噂のクラブで大暴れ!? する3日前の心持ち

運動神経の良さだけは自信がありました。学校の成績はフツーでも、駆けっこは誰にも負けない。記憶力は並でも、イチローばりのレーザービームでバックホームできた。なのに、ゴルフは思うように上手くなりません。ゴルフの神様、プロ級の腕前をとは言いませんので、もうちょっとだけ、神様もう少しだけ……。

と、神頼みしても腕前があがらないことはもちろん知っています。ならば、と手を出したのが道具。はい、大人の解決策というやつです。六本木ミッドタウンのすぐそばにある「エクストリームゴルフスタジオ」で、ドライバーをフィッティングすることにしたんです。

ドライバー、それは男のロマン。もしゴルフが飛ばすことだけの競技だったとしたら、いまでもわりと上手い人ランキングの上位に食い込めそうなものですが、悲しいかな、そうじゃない。

アイアンでつないで、アプローチで寄せて、パターで沈める……、分かってます、分かってますってば。私のドライバー、ノーコンなんです。気分屋さんなのですかね、右へ左へ自由自在。魔球じゃないんだからと憤ってしまいますが、現実を受け入れないといけません。

現実を直視した先に見えてきたこと、それは「もしかしたらクラブが自分に合っていないのでは？」でした。はい、喧嘩の理由を相手に求めるダメな奴よろしく、まっすぐ飛ばないのはクラブがイケないからと、クラブを変えることで丸っと解決大作戦を決行したという訳。

「エクストリームスタジオ」の六本木スタジオの素敵すぎる空間で行なった試打は想像していたよりもハードで、何十球打ったかカウントできないほどに。でもこれ、自分に合ったフィッティングを導き出すためにはと〜っても大切なことなんですね。

スイングスピード、クラブの入る角度、スピン量などなど、ありとあらゆるデータを蓄積し、ヘッドの大きさ、ウエイトの位置、シャフトの硬さを決めていくんです。

データはコンピューターが算出してくれますが、フィッテイングは職人さんの腕次第なので、ココンチのようにプロ中のプロに見てもらうことは、試打の量以上に重要になってきます。

今回、最終的に私との相性が最適と算出されたのが、ヘッドが「PXG 0811X」、シャフトが「Tour AD MJ-7x」という組み合わせとなりました。

「クラブ、出来上がりましたよ」の一報を受け取ったのは、フィッティングした日から数週間後のことでした。その時のテンションの高さといったら、郵送を拒否して直接取りに行くほど。本当はその足で打ちっ放し場に行き、ある程度打ち込んでおきたかったのですが、気づけば次のラウンドが3日後。大丈夫か、俺。

というわけで。ニュードライバーで気持ち〜ぃショットを連発することをイメージしつつ、明後日のラウンドを迎えたいと思います。事後レポートは、、結果次第ということで！