スーパーカーの醍醐味を存分に味わえます!

では“-2”はというと、2輪駆動を意味します。ちなみにデビュー当初のウラカンはLP610-4なので、エンジンの最高出力は610馬力で、4輪駆動を採用しているというわけです。

“軽快感”というのがその答えのひとつですが、実際には絶妙な味付けのサスペンションによって、4輪駆動モデルとは別物のハンドリングに仕上がっていることが大きな理由とのこと。
あくまでも「スーパースポーツカーとしては」の注釈付きですが、LP610-4に比べて微妙にソフトなサスペンションのおかげでコーナリング中の挙動変化が明確にドライバーに伝わり、それに応じた適切な運転操作ができるように工夫されているのがLP580-2の魅力。
つまり人馬一体感がより味わえるモデルというわけですね。

オーストラリアのフィリップアイランド・サーキットで開かれた今回の国際試乗会では、限界の8割程度のペースからタイヤが滑り始めるシグナルを発進しはじめ、ドライバーに注意を促す設定であることが判明。
もちろん、腕のあるドライバーならそこからさらに攻めてオーバーステアを引き出すもよし、そうでなければスロットルを穏やかに緩めれば安心してグリップ走行を楽しめる、いわば1台2役のスーパースポーツカーといえるのです。

フィリップアイランド・サーキットに挑む
フィリップアイランド・サーキットに挑む
試乗会の舞台は大きく回り込む中高速コーナーが続くフィリップアイランド。LP580-2のハンドリングを試すには格好のコースでした。