood day, Mate! (グッダイ、マイ)だし
「Today's paper(今日の新聞)」はトゥダイズ・パイパーと発音します。

ほかにも、語尾にyやieをつけることが多く、たとえばポテトチップはchippy、スクラッチ式の宝くじはscratchy(スクラッチ―)、朝食はbrekkie(ブレッキー)、親友(best friend)はbesty(べスティ)になります。
ではここでクイズ。

Chuck a sickie(チャカ スィッキー)とはどんな意味でしょう?
用法としてはこんな感じです。

学校の先生: Is Miyako here today?
クラスメート: Miyako’s  chucked  a sickie.

おわかりですか?
正解は、「仮病を使う」「ズル休み」。chuckはtakeで、sickieはsickの意味だそうですが、なぜシンプルに病気ではなく仮病になるのか、理由はよくわかりません。

ほかにもThank you はTa(タ)だし、Thong(ソン)といえばアメリカではTバックの下着ですが、オーストラリアではビーサンのこと。こんな風にユニークなカルチャーが発達しているオーストラリアですもの、その食文化も独特なものが多く残されているはず。ならば日本にないものが食べたい! ということで、今回は豪州クイーンズランド州で食い倒れてきました。

申し遅れましたが、わたしは1日の大半を食べることと、食べるものについて考えている食欲オリエンテッドなLEON.JP食いしん坊担当、秋山 都です。
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豪州クイーンズランドはこんなトコロ

クイーンズランド州はオーストラリアに7つある州のうち、2番目に大きく、国土のおよそ4分の1を占めている州。グレートバリアリーフを擁していることで知られ、ケアンズもハネムーナーに人気のロマンティックなデスティネーションです。州都はブリスベン。日本からは成田⇔ブリスベンの直行便が毎日飛んでいるので、アクセスの良さも魅力です。

ところがこのクイーンズランド、あまりに風光明媚なせいか、パノラマばかりが声高に取りざたされることが多い。実は豊かな土壌で栽培されるオレンジなどのフルーツや、感度の高い農園がオーガニックで栽培する野菜やハーブの数々、またフレッシュなシーフードなど美食ネタにも事欠かない土地柄なのでした。
ゴールドコーストのレストランRick Shoresで食べたモートンベイ・バグ バーガー。
ブリスベン、Wホテル内のレストラン「Three Blue Ducks」で食べたモートンベイ・バグ。
たとえばモートンベイ・バグ。BUG(虫)という名前にはドキッとしますが、日本で言うならウチワエビ。伊勢海老にも似たナッティな白身の美味しい甲殻類です。これは地元のモートン湾の名産で、まさにクイーンランドのシーフードを代表する美味。上のハンバーガー、モートンベイ・バグのフライとサウザンアイランドソースとの相性も抜群で忘れられない美味しさだったなぁ。東京にあったら流行りそうです。
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インスタ映えしそうな青いカフェラテが飲めるのはゴールドコーストの有名カフェ「Bam Bam Bakehouse」。
ハイカロリーだけどやめられない、エッグベネディクト。上と同じく「Bam Bam Bakehouse」にて。
朝食のクオリティの高さにも毎回驚かされました。もちろん、牛乳、バター、チーズ、パンの小麦、卵、野菜など食材のほとんどがクイーンズランド産。フード・マイレージ(産地と消費地の距離)が小さいということは、環境にやさしいということですが、品質の担保にもつながるわけで。その自給率の高さはうらやましい限りですね。

10年ほど前、シドニーの有名シェフが日本に上陸した際、「世界でいちばんおいしい朝食」と評判になりましたが、この辺りのカフェで朝食を食べると、どれもが「世界でいちばんおいしい朝食」なんじゃないのかなと思えるほど。
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800種もの野菜、ハーブ、フルーツをオーガニックで栽培し、近隣の有名レストランへ卸しているThe Falls Farm
野菜のみならず肉も自分たちで繁殖、肥育しているリゾート「Spicers Hidden Vale」。
フード・マイレージが小さいといえば、Paddock to Table(放牧場から食卓へ)を標ぼうするリゾート「Spicers Hidden Vale」はある種の衝撃を受けました。いままでもFarm to Table(農園から食卓へ)をスローガンにする自家農園を持つレストランで何度となく食事をしてきましたが、こちらは野菜のみならず肉も自分たちで世話をして育てているのだとか。仔豚ちゃんたち、可愛かったけれど、食べてしまうんだなぁ。罪深い私たち。
クラフトジンの蒸溜所「Granddad Jack's」にてジントニック。
もちろん食べているだけではなく、美酒のチェックにも余念がありません。こちらはゴールドコースト近くの小さな蒸留所で造られているクラフトジン。ジンにはボタニカルが必須ですが、クイーンズランド原産のレモンマートルが使用され、華やかで繊細な香りでした。こうしてジュニパーベリー(ネズの実)を浮かべるアイデア、いいですね。

以上、豪州クイーンズランドの美味ハイライトでした。オーストラリアは南半球にあるので季節はこれから冬に向かうところ。梅雨や暑い夏に嫌気がさしたら直行便でクイーンズランドへ。思いもがけぬユニークな美食体験が待っているはずです。

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