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2026.07.08

【速報】ベントレーからついに電気自動車が登場! 公開されたのはたった一枚の画像のみ……

ベントレーからついに電気自動車(EV)がリリースされることになりました。1919年に創業したベントレーがEVを世に送り出すのは、これが史上初めてのこと! その詳細は謎のままですが、一足お先にご紹介させていただきます。

BY :

文/大谷達也
CREDIT :

編集/加藤寛太(LEON)

ベントレー初の電気自動車が登場

ベントレーからついに電気自動車(EV) 発表されたトルカルはとってもミニマルなデザインに。

▲ 発表されたトルカルはとってもミニマルなデザインに。

ベントレーからついに電気自動車(EV)が発表されました! いまはまだ、ティーザ画像が1枚発表されているだけですが、私、イギリス・クルーにあるベントレー本社を訪れて、9月23日に発表される「トルカル」と名付けられたSUVのプロトタイプをこっそりと見てきたので、その印象をご紹介したいと思います。

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最初に申し上げておきたいのが、トルカルはベントレー初のEVであるだけでなく、今後登場するニューモデルの方向性を示すという点でも重要な役割を担っているということ。よく、ファッションブランドのチーフデザイナーが変わると、デザインの方向性もがらっと変わることがありますよね。


トルカルをデザインしたのは、2023年に就任したロビン・ペイジ。彼は2001年から2013年までベントレーのインテリア・デザインを担当していましたが、今回はブランド全体のデザインを統括する立場としてベントレーに戻ってきました。そのペイジがクルマ1台をまるごとデザインした初めてのベントレーが、このトルカルなのです。


となれば、やはりベントレーというブランドに新風を吹き込みたいと望むのがデザイナーの性ですよね。事実、トルカルのエクステリア・デザインには、これまでのベントレーにはない特徴を数多く見つけることができました。

現行のベンテイガ スピードのデザインはエッジの効いた立体的なデザイン

▲ 現行のベンテイガ スピードのデザインはエッジの効いた立体的なデザイン。

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例えばボディサイドのキャラクターライン。これまでのベントレーには、フロントにパワーライン、リアタイヤの近くにホーンチ(臀部の意味)ラインが描かれていて、いずれのラインもエッジはそれなりにシャープでした。しかし、トルカルには、そのようなキリリとしたキャラクターラインはほぼ見当たりません。従来よりも丸みを帯びていてはるかにやわらかい表情のパワーラインは認められますが、リアタイヤ近くのホーンチラインはほぼ消え去り、まろやかで有機的な膨らみがその代わりを務めています。


このように、従来はエッジが鋭かったキャラクターラインを、丸みを帯びた曲面に置き換える流れは、いまやプレミアムブランドを中心にはっきりとしたトレンドになりつつあります。これまでシャープなキャラクターラインを追い求めてきたクルマ好きにとって、柔らかな造形が新鮮に見えることがその背景にはあるようです。


ただし、トルカルは「柔らかく」はなりましたが、「軟弱」には見えません。むしろ、そうした優雅な曲線が逞しい筋肉の張り出しのようにも見えて、これまでのベントレーと同じ力強さを感じさせてくれます。つまり、ベントレーの伝統を保ちながらも、時代にあった新しい表現方法を採り入れた……。私の目にはそんな風に映りました。

コンセプトカーとして発表されたEXP15

▲ コンセプトカーとして発表されたEXP15。

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伝統と先進性のフュージョンをするいっぽうで、あっと驚くような仕掛けもあります。なんとフロントグリル部分はクリスタルを思わせる小さなパーツが規則的に並んでいて、それがキラキラと光るデザインにされているのです。同じような試みは、コンセプトカーのEXP 15にも採用されていましたが、トルカルのほうがより立体的で華やかに見えます。こうしたデザインが採用できたのは、トルカルがフロントグリルから大量の冷却気を取り込む必要のないEVだからこそといえるでしょう。


新デザイナーが発表した、まったく新しいベントレー。つまり、これから登場するEV以外のベントレーも、トルカルに近いデザイン言語が採用されるかもしれません。ペイジのデザインにより、ベントレーが今後どのように変わっていくかが楽しみですが、まずは9月23日に発表されるトルカルの全貌に注目しましょう!

大谷達也
電機メーカーの研究所で7年間エンジニアとして勤務した後、1990年、29歳で二玄社CAR GRAPHIC編集部に転職。以来、20年間にわたって同編集部に在籍する。同誌副編集長を務めた後、2010年にフリーランスに転身。現在、活動の中心はハイパフォーマンスカーのインプレッション記事執筆だが、電気系エンジニアとしての経歴を生かし、環境技術やハイパフォーマンスカーなどに用いられる新技術にも通暁している。ただし、技術を専門用語の羅列として説明するのではなく、日常的に用いられる言葉に置き換えてわかりやすく解説するのが得意。英語で海外のエンジニアと直接インタビューできる数少ない日本人評論家のひとり。

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