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2018.01.03

Volkswagen Arteon

注目の一台! VWアルテオンは、お洒落なだけじゃない? 中身もスゴイんです

フォルクスワーゲンが(らしからぬほど?)都会的なファストバッククーペを発売。その名はアルテオン。どうです? スタイリッシュではありませんか。でも室内は驚くほど広いんです。

CREDIT :

文/小川フミオ

全長4865ミリ、全幅1875ミリ、全高1435ミリのファストバックボディ
全長4865ミリ、全幅1875ミリ、全高1435ミリのファストバックボディ

フォルクスワーゲン車であることが信じられないほどアグレッシブ

フォルクスワーゲングループジャパンが2017年10月に発売した「アルテオンR-Line 4MOTION」にようやく試乗できた。実直なクルマというイメージのフォルクスワーゲン製とは信じられないほどアグレッシブな印象。このクルマでデートに誘ったら、成功率は高そうではないか。
クラムシェル型とよばれるフェンダーのカットラインがリアまでぐるりと続くのが特徴的
クラムシェル型とよばれるフェンダーのカットラインがリアまでぐるりと続くのが特徴的
成り立ちは2835ミリと余裕のロングホイールベースを持つ、全長4865ミリの4ドアファストバック。ファストバックなので大きなハッチゲートを備えている。
アウディA7スポーツバックを思わせるファストバックボディがスタイルと機能性を両立させている
アウディA7スポーツバックを思わせるファストバックボディがスタイルと機能性を両立させている
エンジンは1984cc4気筒なれど、最高出力は208kW(280ps)、最大トルクは350Nmとかなりリッパなもの。これに「4モーション」と名づけられた4輪駆動システムが組み合わされている。
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スポーティなRラインゆえ革張りバケットシートや太めのグリップのステアリングホイールを備える
スポーティなRラインゆえ革張りバケットシートや太めのグリップのステアリングホイールを備える

病みつきになりそうなほど力強い加速

今回の4モーションもハルデックス製で制御はより緻密になっているそうだ。ステアリングホイールの角度まで計算に入れて前後輪へのトルクを配分。前輪100パーセントから最大で後輪へ50パーセントまでトルクをスプリットする。
タッチスクリーンに触れることなく操作できるジャスチャーコントロールを備えたインフォテイメントシステム
タッチスクリーンに触れることなく操作できるジャスチャーコントロールを備えたインフォテイメントシステム
数値から想像されるとおり、2リッターとは信じられないほどよく走る。とりわけ中間加速といって、高速などでアクセルペダルを踏み込んだときの加速性は抜群。力強く、ぐいぐいと速度を上げる感じは病みつきになりそうだ。

「Rライン」というのはフォルクスワーゲン車の中でもスポーティなセッティングを施されているのが特徴。アルテオンも足まわりはやや硬い。メリットとしては、ステアリングの応答性などに優れ、積極的に運転を楽しませる仕様だ。
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後席空間は外観から想像される以上に広々としている
後席空間は外観から想像される以上に広々としている

メルセデス Sクラスより広いのでは、と思わせるほど余裕のある後席

クルマのイメージからすると、もうひとつ、快適指向の強いモデルがあってもよかったかもしれない。スポーティな仕様のみを日本で販売する理由を確認したところ、「特徴がもっとも端的に味わってもらえる仕様だから」とフォルクスワーゲングループジャパンの広報担当者は語った。

もちろん、とはいっても、運転者以外の乗員も大事にしてくれる。第一に驚くほど広い。後席はメルセデス・ベンツSクラスの標準ホイールベースモデルより広いのでは、と思わせるほどヘッドルームにもレッグルームにも余裕がある。
荷室容量は通常で563リッターあり後席バックレストは2対1の分割可倒式
荷室容量は通常で563リッターあり後席バックレストは2対1の分割可倒式
荷室容量も通常で563リッターなので、少なくとも3人でゴルフに行けるだけの余裕がある。いっぽうで、わざと小さめに見えるようにデザインされた後席ドアなどの印象から、2人用のパーソナルカーという雰囲気も。ファミリーの匂いが希薄なのもいいかもしれない。
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新世代フォルクスワーゲンの顔という横に広がった特徴的なラジエターグリルにLEDランプの組み合わせ
新世代フォルクスワーゲンの顔という横に広がった特徴的なラジエターグリルにLEDランプの組み合わせ

車輛価格は549万円から

ぜいたく仕様といえるアルテオンR-Line 4MOTION Advanceにはナビゲーション画面が速度計と回転計のあいだにディスプレイできるデジタルメータークラスターや、ヘッドアップディスプレイが備わる。
イメージカラーはこのターメリックイエローメタリック(ほかにもチリレッドメタリックやアトランティックブルーメタリックなどあり)
イメージカラーはこのターメリックイエローメタリック(ほかにもチリレッドメタリックやアトランティックブルーメタリックなどあり)
スマートフォンを介しての音楽やナビゲーションの目的地設定も行えるうえ、アップルカープレイやアンドロイドオートにも対応。彼女や友人たちと(あるいはもちろん家族と)でかけるドライブが楽しくなるはずだ。

価格は「R-Line 4MOTION」が549万円。渋滞追従支援システム、駐車支援システム、アラウンドビューカメラ、デジタルメータークラスターなどを備えた「R-Line 4MOTION Advance」が599万円だ。
●小川フミオ

ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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