2019.06.10
世界のセレブが夢中! 豪華小型クルーザーによる船旅っていくらかかるの?
船旅は時間がかかるからこそ贅沢。最近世界のセレブ達に人気なのはスモールラグジュアリーホテルのような小型豪華クルーズ船による旅。停泊中のフランス籍PONANT(ポナン)社の豪華客船、ル・ソレアル号に乗船してみました。
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文/森本 泉(LEON.JP)

皆さん、船旅はお好きでしょうか? 世界のスーパーリッチが最後にたどり着くのがスーパーヨットと呼ばれるプライベートクルーザーだと言います。誰のものでもない広大な海を我が庭として専有する船旅は確かに究極の贅沢と言えるかもしれません。
どんな高級車も、プライベートジェットも、所詮、移動手段に過ぎませんが、クルーザーはそこで暮らせる拠点。いわば世界中に移動別荘を持つようなものです。某ロシアの億万長者は巨大ヨットで世界の海を周遊しながら、必要な時だけヨットからプライベートジェットで仕事にでかけるといいます。

まさに動く別荘と呼ぶにふさわしいこれらの船で、地中海はもとより、カリブ海から南アフリカ沿岸、オセアニア、ミクロネシア、南極、北極といった極地まで、世界中の海を巡る旅を提供しているのです。

元々はフランス海軍出身の船乗りだった創業者の意思で、船乗りの楽しみ方を体現した船を作ることを考え、船は大きくしすぎない、カジノはいらない、操舵室は面白い所だから大きくしようなど、好奇心を刺激するさまざまな工夫が凝らされています。そしてそんな冒険の旅に赴くにも、あくまでラグジュアリーに、というのがPONANT(ポナン)社のクルーズの面目躍如たるところ。
プールの周囲はデッキになっていて日光浴も楽しめる。
シアターでは乗客全員が一度に座れる席を用意。
メインラウンジ。ドリンクの他にアフタヌーンティーやカナッペなど軽食を提供している。
バー。プールやデッキを眺めながらゆったりと過ごせる。
マシンが並んだフィットネスルーム。
船内はブティックもある。さすがにマリンボーダーのカットソーが充実!
プールの周囲はデッキになっていて日光浴も楽しめる。
シアターでは乗客全員が一度に座れる席を用意。
メインラウンジ。ドリンクの他にアフタヌーンティーやカナッペなど軽食を提供している。
バー。プールやデッキを眺めながらゆったりと過ごせる。
マシンが並んだフィットネスルーム。
船内はブティックもある。さすがにマリンボーダーのカットソーが充実!

料理はアラン・デュカスが運営する「デュカス・コンセイル」とタッグを組んだもので、フランス料理をメインにしながらも、客の好みや状況に合わせて臨機応変なメニュー対応もしてくれるそう。ワインセラーをのぞくと、趣味の良いセレクトで各国のワインがびっしり。
そんな優雅な海の上の別荘暮らしを楽しみながら、極地までも行けてしまう耐氷船であるというのが、この船のすごいところ。船内には「ゾディアック」と呼ばれるゴムボートを積み、これを使って目的地のすぐ近くまで客を届けます。こちらフランス軍が上陸強襲艇として開発したガチの軍用ボートゆえ、安全性も抜群。まさに日常と非日常が紙一重でセットになっている旅なのです。
そこまでは厳しいという方に、最初のPONANT(ポナン)体験としてオススメなのは、地中海クルーズ。イタリアまで飛行機で飛んで、ベニスから1週間のクルーズを楽しむなら、3000ユーロ代のチケットもあるそう。語学に自信のある方は、ぜひ挑戦して、ヨーロッパのラグジュアリークルーズ生活を堪能してみてくださいませ。