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2020.02.23

【注目】小型SUVの本命? フォルクスワーゲンT-Crossの実力を検証!

話題の小型SUV「フォルクスワーゲンT-Cross」。都市型クロスオーバーとして最適なサイズ感と絶妙なパッケージング。なにより楽しさ溢れるスタイリングが話題の一台に乗った。

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取材・文/小川フミオ

街使いにピッタリなサイズ感

リーフブルーメタリックという塗色のTSI 1st Plus
イタリアなどでは小型車がオヤジにとって大事な足。狭い街中をすいすい走り回るには、小さなクルマにまさるものはないだろう。ただし、スタイリッシュで好きになれるクルマであることは絶対条件。散歩のときだってお気に入りのスニーカーだとハッピーになるのと同じなのですよ。

コンパクトな相棒を探しているなら、いまお勧めしたい1台が「フォルクスワーゲンT-Cross(ティークロス)」だ。全長4115ミリに対して全高1580ミリと、少し背髙のっぽのバランスがかわいらしい。

輸入元のフォルクスワーゲングループジャパンでは「SUV」としているけれど、ポロの全高を上げて、内外装のカラースキームをさらにオシャレにしたクロスオーバーというほうが当たっているかも。
TSI 1st Plus専用の18インチインチリム径のホイールは力強く見える
T-Crossをいい歳をしたオヤジさんに勧めたい理由は、乗り降りラクチンで、ちょっと高めの視点からの見晴らしによる使い勝手をはじめ、走ったときのキビキビ感と、品質感の高い室内のつくり……コンパクトカーなのに、ふたクラスぐらい上のスポーティーカーと真っ向から勝負できるぐらいの出来のよさだからだ。

アウトドアなどの趣味を持つひとなら、後席シートのスライド機能も役立つだろう。最大140ミリもスライドすることで、より多くの荷物も積むことができる。後席は狭くなってしまうが、それでも乗れないことはない。スペース効率のよさは大きな武器だ。

全長4115ミリ、全幅1760ミリ、全高1580ミリとボディは比較的コンパクトだ。全長が短めなぶん、背が高く見える。実際は駐車場など場所を選ばず駐められるサイズに留められている。
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「デザインパッケージ」の「ブラック」装備
ホイールベースは2550ミリと、いまの基準からするととても長いわけではないけれど、前席も後席も、実際に身を落ち着けてみると、意外なほど広い。

そういえば、日本におけるフォルクスワーゲンのベーシックモデル「up!」は全長が3610ミリしかないのに、後席にもおとなが2人座っていられるのを思い出した。

フォルクスワーゲンのエンジニアは、さすがに長いあいだ、前輪駆動モデルを作っているだけある。パッケージの使いかたがわかっている、といっていいのではないだろうか。
「デザインパッケージ」の「ブラック」の専用シート
室内には前席に2つ、後席にも2つのUSB(Aコネクタ)用のポートが備わる。インフォテイメントシステムは「ミラーリンク」「アップルーカープレイ」「アンドロイドオート」に対応している。また、スマートフォンをテザリングして車両と接続すれば、フォルクスワーゲンが提供するオンラインサービスVolkswagen Car-Netより、リアルタイムでの駐車場の空き情報や近隣のガソリンスタンドの価格を距離別に知ることができるのだ。

999ccの3気筒エンジンは、85kW(116ps)の最高出力と200Nmの最大トルクを発生する。運転した印象では、2000rpmから3000rpmにかけてでややトルクが不足するかんじだ。

そこで、パドルシフトを使ってマニュアルで7段ツインクラッチ変速機のギアを選び、3000rpmから上の回転域で走るようにすると、かなり活発だ。
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後席は意外にスペースが広い
もうひとつのよさは、ハンドリング。やや重いフィールのステアリングホイールは操舵感がしっかりしていて、カーブなどで切り込んだときの車体の動きは速い。

車体のロールも少なく、このキュートな車体に期待する以上にキビキビしている。とくに山道の下りはブレーキもよく効き、速いペースで走れる。下りが得意なクルマは作りがいい、という”常識”を思い起こさせてくれた。

日本では、「TSI 1st」(299万9000円)と、「TSI 1st Plus」(335万9000円)が発売される。車体もエンジンも同一。ただし装備が異なる。たとえばタイヤサイズ。前者が205/60R16であるのに対して、後者は215/45R18が装着される。
385リッターの荷室はリアシートのスライド機能を使えば455リッターまで容量が拡大

カラーも豊富だから自分好みの一台を選べる

TSI 1st Plusには、パドルシフト、インテリアアンビエントライト、シルバールーフレール、スポーツコンフォートシートなどが専用で用意される。

T-Crossは、ひとことでいって、楽しい。とくに、車体色に合わせてロードホイールとダッシュボードとさらにシートまでがカラーキー(色合わせ)される仕様の設定が、他にない存在感を出している。

車体色は8色。「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」「ライムストーングレーメタリック」「エネジェティックオレンジメタリック」「マケナターコイズメタリック」「フラッシュレッド」「リーフブルーメタリック」それに「ダークペトロール」というくすんだ青色
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「デザインパッケージ」の「オレンジ」装備例
これに加えて「TSI 1st Plus」だと、「オレンジ」「グリーン」「ブラック」の「デザインパッケージ」が組み合わせられる。たとえばオレンジだとシートが「オレンジ/チタンブラック」というコンビネーションに。さらにアウトサイドミラーのキャップとホイールとダッシュボードがオレンジ基調のものとなる。

「オレンジ/チタンブラック」というファブリックで張られたシートはとりわけ目を惹く。他に類のないあざやかさだ。白とグレーとブラウンとダークグレーを使っていて、女子ウケは間違いなさそう。

シックが好みなら、マケナターコイズメタリックの車体色に同色のホイールの組み合わせもいい。ブラックの車体にブラックホイールの設定はないけれど、それが選べるなら似合いそうだ。こんなに多くのバリエーションから選べるのだから、自分だって楽しい。ドアを開けて乗り込むときに、気分を晴れやかにしてくれる仕様だ。
ホワイトの車体に「デザインパッケージ」の「オレンジ」装備
先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロール、駐車支援システム、プリクラッシュブレーキシステム、車線変更時に死角にあるクルマの存在を知らせるブラインドスポットディテクションなどが標準装備。

燃費はメーカー発表のWLTCモードで、総合がリッターあたり16.9キロ。ハイウェイだとリッターあたり19.1キロと発表されている。けっして悪くない数値だ。
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● 小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト

慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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