Style02Sports Compact [スポーツコンパクト]
愛らしい外観とは裏腹にスポーツカー並みの操縦性を誇るスポーツコンパクトは大人にぜひ乗っていただきたい。
さて、ホットハッチの本家、フォルクスワーゲンのポロGTIは、かつてのゴルフGTIの後継車と言える。
全長4メートル以下のボディサイズは、日常の使い勝手で好感がもてる。加えて、日常を非日常に変えてくれるような、スポーティな楽しさも凝縮されている。
例えば気持ち良く回る1.8リッターエンジンに、ツインクラッチ変速機の組み合わせ。6段マニュアル変速機を選ぶことも可能だ。パワーも必要にして十分すぎるレベルで、堅牢なシャシーと、足回りのセッティングにより、出来の良いスポーツモデルに仕上がっている。
特にマニュアルを運転すると、クルマ好きなら無上の喜びを味わえるだろう。
コンパクトスポーツで鉄板銘柄の存在感
VOLKSWAGEN [フォルクスワーゲン]

左●ゴルフGTIの弟分のポロGTIは、全長3995㎜の5ナンバーサイズのボディに192馬力、250Nmの1.8リッターエンジンを搭載。327万5000円~/フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲン カスタマーサービス) 右●ポロ GTIの魅力はトランスミッションにあり。6速MTも設定はあるが2ペダルの7速DSGは素早い応答性と圧倒的な燃料消費率の低減を実現してくれる。
いまや軽自動車とて侮れない存在に
それだけに、鋭いナイフのようにスポーティなハンドリングを楽しめるモデルはお家芸とも言えるほど。N-ONEをベースにカスタムが施されたN-ONEモデューロXは、800㎏台の軽さを武器に、足回りなどもレーシーに仕上げてホットハッチ体験をもつクルマ好きの心を掴む1台。
もはや軽自動車とて侮れない楽しさをもっているのだ。
日本の雄はホットハッチの名手
HONDA [ホンダ]

左●ホンダの名車、N-360を現代に蘇らせた1台。ベースのN-ONEをヤンチャに仕上げたのがこちらだ。鍛えられた足や専用のエアロがその気にさせてくれる。175万7408円/ホンダ(Hondaお客様相談センター) 右●黒で統一されたインテリアに赤を差し色にしてレーシーに仕上げたインテリア。フィット感のいいシートもポイントだ。
Style03Individual Compact [インディヴィジュアル・コンパクト]
ユーザーのライフスタイルやファーストカーとの相性を考えて選んでいただきたい。
クルマごとの個性が光るハッチバックの豊かな世界
メルセデス・ベンツの姉妹ブランドともいえるスマートからは、先頃新型フォーツー(と4ドアのフォーフォー)が登場。室内が広くなり操縦性が向上している。
3.5メートルという、軽自動車と近い全長ゆえ、市街地での取り回し性を確保しつつ、横風でも直進安定性を保つシステムを備えるなど、機能性は高い。そのうえ造りはしっかりメルセデスクオリティゆえ、オヤジには最適な一台といえるだろう。
街乗りも高速もこなす小さな万能選手
Smart Fortwo [スマート フォーツー]

スタイリングのおもしろさでいうと、DS3は秀逸だ。2009年発表のスタイリングだが古さは感じない。車体色のルーフ色のコンビネーションや、シート地の柄などにも、個性的な色づかいが目を引く優雅な一台だ。
クーペのようなスタイルで個性が際立つ
DS 3 [ディー エス 3]

チンクエチェントが大きくなったようなフィアット500Xは、前輪駆動と4輪駆動がある。あたりの優しい乗り心地に、4人が楽々乗れる居住性の高さが使い勝手抜群。快適性を重視する人にはぴったりの1台といえる。
キュートな500を思わせる個性的なルックス
Fiat 500X [フィアット 500X]

フルオープンの4人乗りで陽気なハッチ
MINI Convertible [ミニ コンバーチブル]

日本でもそんな光景が見られる日も近いだろう。ハッチバックは、常にホット。もう一度最新の魅力に触れると絶対に得るものがあるはずだ。