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2019.05.15

写真が一眼カメラ並に!? iPhoneを「デジカメ」にするガジェット2選

iPhone XSのカメラをさらにパワーアップさせるガジェット「PICTAR ONE MarkⅡ」と「SNAP! Case & Grip」を試してみました!

CREDIT :

文・写真/平井敦貴

検証! iPhoneはデジカメの代わりになるのか?

こんにちは、LEON.JPの平井です。

みなさんは普段、写真を「何」で撮っていますか?

ちなみに私はiPhone XS MAXです。その高画質なカメラはほとんどのシーンをカバーするので、最近ではデジカメの出番がめっきり減ってしまいました。

というわけで今回は、そんなiPhoneのカメラをよりグレードアップさせてくれるガジェット2つをご紹介。うまく使えば一眼カメラ並の写真が撮れるかも!? ということで、皆さんぜひご注目を!
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(1)bitplay「SNAP! Case & Grip」

とにかく撮るのが楽しくなるグリップ&ケース

最初にご紹介するのはこちら、bitplayの「SNAP! Case & Grip」です。bitplayは台湾に本社を置くメーカーで、これまでにもiPhoneやスマートフォン向けのアクセサリーを製造・販売してきました。で、その中でも特に人気となっているのがこちらのSNAP! シリーズなんですね。
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本製品の特徴は何と言ってもそのグリップ。一眼レフやミラーレスカメラのように右手にフィットするようなグリップデザインで、写真撮影をデジカメライクにしてくれます。

さらに注目はそのシャッターボタンで、人差し指がかかる位置にきちんと物理ボタンとして設置されています。
ちなみに、こちらのシャッターボタンはiPhoneとBluetooth接続のため遠隔操作が可能です。グリップから分離させることもできるのでセルフィーや集合写真など使い方の幅が広がります。

また、シャッターボタンの内部にボタン電池が入っているのでiPhone側の電池をムダに消耗させることもありません。よく考えられた設計です。
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さらにグリップの下にはカメラアクセサリーの標準規格である1/4インチのネジ穴があるので、市販の三脚などに接続することが可能です。グリップやシャッターボタンとともにここまで来るとほとんどデジカメと遜色がありません。作り込みがすごいです。
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そしてもう一つのポイントがこちら、レンズ部分。ケース自体がマウントとなっており別売りのレンズを装着することで画角を変えることができます。
こちらが今回購入した別売りのレンズです。このレンズ一本でワイドアングル+マクロ撮影が可能となります。他にもレンズのバリエーションは8種類ほどあるので、グリップ本体が気に入れば次々に追加していけます。
そんなワイドレンズの作例がこちら。風景を撮ってみました。0.68倍の倍率のため、通常倍率(1倍)と比べると魚眼レンズのように地平線がたわんでいます。写真の四隅が若干暗くなる「ケラレ」が見られますが、描写自体はなかなかクリアな印象です。
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ちなみにレンズの装着はねじ込み式で、ワイドレンズを分離させるとマクロレンズになります。
接写ができるマクロレンズは料理写真やミニチュア撮影などで活躍する便利レンズ。いつもと違う写真が撮りたい人におすすめです。

この「SNAP! Case & Grip」、レンズ交換は若干手間ですが、そのグリップとシャッターボタンが手にジャストフィットするのでスナップ撮影をするのが本当に楽しくなります。これまでiPhoneケースはかなりの数を試してきましたが、このケースは唯一無二と言っても過言ではありません。今のところかなり気に入っており、このケースから変える予定はないほどです。

また、デジカメの代わりになるかと言えば、ギリギリなるかというところです。先ほども述べましたが、レンズ交換の手間さえ除けば、グリップやシャッターなどのメカニカルな部分はコンデジ並と言っても良いでしょう。
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ちなみに嬉しい誤算だったのはヨコ持ちがラクになったため動画の視聴がしやすくなったこと。電車の中でYouTubeやNetflixをよく見る方にはこんな使い方もおすすめです。
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(2)miggo「PICTAR ONE MarkⅡ」

3つのホイールで設定をコントロールするプロ仕様!

続いてご紹介するのがこちら、イスラエルでカメラアクセサリーを製造するmiggo(ミゴ)社による「PICTAR ONE MarkⅡ」です。
こちらはケースというよりもアタッチメントに近い構造で、iPhoneを差し込むようして接続します。
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その最大の特徴はグリップ部に配置された3つのホイール。シャッターボタンを囲うようにディスプレイ側に2つ、前面に1つがレイアウトされています。
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ディスプレイ画面側から見るとこんな感じに。iPhoneを差し込むような設計のため、iPhoneの上部半分はむき出しになります。そのため、常用ケースというよりは「しっかり撮影する時用のアタッチメント」といった使用感になります。
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2つのボタン(バックボタン)はアプリ側の設定で機能の割り振りが可能です。デフォルトでは左ボタンはモード切り替え、右ボタンは露出コントロールとなります。
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フロント側のホイールもアプリから設定変更が可能です。デフォルトではズームコントロールとなります。
こちらがアプリの設定画面。撮影モードなどを細かく設定することができます。
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例えば、こちらはiPhoneの標準カメラの標準設定で撮った夜景ですが、「PICTAR ONE MarkⅡ」を使い、撮影モードや設定を変更することで別の雰囲気で撮影することが可能となります。
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例えばISO感度を低く設定し、シャッタースピードを1/4秒とすることで「より暗闇に近い夜」を表現するとこんな感じに。
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先ほどとは趣が異なりますね。

もちろんこの写真とは反対に、「もっと明るく」撮影することも可能です。カメラに詳しい方であれば説明不要かもしれませんが、ISO感度・露出・シャッタースピードなどを任意に設定できるため、この「PICTAR ONE MarkⅡ」を使うことで写真表現の幅がぐっと広がります。

それゆえ、こちらはデジカメの代わりになるかと言えば「イエス」と言えるかもしれません。被写体を見ながらダイヤルを回して設定変更ができるため、一眼レフやミラーレスカメラの撮影に慣れている人であれば、狙った「画」を撮ることができるでしょう。ただし、レンズに関してはもし必要なら別で用意する必要があります。ちなみに本製品もシャッターボタンは別電池によるため本体のバッテリーをムダに消費せず、遠隔操作も可能です。

個人的にですが、この「PICTAR ONE MarkⅡ」はブツ撮りなどしっかり腰を据えて撮影するとき用に、「SNAP! Case & Grip」は普段使いのスナップ用に使用するのが良いと考えています。

スマホのカメラ機能の進化は目覚ましいですが、そんなカメラをさらにアップグレードさせるこれらの製品、いずれもおすすめなのでぜひお試ししてはいかがでしょうか?
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