• TOP
  • CARS
  • デイリーユースからロングドライブまで。メルセデスのDNAを受け継いだ“EQE”

2023.01.27

SPONSORED

「電気自動車ってなんだ?」特別編

デイリーユースからロングドライブまで。メルセデスのDNAを受け継いだ“EQE”

EQCに始まりEQA、そしてEQBと、これまでもメルセデスから電気自動車は世に送り出されてきたが、ついに専用プラットフォームを採用したモデルが登場。それがミドルサイズのEQEだ。積載バッテリーなどの問題から、ミドルサイズかつセダンの電気自動車は難しいとされているなか、メルセデスらしい完成度の高い一台の魅力をお届けする。

CREDIT :

文/藤野太一 編集/近藤高史(LEON)

EQEのベースグレード「EQE 350+」

Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ 空気抵抗低減のため、左右のフェンダーまで一体となった大きな1枚パネルのボンネットを採用するなど、メルセデスらしいこだわりが見てとれる。
「EQ」とは、“エレクトリック・インテリジェンス”を意味する、メルセデスの新たなエレクトロ モビリティを表すサブブランド。2019年にメルセデスの電気自動車(BEV)の第一弾となるEQCが登場。続いてコンパクトSUVであるEQA、そして3列シート7人乗りSUVのEQBが発売された。メルセデスは、まず人気のSUVを3モデル続けて投入することで世間のEQブランドへの関心を集めたのだ。

そして2022年9月に満を持して日本に導入されたのが、フラッグシップモデルのEQSとミドルサイズのEQE。その名からもわかるように従来のガソリン車であるSクラスとEクラスに相当するラグジュアリーセダン。ハイライトは先の3つのSUVが既存の内燃エンジン車をベースにBEVへと仕立てたモデルであるのに対して、このEQSとEQEは、メルセデスとしては初となる電気自動車専用プラットフォーム「EVA2」を採用した点にある。

EQSとEQEの違いは、まずボディサイズ。前者が全長5225mm、全幅1925mm、ホイールベース3210mm。後者(EQE 350+)が全長4955mm、全幅1905mm、ホイールベース3120mm。そして、EQSはリアにハッチゲートをもつファストバックスタイルであるのに対して、EQEはトランクをもつオーソドックスなセダンタイプになっている。
PAGE 2
この数字からも見てとれるように、EQSは5m超サイズで後席の快適性をより重視した仕様となっており、一方でEQEはより軽快なスポーツサルーンとして性格分けがなされている。つまり、運転の楽しいドライバーズカーを選びたいならEQEがオススメ。

今回、ご紹介するのはEQEのベースグレードである「EQE 350+」。ちなみに上位グレードには、よりハイパワーなAMGモデルであるMercedes-AMG EQE 53 4MATIC+もラインアップされている。

さて、電気自動車専用プラットフォーム「EVA2」の採用によってEQEは、さながらショーカーのようなスタイリングになっている。その理由を少し紐解いてみると、まず歴代のEクラスであればボンネット内に6気筒や8気筒エンジンとトランスミッションを収める必要があった。しかしBEVではその必要がなくなるため、オーバーハングを短く切り詰めキャビンを前方にもってくる、いわゆるキャブフォワードなスタイルが可能となっている。
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ “ワン・ボウ”デザインと呼ばれるルーフライン。たしかにキレイな弓状の弧を描いている。
そしてフロントからルーフ、リアにかけての一連のしなやかなラインは、弓のカタチになぞらえ“ワン・ボウ”デザインと呼ばれるもの。ボンネットは左右フェンダーまでまわり込んでいるが、これはシームレスなデザインとしてだけでなく、高速巡航時に風圧でボンネットが浮く現象を抑え空力的にも有効という。
PAGE 3
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ 格納式のドアハンドル。走行中は格納されてフラットな“面”と化す。
ドアハンドルも格納式で走行中はボディパネルと面一になる。こうした一連のデザインによって、空気抵抗を極限まで減らしている。まさに“形態は機能に従う”を具現化したものだ。
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ 特徴的なセンターコンソール付近。インテリアのデザインは全体的に未来的だ。
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ メルセデスと言えばな、ジェットエンジンのタービンをデザインソースにしたエアアウトレットの吹き出し口。
インテリアは、ジェットエンジンのタービンを模したエアアウトレットや、足下に空間をもたせたフローティングデザインのセンターコンソールが特徴。ステアリングの奥に12.3インチのコックピットディスプレイが、センターには12.8インチの有機ELディスプレイが配置されている。これは最新のSクラスやCクラスと同様のもので、とても見やすく使い勝手もいい。
PAGE 4

一充電あたり、624kmの長距離走行が可能

Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
パワートレインは、モーターをはじめとする電動パワートレイン(eATS)をリアアクスルに1基搭載する後輪駆動モデル。モーターは最高出力292PS、最大トルクは565N・mを発生。駆動用のリチウムイオンバッテリーの容量は90.6kWhで、一充電あたりの走行距離は624km(WLTCモード)に到達する(※)。これだけの長距離を航続可能であれば、ドライブ時の充電の心配も不要だし、ガソリン車からの乗り換えも不安なく行えるだろう。
※ 定められた試験条件のもとでの数値のため、お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は異なります。
内燃エンジンモデルと同様に、ステアリングコラム右側にあるシフトレバーをDレンジに入れて走り出す。シルキーという表現がぴったりなほど、動き出しはとても滑らか。そして、静粛性も高い。BEVなのだから静かなのは当然と思われるかもしれないが、タイヤノイズやボディからの入力、風切り音など、エンジン音がないからこそ余計にそれ以外の音が際立ってくるもの。しかし、EQEはすべてにおいて静粛なのだ。
その理由のひとつとして、快適性を損なう低周波ノイズを防ぐために、ボディの構造上の空洞部分の多くに防音発泡材を充填。高周波の風切り音に対しては、ドアやウインドウのシールに特殊な防音対策を施しているという。たしかにAピラーとフロントウインドウとの境目には、見慣れないラウンドした形状のゴム製トリムが取り付けられている。微に入り細に入り、メルセデスらしい徹底したこだわりが見てとれる。
PAGE 5
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
街なかをゆっくりと流しているだけでその乗り心地の良さが伝わってくる。サスペンションには連続可変ダンピングシステム ADS+とエアサスペンションを組み合わせたAIRMATIC を標準装備するが、普段はコンフォートモードでゆったりと、いざというときにはスポーツモードを選べば、一気に引き締まる。こうした振り幅の広さも魅力だ。

また、いわゆる四輪操舵のリア・アクスルステアリング(最大 10 度)を備えており、車線変更時などの安定性を高める一方で、最小回転半径はなんと4.9mと5m切りを実現。ちなみに一般的に小回りが効くといわれるCクラスで5.2mだから、驚きの数値だ。

首都高から東名高速に乗り、片道約200kmのドライブに出かけてみた。ステアリング操作に対してクルマがとても自然に動く。前後重量配分48:52とほぼ均等で、後輪駆動というベースの良さがあるだけに、まるでスポーツカーのように気持ちよく走ることができるのだ。

そんな盤石のスタビリティでロングドライブの快適さは群を抜く。走行中の回生レベルは、パドルシフトを使って3段階(D+、D、D-)で調整が可能。これ以外に前走車との距離をセンシングするなどして自動で調整してくれるD Autoモードがあり、市街地でも高速道路でもこのモードが実に使いやすかった。
PAGE 6

さまざまな“モテる仕掛け”を搭載

Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ 通常はリッチな雰囲気を醸す後席は可倒式ゆえ、ゴルフバッグなどの長い荷物もラクラク積める。
EQEの静謐な室内空間は、新東名高速の制限速度120km区間を走行していてもまったく変わらない。室内へと取り込む空気は大型のHEPAフィルターによって、不快な臭いやウイルスや汚染物質のほとんどが除去されている。そして、Burmester®︎サラウンドサウンドシステムによって、ドライバーはもちろんのこと、助手席のあのコだって没入感に浸れるというもの。

単調な高速ドライブに少し飽きてきたので、オプション装着されていたENERGIZING(エナジャイジング)コンフォートプログラム(※)を起動してみた。シートのリラクゼーション機能が作動し、パフュームアトマイザーによる癒しの香りが室内を包む。オリジナルの音楽に合わせてLEDの間接照明が色を変化させていく。彼女へのちょっとしたエンタテインメントでありサプライズ。これがあればモテるドライブデートになるはず。
※ オプション機能です
PAGE 7
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ フロントマスクを見れば電気自動車なのがわかる。
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ
▲ 未来的なデザインながら、メルセデスらしさも残されているフロントライトやテールランプ。
またEQEは電気自動車ゆえ排気音がないが、その代わりに運転操作音を楽しむサウンドエクスペリエンスが備わっている。これは起動音や人工的なエンジン音、回生音などを3種類の音から選択できるもの。未来的なサウンドで、スポーツモード選択時にはより一層高まり、新しい運転感覚が味わえる。

デイリーユースからロングドライブまで、運転が楽しく快適でその万能さは、新時代のビジネスマン・エクスプレスの到来と言えるものだ。電気自動車であっても、やはり紛うことなきメルセデス──。そう本気で思わされる完成度の高さだった。
Mercedes EQE 350+ メルセデス・ベンツ

■ EQE 350+

Spec
・全長×全幅×全高:4955×1905×1495mm
・ホイールベース:3120mm
・システム最高出力:215kW(292PS)
・
システム最大トルク:565N・m
・一充電あたり航続可能距離:624km(WLTCモード)
・メーカー希望小売価格:1248万円(税込み)~[MP202301]/メルセデス EQ(メルセデスコール)

※当記事に掲載の写真はすべて欧州仕様車でオプション装着車です

※ 一充電走行距離は、お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は異なります。

お問い合わせ
メルセデスコール 0120-190-610 

詳しくはコチラから!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        デイリーユースからロングドライブまで。メルセデスのDNAを受け継いだ“EQE” | 自動車 | LEON レオン オフィシャルWebサイト