2025.12.20
時計通も唸る! 「ブレゲ」の名作ドレスウォッチが艶っぽく進化
腕時計のプロたちが魅了された一本を紹介する本企画。今回は、人気腕時計YouTuberのRYさんが「ブレゲ」の『クラシック 5177』(BR/2N/9V602)を選びました。ほとんど市場に存在しないグラン・フー エナメル文字盤の“黒×ローズゴールド”配色が、静謐な魅力を放っています。
BY :
- 文/RY
- CREDIT :
編集/岸澤美希(Web LEON)
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回、 腕時計YouTuberのRYさんが選んだのは、ブレゲのクラシック 5177(BR/2N/9V602)です。
選者:腕時計YouTuber RY
ブレゲ250周年の華やぎの中で、静かに際立つ『クラシック 5177』

▲ 「クラシック 5177」(5177BR/2N/9V602)自動巻き、18Kローズゴールドケース(38mm)、アリゲーターストラップ。422万4000円/ブレゲ(ブレゲ ブティック 銀座)

2025年、ブレゲは創業250周年を迎えました。“時計史を約200年早めた天才”とも称されるアブラアン-ルイ・ブレゲが創業した同ブランドは、今日に至るまで高度な時計技術と美学を継承し続け、名門としての地位を確固たるものにしています。
今年はそれを祝うかのように、GPHGで最高賞である“金の針賞”を受賞したスースクリプションをはじめ、世界の時計愛好家から熱い視線を浴びる記念モデルが多数登場しました。
その華やかなラインナップの中にあって、静かに存在感を放つのがこのクラシック 5177(BR/2N/9V602)です。
クラシック 5177はグラン・フー エナメル文字盤を持った、センターセコンドの自動巻き3針モデルとして展開され、コインエッジのケース、溶接されたラグ、ブレゲ針、ブレゲ数字など、“ブレゲ語彙”の純度を端正に示す一本です。
そのバリエーションとして加わったのが、製作難度の高いブラックのグラン・フー エナメル文字盤。漆黒の深み、均質な艶が特徴で、その表情はどこか静けさを湛えているよう。長く眺めていたくなる魅力があります。
「派手さではなく、静けさが生む“品格”」(RY)

そもそも、ブラック文字盤とローズゴールドの組み合わせは、意外と市場でも少ない珍しい構成です。これにグラン・フー エナメル文字盤という要素も加わると希少性は極めて高くなります。
黒に埋もれないブレゲ数字とブレゲ針の存在感とディテール、ローズゴールドの気品ある艶、そして夜を閉じ込めたかのような深みある文字盤が印象的で、派手さではなく細部にまでわたるクラフトマンシップと品格が佇む一本だと感じました。
また、ノンデイト仕様なのも私の好み。驚いた点は、前作の白文字盤(デイト表示あり)モデルの クラシック 5177(5177BR/29/9V6)と同価格で発売したこと。難易度と希少性が高い黒のグラン・フー エナメル文字盤を採用しながら価格据え置きという点に、ブランドの実直な姿勢を感じます。

250周年の華やぎの中にあっても、複雑機構や煌びやかさではなく、純度で魅せる。静かでありながら絶対的な存在感を放つこのクラシック 5177は、まさにブレゲがブレゲたる理由を体現していると思います。
この慎ましくも圧倒的な美しさをもつ本作を多くの方に知っていただきたく、「一本取られました」に選出いたします。


● RY
時計YouTuber。1990年生まれ。本業は世界の海を股にかける“船長”。初めて購入した機械式時計を切っかけに腕時計の魅力に取り憑かれる。日本の腕時計好き人口を増やすため、2019年にブログ『腕時計のある人生』を、2020年にYouTube『腕時計のある人生Channel』を開設。チャンネル登録者数は10万超で、時計専門チャンネルとして日本一。ラジオ局と合同でPodcastを配信するほか、出版社のウェブマガジンで時計コラムを多数連載するなど、幅広く時計の魅力を発信している。
■ お問い合わせ
ブレゲ ブティック 銀座 03-6254-7211














