2024.11.15
VOL.22 「電気自動車ってなんだ?」
新型ポルシェタイカンで1000kmドライブ。その正常進化ぶりを体感!
2024年2月、新型のポルシェタイカンが発表された。「Higher, faster, further(より高く、より速く、より遠くへ)」をキャッチコピーとして掲げるフェイスリフトモデルだ。9月末頃からようやく日本でも納車が始まっており、ベーシックモデルである後輪駆動のタイカンを借り出し約1000kmのロングドライブへ出かけてみた。
- CREDIT :
文/藤野太一 写真/ポルシェAG
フェイスリフトでよりシンプルに、洗練された印象へ


理想的な環境下での充電性能が向上


1日目は不安を感じさせることなく約420kmを完走

ホテルにある普通充電器でひと晩充電しておくと、翌朝にはバッテリー残量は100%になっていた。翌日は山形県の天童市に立ち寄ってから東京へ向かうとする。道中は雨に降られるもいたって快適にひた走る。2WDだから安定感に欠けるなんてことはまったくないし、なおのこと軽快感が気持ちいい。

150kWの充電器の速さはケタ違い
これならその名の由来のとおり、“お茶でも”しながら待っていられる。新型タイカンは実用性がぐっと増し、その魅力がさらに増したことは間違いなさそうだ。ちなみに返却時に100%充電状態の航続可能距離を確認したところ544kmと電費は少し改善されていた。走り方によってはまだまだ改良の余地はあるはずだ。
