
これぞ、もてなしの幅を広げる1台
レンジローバーのニューモデル、ヴェラールはなかでも女性ウケがとくに高いであろうと思われるポイントが満載だ。ひとつは美しい外観である。
「突起がなくして美しさが成立するように気を配った」とレンジローバーのデザイナーが言うのもわかる、シンプル・イズ・ビューティフルなスタイルだ。


ドライバーにも彼女にも嬉しい驚きが満載のクルマ

また、電子制御エアサスペンション仕様(3リッターV6のRダイナミックに搭載)だと車高を下げる機構があるので乗り降りが楽。SUVはスカートの女性にキツい。それがわかっている女性は、きっとこのもてなし感覚を理解してくれるだろう。
エンジンのことに触れたので日本でのラインナップを紹介しよう。エンジンは4つ。2リッター4気筒ガソリンエンジンは250馬力(715万円〜1069万円)と300馬力(778万円〜1132万円)と2つの仕様がある。
180馬力の2リッター4気筒ディーゼル(699万円〜1053万円)があるのも嬉しい。トップモデルは380馬力の3リッターV型6気筒(908万円〜1262万円)だ。

さらにコアとRダイナミクスそれぞれに標準仕様、S、SE、HSEと装備レベルのちがう仕様がある。ということで4つのエンジン×2つの仕様×4つの装備レベルとして32のバリエーションから選択可能なのだ。
試乗したのは3リッターV6搭載のRダイナミックSE(1129万円)だ。センスよくまとめられたコクピットはウッドとクロームとレザーがうまく組み合わせられている。
オフロード性能とオンロードの気持ちよい操縦性

エンジンは力強い。3500rpmで450Nmの最大トルクを発生することになっているが、1000rpmからたっぷりと力を出して、全長4820ミリの大きめの車体をぐんぐん加速してくれる。
たんにトルクが太いのでなく、ステアリングホイール中立付近での反応もそれなりにするどく、スポーティなワゴンのような感覚だ。オフロード性能も自慢というが、オンロードでの気持ちよい操縦性は特筆ものだ。

もてなしの幅が、オトコをひとつ先へ運んでくれる

そしてもうひとつ。ヴェラールにはこのクルマだけの特徴を持っている。シート素材としてすばらしく上質感のあるファブリックを選べるのだ。

感触はパシュミナとガーゼの中間のようで、触っているだけでいい気分になれること請け合いだ。
オンロードでの走りを強化するオプションも多い。
ピラーはすべてブラックアウトするのがレンジローバーの伝統的なスタイルで、写真の仕様はこれにブラックコントラストルーフが組み合わせてあってスポーティだ。
ドアパネル電動格納式のドアハンドルもユニークな装備。
ブラックとのコントラストが美しいダッシュボード。
Rダイナミックにはバーシュッドカパーの加飾がつく。
スムーズな表面を持つノーズが目を惹く。
ドライビングモードは3つ用意されている。
レーンデパーチャーウォーニング、自動緊急ブレーキ、360度ビューモニター、ブラインドスポットアシスト、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなども用意される。
空間的余裕があり居心地のいい後席で、写真の仕様はクヴァドラのファブリックで張ったシート。
LEDを使ったヘッドランプは遠目でもヴェラールとすぐわかる。
SEは20インチホイール装備。
オフロード用の装備も豊富に揃う。
オンロードでの走りを強化するオプションも多い。
ピラーはすべてブラックアウトするのがレンジローバーの伝統的なスタイルで、写真の仕様はこれにブラックコントラストルーフが組み合わせてあってスポーティだ。
ドアパネル電動格納式のドアハンドルもユニークな装備。
ブラックとのコントラストが美しいダッシュボード。
Rダイナミックにはバーシュッドカパーの加飾がつく。
スムーズな表面を持つノーズが目を惹く。
ドライビングモードは3つ用意されている。
レーンデパーチャーウォーニング、自動緊急ブレーキ、360度ビューモニター、ブラインドスポットアシスト、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなども用意される。
空間的余裕があり居心地のいい後席で、写真の仕様はクヴァドラのファブリックで張ったシート。
LEDを使ったヘッドランプは遠目でもヴェラールとすぐわかる。
SEは20インチホイール装備。
オフロード用の装備も豊富に揃う。
ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。