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2021.12.11

◼️ 日産「ノート」日本カー・オブ・ザ・イヤー2021戴冠記念

【座談会】 掲載コードすれすれ!? 「モテるクルマ・オブ・ザ・イヤー2021」

日本カー・オブ・ザ・イヤー2021が日産「ノート」に決定!ということで今年もやります、LEON版“COTY”ならぬモテるクルマ・オブ・ザ・イヤー、通称“KOTY”。今年は、どんなモテるクルマがありましたっけ──?

CREDIT :

文/五味康隆

半導体不足問題も何のその、今年も数多くの名車&迷車(!?)が登場。それらのクルマのなかから"モテる"目線で選ぶとどうなるのか。日本を代表するモータージャーナリストたちの本質をズバリ!な"Car of the year"ならぬ"Kuruma of the year"座談会をお届け──。

いきなり愛車自慢で座談会スタート!

ドイツ語でオフローダーを意味する「ゲレンデヴァーゲン」の『G』を 頭文字にするメルセデス・ベンツの人気SUVモデル『Mercedes-Benz G 400 d(メルセデス・ベンツ G 400 d)』。もともとは軍用車両として企画されており、タフな性能とスタイリッシュな見た目が現代モデルでも継承されている。2021年には、よりハイパワーな3リッター直6 ディーゼルを搭載するG 400 dモデルが追加された。
見た目に反して静かなエンジン音
ドイツ語でオフローダーを意味する「ゲレンデヴァーゲン」の『G』を頭文字にするメルセデス・ベンツの人気SUVモデル『Mercedes-Benz G 400 d(メルセデス・ベンツ G 400 d)』。もともとは軍用車両として企画されており、タフな性能とスタイリッシュな見た目が現代モデルでも継承されている。2021年には、よりハイパワーな3リッター直6 ディーゼルを搭載するG 400 dモデルが追加された。

◼️ 五味康隆(Yasutaka Gomi)

そのルックスと耳に残る声でYouTubeチャンネルが大人気。現在の愛車はレクサスLCコンバーチブルなど、なんと5台!

五味 この1年くらいで登場したモデルから、LEONらしく「モテる」というキーワードでクルマを選んでいきましょう。

近藤 モテるという言葉にはいろいろな意味があるから、自由な視点で語ってくださいね。まず1台ずつ挙げてください。

河口 そりゃあメルセデス・ベンツ G 400dですね!

吉田 それって自分が買って乗ってるクルマでは(笑)!?

五味 確かに! でも、ということは、Gクラスを買ってからモテだしたってことですか?

河口 (苦笑)めちゃめちゃモテますよ! 男性女性問わずだけど。「どうなの? イイの?」って必ず聞かれますし、みんな興味を抱いてくる。

近藤 Gクラスの人気が普遍なのか、それとも最新モデルに注目が集まっているんですか?

河口 普遍なんでしょうが、最近は特にだと思いますよ。

五味 多くの芸能人も乗っているし、その影響力はやっぱり大きいですよね。

吉田 Gクラスは、相変わらず芸能人のクルマって感じがする。派手なイメージあるもん。

◼️ 吉田由美(Yumi Yoshida)

LEON.JPでも好評連載中。美人モータージャーナリストといえばこの人! 現在の愛車は納車されたばかりのMINIクーパー。

五味 まなぶさん、モテてるんじゃないですか(笑)。

河口 わからないけど、乗った人は必ず喜びますね。女子高生の娘からも、とても好評です。前に乗っていたGLEのほうが広いんですが、Gクラスのほうが好きだと言ってますよ。

五味 そういえば最近、電動ステップを追加で付けましたよね。あれは、女性をエスコートするためですか!?

近藤 なんと! ステップはやっぱりモテアイテムですか。

五味 そりゃあモテますよ! 僕が乗っていたレンジローバー スポーツにも付けていましたが、とても好評でした。

吉田 ふたりとも下心ありそうで、ヤラしいなぁ(笑)。

河口 助手席に乗った時の視点の高さもいいですし。女性はやっぱりSUVが好きですよね。
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世界中のタフな道で走破力を証明してきたランドクルーザーの最新モデル『Toyota Land cruiser(トヨタ ランドクルーザー)』。トヨタの新世代プラットフォームを採用するなど、すべてを一新。通常モデルのほか、オフロード性能を高めたGRスポーツもラインナップされた。エンジンは3.5リッター V6 ターボと3.3リッター V6 ディーゼルの2タイプを設定。運転支援システムや盗難防止対策の指紋認証スタートスイッチを採用するなどトヨタの最新技術も装備されている。
▲ 試乗でも視線を集めまくり!
世界中のタフな道で走破力を証明してきたランドクルーザーの最新モデル『Toyota Land cruiser(トヨタ ランドクルーザー)』。トヨタの新世代プラットフォームを採用するなど、すべてを一新。通常モデルのほか、オフロード性能を高めたGRスポーツもラインナップされた。エンジンは3.5リッター V6 ターボと3.3リッター V6 ディーゼルの2タイプを設定。運転支援システムや盗難防止対策の指紋認証スタートスイッチを採用するなどトヨタの最新技術も装備されている。
近藤 では紅一点の吉田さんが思う「モテるクルマ」ってズバリ何でしょう?

吉田 う〜ん……ランクルかなぁ。盗まれる率ナンバーワンのクルマだよね。

河口 それって窃盗団にモテてるような……。

一同 爆笑

吉田 いやいや、それだけ誰からもモテるって意味ですよ(笑)。事実、試乗中にとにかく視線を集めたのも印象的です。最新型は顔面力も強くなって存在感も増しましたよね。
『Ferrari ROMA(フェラーリ ローマ)』はV8フェラーリの最新モデルで、これまでとは一線を画す新世代のデザインが独自の存在感を放つ。ドルチェ・ヴィータ(LA NUOVA DOLCE VITA:イタリア語で甘い生活の意)を現代風に盛り込んだエレガントなスタイルが特徴。2+2のシートレイアウトを採用した4シータークーペで、3.9リッター V8 ターボエンジンをフロントミッドに搭載。最高出力620ps、最大トルク760Nmというスペックを誇る。
▲ 上品さも併せもつ最強⁉フェラーリ
Ferrari ROMA(フェラーリ ローマ)』はV8フェラーリの最新モデルで、これまでとは一線を画す新世代のデザインが独自の存在感を放つ。ドルチェ・ヴィータ(LA NUOVA DOLCE VITA:イタリア語で甘い生活の意)を現代風に盛り込んだエレガントなスタイルが特徴。2+2のシートレイアウトを採用した4シータークーペで、3.9リッター V8 ターボエンジンをフロントミッドに搭載。最高出力620ps、最大トルク760Nmというスペックを誇る。
近藤 では五味さんは?

五味 フェラーリ ローマです。フェラーリって、隣に乗った女性からは、期待したほどは良い評価が得られないんですよ。とにかく目立ちすぎちゃうし、個性が強すぎるから……。それでも“とっかかり”としてだけなら最強なブランド力がある。

吉田 まずは注目してもらうという? 釣りのエサみたいじゃない……(笑)。

五味 とっかかりって大事ですから。でもフェラーリのオーナーは、乗る時の服装にも気を遣って乗りこなさなければならないので、そこが難しいとは思います。個性的なフェラーリに対して、ライフスタイルも見合う必要があって、継続的にモテ続けるというのが実に難しい。モテるけど諸刃の剣、というか。

河口 そういう意味では、Gクラスは大概の人が乗りこなせますよね。ただ乗ってるだけでモテるクルマです!

◼️ 河口まなぶ(Manabu Kawaguchi)

当代きっての大人気YouTubeチャンネルを主宰するモータージャーナリスト。愛車はGクラス、911のほかにスバルBRZも。

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吉田 ということは、フェラーリのSUVが出たら無敵ですね。まだ発売は先みたいですが。そのほかでなら、レクサス LCやコルベットも乗っていて注目を集めました。
近藤 五味さんはLCコンバーチブルも所有していますよね?

五味 はい、レクサスは安心ブランドですよ。悪い人はいない……、的なイメージがありませんか? そういう意味では安心とお洒落を両立できるモデル。

河口 レクサスは、ほどほどな存在感がいいですよね。

五味 まなぶさんは、真っ赤なポルシェ 911も買いましたよね。ポルシェはモテますか?

河口 モテます(笑)。911とGクラスは最強コンビ。でもポルシェに女性は思っていたほどは興味がないかも。逆に男性にはもの凄くモテます。

吉田 乗っているクルマは、どんな時にアピールするの?

近藤 あ、それ聞きたい。食事に行った時、これみよがしにテーブルにキーを置いて、とか?

◼️ 近藤高史(Takafumi Kondo)

LEONクルマ担当はCOTY実行委員2期目。最近、アウディTTクーペからポルシェ718ケイマンに乗り換えた2ドア好き。

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やっぱりSUVが一番モテるクルマ⁉

河口 そんなことしませんよ(笑)。でもクルマのキーって、本当に大事ですよね。

五味 それ、わかります。キーを複数個、持っているとクルマが何台もあるってアピールできるし。普段はひとつしか持ち歩かないですが、イザという時には束ねて持って、さり気なく見せることはありますね(笑)。

河口 フェラーリのキーは赤くて派手だしヤラしいよね。

吉田 フェラーリに乗せる女性は特別な人?

五味 そりゃあ特別な人しか乗せないですよ。そもそも、フェラーリって視界は悪いし、エンジン音も静かとはいえないから、逆にもう絶対に嫌がらないような特別な関係の人しか乗せたくないんです。

河口 確かに、派手なフェラーリで家の近所まで迎えにきてもらうのは……って、嫌がる女性が多いイメージですよね。

五味 でも、ローマは今までにない上品さがありますし、乗り心地もかなり改善されているので、これまでのフェラーリにはないモテる要素を備えているんですよね。

河口 あとは色も大事ですよね。僕の911は赤ですが、あれも全然ダメ(笑)。まあ「真っ赤なポルシェ」というネタとして選んだんですけどね。

近藤 非日常を味わえるスーパーカーはLEONとしてはモテると思うのですが、やはりSUVのほうが鉄板ですか?

河口 お金があるなら、スーパーカーとSUVの2台所有が最強ですよ。

五味 誰に、どこまでの深さでモテたいかにもよりますかね。その場限りであればスーパーカーもアリと思う。
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『Audi e-tron GT(アウディ e-tron GT)』は、アウディの電気自動車ブランド「e-tron」の4ドアクーペモデルで高性能ヴァージョンであるRS e-tron GTもラインナップ。ポルシェ タイカンの兄弟車であり、基本コンポーネンツは共有されている。ふたつの電動モーターで駆動する2モーター式4WDで、0-100㎞/h加速はRSモデルで3.3秒という瞬足ぶり。バッテリーは93kWhで、システム電圧は800Vとなる。航続可能距離534㎞は東京~神戸間を走破可能だ。
▲ 静かなスポーツカーは今後人気車種に⁉
『Audi e-tron GT(アウディ e-tron GT)』は、アウディの電気自動車ブランド「e-tron」の4ドアクーペモデルで高性能ヴァージョンであるRS e-tron GTもラインナップ。ポルシェ タイカンの兄弟車であり、基本コンポーネンツは共有されている。ふたつの電動モーターで駆動する2モーター式4WDで、0-100㎞/h加速はRSモデルで3.3秒という瞬足ぶり。バッテリーは93kWhで、システム電圧は800Vとなる。航続可能距離534㎞は東京~神戸間を走破可能だ。
近藤 なるほど。では、電気自動車も増えてきましたがアウディe-tron GTやポルシェ タイカンなどはどうでしょう? ギミックなどが多彩で、助手席に乗せてから本領を発揮してモテるクルマだと感じました。

河口 新しいものは話題にもなりますし、良いですよね。

近藤 ほかに皆さんが注目するモデルを挙げるとしたら、どうでしょう?
『Lexus NX(レクサス NX)』はレクサスの世界戦略モデルとして重要なポジションにあるSUVモデルで、2021年10月に2代目へとフルモデルチェンジ。生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトに次世代レクサスを表現している。スマートフォンでのリモート駐車機能を盛り込むなど最新の技術も搭載。エンジンは2.4リッター 直4ターボ、2.5リッター 直4NA、2.5リッター 直4ハイブリッドの3タイプが導入された。
▲ レクサス史上初のPHVも
Lexus NX(レクサス NX)』はレクサスの世界戦略モデルとして重要なポジションにあるSUVモデルで、2021年10月に2代目へとフルモデルチェンジ。生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトに次世代レクサスを表現している。スマートフォンでのリモート駐車機能を盛り込むなど最新の技術も搭載。エンジンは2.4リッター 直4ターボ、2.5リッター 直4NA、2.5リッター 直4ハイブリッドの3タイプが導入された。
河口 レクサス NXは最強です。安心感も高級感も、そしてSUVの魅力もと、要素のすべてが揃っている。あとサイズ的にもちょうどいいですよね。

五味 SUVって大きくて威圧感のあるイメージですが、レクサスは品の良さをプラスして中和してくれているんですよね。

吉田 実家に恋人を連れていくとなったら、レクサスのSUVは、いろんな意味で安心感があるかもしれませんね。〝良い人そう〟ってなります。

五味 ミニ クロスオーバーもそういう意味ではかなり良い選択肢。今年のトレンドである「小さな高級車」という流れにもマッチしています。
PAGE 6
『Aston Martin DBX(アストンマーティン DBX)』は、英国のラグジュアリーブランド「アストンマーティン」初となるSUVモデル。ブランド初の5人乗りモデルとしても話題を集める。エンジンは4.0リッター V8 ターボでメルセデスAMG製のユニット。SUVながら最高速291㎞/h、0-100㎞/h加速4.5秒という能力を誇る。足回りは48Vのアンチロール・コントロール・システムが搭載され車高も電子制御することで快適かつスポーティな走りを実現している。
▲ 英国流の上品さとSUVという最強マッチ
Aston Martin DBX(アストンマーティン DBX)』は、英国のラグジュアリーブランド「アストンマーティン」初となるSUVモデル。ブランド初の5人乗りモデルとしても話題を集める。エンジンは4.0リッター V8 ターボでメルセデスAMG製のユニット。SUVながら最高速291㎞/h、0-100㎞/h加速4.5秒という能力を誇る。足回りは48Vのアンチロール・コントロール・システムが搭載され車高も電子制御することで快適かつスポーティな走りを実現している。
近藤 吉田さんは、男性に迎えに来てもらうならどうですか?

吉田 そうなるとやっぱりSUVが強いかなぁ。自分が乗ってるクルマよりは、大きいほうが良いってのもありますし。

五味 小さいクルマは距離感が近くなっちゃいますからね。そういう意味でも、SUVなら間違いないかも。

近藤 今年の登場ではないですが、ウルスやベンテイガ、アストンマーティン DBXなどのスーパーSUVはどうですか?

河口 男からするとウルスやベンテイガはかなり憧れの象徴ともいえるけど、女性はハッキリと好みが分かれそうですね。

吉田 私はDBXが好き。品の良さがあって、オラオラ系な押し出しもなく好印象だし。レンジローバーも同様ですが、スーツを着た男性が乗りこなすのも似合いますよね。

五味 まとめると、スーパーカーやスーパーSUVを、ファッションやライフスタイルも含めて乗りこなせることがモテの最強ってことですね。クルマだけでなくいかに“乗りこなす”かが大切なんだと思います。
2021年12月号より

◼️ 本家『COTY2020』に輝いたのは、スバル レヴォーグ

昨年、『日本カー・オブ・ザ・イヤー2020』の栄冠を勝ち取ったのは、スバルの新型レヴォーグ。あいにくの天候のなか行われた昨年の10ベストカー試乗会。各ブランドが趣向を凝らしたブースや車両展示を行い最後の猛アピールを。トヨタ ヤリス、ランドローバーディフェンダーなど豊作だった2020。はたして今年度の栄冠はどのクルマに!?

今年の栄冠は日産「ノート」!

12月10日に発表された今年度の日本カー・オブ・ザ・イヤー。ほかにもフォルクスワーゲン ゴルフが輸入車部門賞、ホンダN-ONEが軽自動車部門賞を獲得するなど、話題性も豊富だった今年の選考会。その発表会の模様はYouTubeチャンネルでもご覧になれます。

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