2025.05.04
【海外リポート】レクサスESがフルモデルチェンジ! 世界的なベストセラーセダンはどう進化したのか?
中国最大規模のオート上海で報道陣に公開されたレクサスの新型ESをリポート。フルモデルチェンジを果たし、ピュアEVも設定された。ボディサイズもレクサスの旗艦「LS」に迫る、最新鋭のセダンはどんなクルマなのか?
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写真/Lexus International 編集/高橋 大(Web LEON)
レクサスの新型ESは最良のセダンか?

1989年にレクサス・ブランドが米国に導入された時から設定されていたのが「ES」。当時日本では「(トヨタ)セルシオ」と名付けられていたレクサスLSの下で、世界に冠たる高級ブランド性を確立するのに、おおきな役割を果たしてきたモデルなのです。

ESのフルモデルチェンジ。びっくりしたことはいくつもあります。ピュアEVが設定されたこと、レクサスの旗艦「LS」に迫るボディサイズになったこと、さらに、保守的なイメージから離れて躍動感をかんじさせるスタイルになったこと。車内のデジタル技術も斬新であります。
デジタル技術は、一緒に乗るひとのためにも重要、ということは読者のみなさんは先刻ご承知でしょう。ふたつ、注目すべき技術が新型ESでは採用されています。
得意のおもてなし力がさらにパワーアップした

もうひとつの技術は「センサリーコンシェルジュ」と名付けられています。いってみれば、車内空間の演出のため。乗ったひとは、3つのモードがえらべるようになっています。「高揚」「集中」「リラックス」が3つのキーワード。


セダンの魅力をあらためて伝える新型ES

「セダンは静かだし乗り心地や操縦性にすぐれるというメリットがあり、よさを見直してもらいたいと思って開発しました」。上海の会場で会った千足(ちあし)浩平チーフエンジニアの言葉です。

日本への導入は、2026年春頃だそう。ハイブリッドとBEVの2つのパワートレインによる展開になりそうですが、装備など詳細はまだ発表されていません。デートにもよさそうなクルマなので、楽しみにまとうではありませんか。


■ Lexus ES500e
全長×全幅×全高/5140×1920×1560mm
ホイールベース/2950mm
電気モーター2基 全輪駆動
システム出力/252kW
乗車定員/5名
一充電走行距離/約610km(CLTC)
価格/未定
■ LEXUS
HP/https://lexus.jp
