ボルボの広報担当・Nさんからのお誘いに、ふたつ返事でOKを出した筆者。このような状況下とはいえ、クルマ担当としてクルマに乗らなきゃ何も始まらないのもあるけれど、長引く緊急事態による閉塞感から脱したかったし、何よりチームラボとボルボの異色(!?)コラボが気になったから。
というのも、ボルボという北欧・スウェーデンのブランドの、どちらかと言えば控えめで落ち着いたイメージと、若者を中心に人気の派手な印象のチームラボの組み合わせが気になって仕方なかったからだ。そのコラボレーションを自分の目で確かめようと福岡空港に降り立つと、待っていたのが今回の旅の相棒である「ボルボ XC60 B5 AWD Inscription」。動き出しや加速時等に補助的に始動する48ボルトのマイルドハイブリッド機能が採用された1台だ。
福岡空港周辺は意外と交通量も多いのだが、ストップ&のろのろゴー、そして時に加速という渋滞時特有の動きにも、前述のマイルドハイブリッドが実に有効的で渋滞車列の流れの中でXC60は常に落ち着いた走りを見せてくれる。
一見、ボディサイズは大きく感じる(オーナーはうれしいはず)ものの、1900㎜という車幅や、4.7メートルを下回る全長はとても取り回しがしやすく、渋滞時のレーンチェンジ、さらには高速の合流なども苦にならない。福岡周辺の高速道路は入り組んでいて少々、苦手意識があったのだが、ボルボXC60のおかげで90分ほどのドライブは快適そのものだった。
ここから福岡県と佐賀県にまたがった九周ドライブ旅行が幕を開けた。
この道を大名たちが馬や駕籠で行き来していたのだろうと当時に思いをはせつつ、足を延ばして漁師町の呼子へ。玄界灘を望む眺望の良い呼子大橋を渡るXC60は十分な車高もあり、橋の上から橋の下の海の景色も堪能できた。今度は視線を変えて天井いっぱいのルーフから見上げれば、鉄橋と空が思いっきり広がる。実にドライブ向きな1台なのだ。
走りも見た目も、これ見よがしではない、押し出しの柔らかな優しい印象のクルマ。それでいて環境にも優しいサスティナビリティなクルマ──。それがこのドライブ旅行で気がついた、ボルボXC60の魅力かもしれない。
ドライブ旅行のムービーはこちら!
◾️ ボルボXC60 B5 AWDインスクリプション
【Car Spec】
全長×全幅×全高=4690×1900×1660㎜
車重:1940kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
エンジン最高出力:250PS(184kW)/5400-5700rpm
エンジン最大トルク:350N・m(35.7kgf・m)/1800-4800rpm
モーター最高出力:13.6PS(10kW)/3000rpm
モーター最大トルク:40N・m(4.1kgf・m)/2250rpm
価格:734万円~/ボルボ(ボルボ・カスタマーセンター)
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ボルボ・カスタマーセンター 0120-55-8500
■御船山楽園ホテル
住所/佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
予約・お問い合わせ/TEL 0954-23-3131
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