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2022.11.07

吉田由美の「教えて♥アナタのモテるクルマ」Vol.12

祝スーパーGTチャンピオン! 58歳で今なおギンギラギンな近藤真彦さんの愛車は真っ赤なフェラーリ

芸能界でも無類のクルマ好きで知られる通称・マッチこと近藤真彦さん。若き日にはレーシングドライバーにも挑戦していた近藤さんはいまLEONレーシングもエントリーしている「スーパーGT」に『KONDO Racing Team』監督として参戦中。そんな彼が見せてくれたのは数台ある愛車のうちのとびきりの一台、フェラーリ「Dino(ディーノ)」だった!

CREDIT :

写真/小田駿一 文/吉田由美 構成/近藤高史(LEON)

みなさん、こんにちは。カーライフエッセイストの吉田由美です。今回のゲストは近藤真彦さん──。実は私、この名前を聞くだけで心拍数が一気に上がります。なぜなら高校時代、追っかけをしていたぐらいの大ファン。ご本人には引かれそうなので、取材中はナイショでしたが……(笑)。

「レースは体験したことのないスピードで走る、もの凄い世界だと思った」(近藤)

由美 実は私が市販車を意識するようになったのは近藤さんの影響で、当時、近藤さんがCMに出演されていた日産マーチ。「マッチのマーチがあなたの街にマッチする(笑)」のキャッチコピーです。
近藤 初代のマーチですね! そのマーチのCM出演で日産とご縁ができ、レースに出ることになったんです。

由美 そうだったんですか。そもそもクルマはお好きだったんですか?
近藤 はい。子供の頃から大好きでした。小さい頃はレースに出るようなクルマより市販車のほうが好きでした。トミカのミニカーがお気に入りでしたし、プラモデルでもローレルやサバンナとかを作っていましたね。

レースに興味をもちはじめたのはマーチのCM出演がきっかけで、星野(一義)さんにお会いすることになり「草レースに出て見ないか?」と誘っていただいたこと。で、出場してみたのはいいけれど、パルサーで走って結果はビリ。体験したことのないようなスピードで走る、もの凄い世界だと思いました。

由美 それってアイドルとして絶頂期ですよね? 事務所はうるさくなかったんですか?

近藤 事務所はOKだったんですよ。「一般道で事故を起こすぐらいなら、サーキットで乗れ」と。でも後で「後悔した」と言われましたが(笑)。
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由美 (笑)。近藤さんの愛車遍歴を教えてください。

近藤 全部は憶えていないけど……。最初はBMWアルピナB7ターボですね。

由美 ファーストカーにしてはシブいですね!(笑)

近藤 「スニーカーぶるーす」や「ギンギラギンにさりげなく」など多くの曲を手掛けていただいた作詞家の松本隆先生がアルピナに乗っていて、それがカッコよかったんです。僕は16歳でデビューして、17、18、19歳と使う暇もなくお金がたまっていたので……(笑)。 

由美 忙しすぎてお金使う時間なかったですよね。その後は?
近藤 思い入れがあるクルマでいうと、フェラーリ 328、フェラーリ テスタロッサ。アルファロメオ ジュリエッタやアウディ クワトロ。友人がフェラーリ 288GTに乗っていて、僕も308と思ったけど高くて買えず、328を買って。あとは白のテスタロッサ。それまでは赤いクルマばかりだったんだけど、飯倉片町の交差点にあるガソリンスタンドから出てきた真っ白いテスタロッサがあまりに印象深くて外装が同じ白、中が赤のテスタロッサを購入しました。

それと、20年くらい前にクラシックカー・ラリー「ミッレミリア」に出場するためにフェラーリ ディーノを手に入れまして。本当は黄色いディーノが欲しかったのですが、その時は赤しかなくて、赤のディーノを購入しました。でも、ディーノはその後「ミッレミリア」のルール変更で出られなくなっちゃったんです。そうしたら堺 正章さんが「ミッレミリア」にも出られるアルファロメオ・ジュリエッタスパイダーを手放すということで、譲っていただきました。
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由美 近藤さんは不思議とフェラーリってイメージがあります! ディーノ、カッコイイですね! これはオリジナルですか? そしてとっても綺麗……♡

近藤 全部、当時のオリジナルです! 普段はガレージに置いてあって、年に1〜2回しか乗っていませんが、いつでも乗れるようにしてあります。

近藤 アウディ クワトロは、サーキット近くの鮨屋のオヤジさんが乗っていたのを譲ってもらって。ところがエンジンが錆び錆びでレストアに2年(笑)。その後も綺麗に乗ってますけどね。

由美 クラシックカーのラリーも数多く参戦していますよね。何が魅力ですか?
近藤 単に速さを競うのではなくスタンプラリーがあったり、いかにラインを正確な時間で踏むかというのが面白くて。それを古いクルマでやることに、だんだんはまっちゃったんです(笑)。

由美 今は監督ですが、また自分でレースを走りたくならないんですか?

近藤 レースを始めた時、一流選手になれるとは思っていなかったけど、スーパーフォミュラやル・マンと、いい経験をさせてもらいました。でも、30歳くらいの時にこれ以上、本気でのめり込んだら大ケガをすると思ったのがきっかけでドライバーを諦め、2000年に自分のチームをつくったんです。

チーム運営をするようになって、芸能人のマッチもしっかりやって、レースチームの近藤監督としてもきちんとやれるようになり、どちらかを妥協するでも優先するわけでもなく、その両方があってはじめて近藤真彦なんだと思うようになりました。
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由美 そうやって二刀流の近藤さんが誕生したのですね!


近藤 当時、事務所の寮で生活していたけど、同じ状況の同年代の仲間がいたからやっていられました。クラブ活動みたいな感じで。当時は僕も含めてみんなが「そんなに長く続かないだろう」と思っていて「今を楽しもう」と。プライベートもないし、自分の時間もないし、クルマに乗る時間もない。当然、レースでも予選落ちが続いて。クルマ業界でもボコボコ、芸能界でもボコボコだった。

でも負けず嫌いだからレースでは常に上のクラスに乗りたいなって、ずっと思って乗っていたんです。ところが芸能界は10代でデビューしてから常に自分のピークを意識していて、自分の将来のロードマップを考えていたような気がします。「失敗したくない、負けたくない」というのが自分のモチベーションだったんですよ。

由美 微妙に似ていて、微妙に違うんですね。そんな近藤さんにモテることについて聞いたら怒られちゃいますか?
近藤 モテ、ですか。難しいな(笑)。というのも例えば、小学校のバレンタインデーにもらったチョコの数とデビュー後にもらった数では比べものにならないわけで。

由美 そういう意味では、デビュー後はずうっとモテ期ですもんね(笑)。じゃあ、ドライブデートのエピソードなどはありますか?

近藤 ドライブデートも、一般の人より経験は多くないですよ(笑)。目立っちゃうからクルマは止めないし、お茶飲みにもいかないし、信号待ちでも隣のクルマの真横にならないように微妙にずらして止めていたくらいですから。

10代の頃、ある女性芸能人の方とドライブをしていた時におまわりさんに職務質問をされて、免許証を見せてくださいと。そうしたらその助手席のコが「では、あなたも警察手帳を見せてください」って言い出しちゃって(笑)。ふだんはそんなことを言うコじゃなかったのに、きっと僕を守らなきゃって思ってくれたんでしょうね。そうしたら「交番まで来てください」という話になり、慌てて免許証を見せてことなきを得ました……。あんまりロマンティックな話ではありませんけどね(笑)。
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由美 今年の1月、東京オートサロンでの近藤さんのライブを観させてもらったんですが、男性のお客様が多いのに驚きました。


そして、スーパーGT300クラス、シリーズを制しました! おめでとうございます!!

近藤 ありがとうございます! いやぁ涙出ちゃいましたよ、うれし涙(笑)。

由美 最近、泣いたことあります?

近藤 泣かない、泣かない。ぜんっぜん泣かないですよ。

由美 改めて、最終戦、もてぎはどんなレースでしたか?
近藤 (タイヤがはずれるアクシデントで)一度は、もうダメだと諦めかけていたから、本っ当にうれしいですよね。最後は、自分たちの力だけではなく、ほかのチームの結果のおかげでチャンピオンになれました。レースでは何があるか本当にわからないと改めて思いました。

由美 今年はどんなシーズンでした?

近藤 とにかく1レース、1レース、丁寧に戦ってきました。そのなかでチーム力、チームワークを考えさせられたシーズンでした。ほかのスポーツのことはよくわからないけど、レースって究極のチームワークが求められるスポーツだと思います。僕は監督として、良いコマを集められたのかなと。タイヤ、メカニック、ドライバー、マシン。そんないいコマをいろんな人に助けてもらいながら集められた結果、得られたチーム力の勝利だったと思うんですよ。

由美 劇的な最終レースだったし、感動的なシリーズチャンピオン獲得でしたね。サーキットでもそうですが、男性のファンもすごく多いのが印象的です。
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近藤 ファンクラブでもコンサートでも男性ファンは多いと思いますね。昔は、自分のガールフレンドが僕のファンで困るって苦情を言われたこともありましたが(笑)。最近では、サーキットでも男性ファンが増えたような気がします。
由美 今後の近藤さんは?
▲ 「スーパーGT」300&500両クラスにエントリー、どちらもチャンピオン争いを繰り広げた強豪チームを率いる近藤監督。
▲ 2022年シリーズでGT300クラスを制した近藤監督率いる56号車「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」(藤波清斗選手/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手)。
近藤 僕も58歳になり、楽しいことだけをやりたいです。今はチーム一丸となって結果を出すことが目標ですね。コンサートもチーム作業なので同じ感じ。僕にとってはどちらも大切なものですから。レースの無い3月まではコンサート、来年4月からはまたレース活動を頑張ります!

由美 これからも応援しています♡ あー、緊張した!(笑)

● 近藤真彦さんの愛車

フェラーリ ディーノ(Ferrari Dino) 246 GT

全長×全幅×全高:4230×1700×1110㎜
車両重量:1080㎏
エンジン:2418㏄ V型6気筒
最高出力:195PS/7600rpm
1972年式

● 近藤真彦

1979年にドラマ『金八先生』で俳優デビュー。同じジャニーズ事務所の田原俊彦、野村義男との3人で「たのきんトリオ」と呼ばれ、一世を風靡。翌1980年に「スニーカーぶる~す」で歌手デビュー。人気絶頂の1985年に日産・スカイラインでレースデビューし、その後は芸能活動とレース活動の二刀流で活躍。日本最高峰レース「全日本GT選手権」、「全日本F3000」(のちの「フォーミュラ・ニッポン」)、さらには世界一の耐久レース「ル・マン24時間レース」にも参戦し、1995年にはニッサンNISMO GT-R LMにてクラス5位入賞を果たす。現在は自らのチーム「KONDO Racing Team」を率いる監督としても活動中。

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● 吉田由美 / カーライフ・エッセイスト
自動車評論家(日本自動車ジャーナリスト協会理事)

クルマまわりのエトセトラについて独自の視点で自動車雑誌を中心に、テレビ、ラジオなどでも幅広く活動中。
・ブログ「吉田由美のなんちゃってセレブなカーライフ
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