オクト フィニッシモに、スポーティなクロノグラフが堂々のラインナップ
そして今年はどんな感動を与えてくれるのか。ブルガリ ウォッチ デザインセンターのシニア・ディレクター、ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏は「今年のチャレンジは2つありました。まず、いかに美しい音を出すか。そして、いかに薄さと防水性を両立させるか。その成果がオクト ローマ カリヨン トゥールビヨンとオクト フィニッシモ Sです」と語ります。
“時計愛好家を満足させるハイコンプリケーション”と、“マルチに着用できるラグジュアリースポーツ”という異なる開発ベクトルは今年も健在の様子。そしてそこにはブルガリ アルミニウムから学んだことも多かったようです。
「1998年のオリジナルの登場から長いブランクの間、多くのファンや販売店、ジャーナリストからも復刻のリクエストをもらっていましたが、20年以上の時を経て再び発売してみると、ブルガリ アルミニウムはスポーティな位置付けにも関わらず、その購入者の多くはオクト フィニッシモのオーナーでもあったのです。エレガントな薄さを極めたオクト フィニッシモとはファン層が異なると思っていましたが、時計愛好家にとってはいずれもブルガリが手がける時計であり、プライスレンジは購入の決め手ではないのだと気付かされました」
一見対極に思える2つのモデルの根底に等しくあるのが、ハイジュエラーとしてのデザイン力とマニュファクチュールの技術力。それこそが「ブルガリ」の魅力であり、腕時計愛好家たちはそれを正しく感じ取っているというわけです。
中でもオクト フィニッシモ Sは、薄さという魅力に、スポーティな防水性とマッシブな存在感を併せ持つ注目作であり、ラグジュアリースポーツの未来を示唆するモデルと言えるでしょう。
◆ オクトフィニッシモ S
洗練を極めるワントーンなラグスポ
現行モデル同様、6.4㎜の薄さを誇る精緻なケースに100m防水性能を備え、大人のラグジュアリースポーツの風格に溢れます。
◆ オクトフィニッシモ S クロノグラフ GMT ステンレススティール
端正なフェイスはスーツの腕元にも最適
2019年登場のクロノグラフGMTをベースに、厚さ3.3㎜のムーブメントBVL318をサテンポリッシュのSSケースに搭載。ねじ込み式リュウズを採用し100m防水を実現しつつ、ケース厚は従来の6.9㎜に対し、8.75㎜に抑えます。
◆ オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT チタニウム
ラバーストラップでさらにスポーティに
特にストラップは、ラバーには見えないコーデュラのテクスチャーに加え、薄型ケースとの一体感を損なわないよう、構造から新設計したほど。軽量のチタニウムケースと組み合わせることで、より高いフィット感と躍動感ある付け心地が楽しめます。
● ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ
ブルガリ ウォッチ デザイン センター シニア・ディレクター。1971 年イタリア・ナポリ生まれ。国立デザイン大学ローマ校(ISIA)でインダストリアル・ デザインを専攻後、イタリア・トリノのフィアット・スタイル・ センターに入社。2001年にブルガリのウォッチ デザインチームに加わり、2007年より現職。
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