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2021.01.24

気軽にハワイへ行ける日はいつくるのだろう

仕事やプライベート含め、タフな旅、アドベンチャーのような旅も多く重ねてきた筆者。その中でもお気に入りは断然「ハワイ」!?

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文/岡崎宏司(自動車ジャーナリスト) イラスト/溝呂木 陽

岡崎宏司の「クルマ備忘録」連載 第151回

ハワイに行きたい!!

1964年の世界1周が初めての海外行き。以来、多くの旅を重ねてきた。海外での仕事も多かったが、プライベートの旅も多かった。かつては、タフな旅、アドベンチャーのような旅もずいぶんした。でも、歳を重ねてからは、穏やかな、、、いや「怠惰な」と言ったほうがいいような旅に変わった。

前にも書いたと思うが、最近のプライベートな旅(年に1~2回の家内との旅)は、定点滞在型?。好きな街の好きなホテルに泊まって、ただ、のんびりと時を過ごす、、、そんな旅だ。

ここ10~15年くらいの旅先は、ミラノ、ロンドン、パリ、ウィーン、ミュンヘン、サンフランシスコ、ハワイ(ホノルル)に決まっている。中でも回数を重ねているのはウィーンとハワイ。とくにここ数年はハワイが多くなった。

そうなったいちばんの理由は、家内が長時間のフライトを嫌がるようになったためだが、僕もハワイなら異存はない。眩しいほどの明るい陽射し、ブルーグリーンに輝く鮮やかな海、短パンとTシャツがもっとも馴染む街、海の音を聞きながらの食事、バニヤンツリーの木陰で楽しむライブ、、、とにかく、ハワイは居心地がいい!

ハワイもホテルは決まっている。ホテルだけではなく部屋も。ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドが見えるオーシャンフロントの角部屋。フロアは4階~6階をリクエストする。ハワイを過ごす時間で、いちばん多くを占めるのはホテルのテラス。角部屋と決めているのも、テラスからの眺望が超ワイドだから。

窓を開け放つとハワイの風が心地よく吹き抜けてゆくのも、角部屋ならではの心地よさだ。それに、4~6階辺りだと、ビーチや街のざわめきがいい感じで聞こえてくる。ワイキキにいるという実感が心地よく伝わってくる。
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ハワイでは、予定をまったく作らない。すべての時間がフリー、、、だが、なんとなく行動はパターン化している。朝食はホテルのオープンテラスで、、、そうすると決めているわけではないが、ほぼ100%そうなる。自然に足が向く。

朝食が終わると、まだあまり人がいないワイキキビーチを散歩。そして部屋に戻る。戻ってなにをするのかといえば、テラスのデッキチェアで本を読んだり、インターネットをしたり、ウトウトしたり、、、朝からウトウトするのも気持がいい。

そんなことをしているとすぐランチタイムが来る。ランチタイムといっても、むろん決まりなどない。お腹が空けば、、、ということなのだが、不思議に常識的な時間にお腹が空く。このランチの前後がいちばん動く時間帯なのだが、基本、怠惰な時間を過ごすことに変わりはない。カラカウア通りをブラブラ。ウィンドウショッピングをしたり、適当にレストランに入ったり、、、といったことでしかない。

滞在期間中に一度だけ遠出をする、、、が、ここで言う遠出とは、徒歩圏外、つまり、バスかタクシーを使って移動するという意味だ。行く先はほとんどアラモアナ・ショッピングセンター。ごくたまにワード・センターに、、、。距離的にはとても遠出とはいえない。

かつては、「マツモト・シェイブアイス」のために、レンタカーでハレイワまで走った。ハワイ産岩塩と醤油で食べるマグロのぶつ切りのためにノースのレストランまで行ったのに、、、。今はワイキキをちょこっと散歩するだけだが、動き回っていた頃は、ワイマナロ・ビーチがお気に入りだった。
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ホテルを出るとまずはスーパーに寄り、アイスボックスにあれこれ積め込んでからワイマナロを目指す。ワイマナロ・ビーチ、、、今は広く知られるようになったが、かつてはガラガラ。真っ白い砂浜と紺碧の海が延々と続く様は、まさに「天国!」だった。

ビーチには、シャワー、トイレ、テーブル、バーベキュー用具、、、一日過ごすために必要なものがすべて揃っているのもうれしかった。

とはいっても、当然その数は限られる。人が少なかった頃はいつ行っても使えた。でも、今は、よほど早朝にでも出かけなければ確保できないだろう。ほんとうにのんびりと、、、午後3時頃までワイマナロで過ごして、ホテルに戻る。

帰路、ダイヤモンドヘッドのお気に入りのビューポイントに立ち寄り、目の前に拡がる太平洋を眺めるのも好きだった。そして、ホテルに戻り、少し休んでからカラカウア通りを散歩。

ディナーも、ダウンタウンまで足を延ばすことがよくあった。そう、かつては一日中動き回っていた。そうすることが当たり前のように、、、。
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で、再び、最近の怠惰なハワイの休日に戻るが、、、アラモアナ・ショッピングセンターは大好き。300を超えるとされるカラフルな店舗巡りは単純に楽しい。買い物はほとんどしない。でも、どこへ行ってもショッピング街の散策は楽しみのひとつだし、わが家の旅の重要イベントのひとつだ。

アラモアナ・ショッピングセンターへの移動は、ホテルの前で待つタクシーに乗れば簡単。でも、たいていはバスで行く。地元の人たちが使う普通の路線バスだ。なぜかというと、これまた答えは単純。「楽しいから!」。ハワイに限らず、海外の街では地下鉄やバスでの移動が多い。もちろん混んでいる時間帯には使わないが。

路線バスや地下鉄は、当然ながら地元の人々が使っている。だから、その地域や街に住む人たちの暮らしぶりというか、雰囲気というか、そんなものが感じ取りやすい。人間観察が好きな僕にとっては、けっこうな特等席であり、タクシーの移動では得られない、いろいろな事象に出会える場でもある。

それとバスでの移動は目線が高いのもいい。目線が高ければより多くが見えるし、同じ景色でもふだんとは違って見える。ちなみに、ロンドン・バスの2階最前列は特等席。超広角レンズで高い位置から街を見下ろしたような感覚、とでもいえばおわかりいただけるかと、、、。

まぁ、そんなことで、アラモアナ・ショッピングセンター行きはあれこれ楽しめる。バスでの往復(タイミングが悪いと、けっこう待ち時間は長い)も含めて、半日くらいはすぐ時間が経ってしまう。
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ディナーは街で食べるのと、部屋のテラスで食べる(ルームサービス)のが半々くらい。ディナーポイントで最近のお気に入りは、新装されたインターナショナル・マーケットの一角にあるオープンテラス・レストラン。星空を見上げながらのディナーは気持がいい。

ディナーの後はまたカラカウア通りを、、ほとんど人気のないワイキキビーチを散歩。そして、ホテルのガーデンテラスでコーヒーを飲みながらライブを楽しむ。ハワイの一日は、だいたいこんな感じで、怠惰にゆったりと過ぎてゆく。

ハワイにはいつ行けるようになるのだろう。「ハワイに行きたい!!」、、、なんの不安もなくハワイに行ける日が待ち遠しい!!

● 岡崎宏司 / 自動車ジャーナリスト

1940年生まれ。本名は「ひろし」だが、ペンネームは「こうじ」と読む。青山学院大学を経て、日本大学芸術学部放送学科卒業。放送作家を志すも好きな自動車から離れられず自動車ジャーナリストに。メーカーの車両開発やデザイン等のアドバイザー、省庁の各種委員を歴任。自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏は長男。

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