
「春はデトックスの季節」ということは、健康・美容業界ではいまや常識。デトックスは「浄化」「アク抜き」「毒出し」などと訳されますが、新陳代謝が活発になる春は、冬の間に体内に溜め込んだ脂肪や老廃物を排出するのに、最適なタイミングなのだとか(みなさん、クリスマスやお正月には美食の限りを尽くしたはず。ですよね?)。そんな知識を持つはずのない野生の鹿なども、春の野山でほろ苦い山菜を進んで口にして、本能的にデトックスしているというから驚きです。
野山での山菜摘みも結構ですが、公私ともに多忙な大人のオトコがデトックスするなら、スキマ時間を利用して立ち寄れる、ラグジュアリーホテルのスパを利用しない手はありません。この春、「マンダリン オリエンタル 東京」と「ウェスティンホテル東京」がリリースする春のスパプランは、ともに“旅”をコンセプトとしたユニークな内容で、一人でも、パートナーと一緒でも楽しめそう。
アク抜き完了後のフレッシュな状態なら、仕事にも遊びにも、さらに精力的になれそうですね。
1泊2日のじっくりデトックスプラン

豊かな緑と都会の洗練を併せ持つ街、恵比寿に位置する「ウェスティンホテル東京」からは、「ル・スパ・パリジエン」の開業10周年を記念したスパ&ステイプラン「美と癒しのステイケーション」がリリース。ステイ+バケーションというコンセプトの通り、東京にいながらにして、小旅行のような非日常のひと時を味わえます。
チェックインしたら、まずアクアエリア(温浴施設)で身体をゆるめてからトリートメントルームへ。ダイヤモンド成分配合のフレンチコスメ「ジェモロジー」を用いるフェイシャルか、一番人気の筋膜セラピー「ファーシャボディワーク」で極上の癒しを満喫したら、ディナーは和食でヘルシーに。料理長がこのプランのために考案した、旬の素材を用い美肌効果の高い料理です。夜景の美しいエグゼクティブフロアの客室で深い眠りについた翌朝は、もう一度アクアエリアでリフレッシュ。朝食を終える頃には、前日よりつやのある肌やエネルギー溢れるボディを実感できそうです。
■ウェスティン東京の「美と癒しのステイケーション」
内容/スパでのトリートメント(90分)、美肌コースディナー(日本料理店「舞」)、宿泊(エグゼクティブルーム)、朝食(エグゼクティブラウンジ)、アクアエリア利用券(トリートメント時とその他1回)、宝石由来の成分配合コスメ「ジェモロジー」トライアルキット
期間:5月8日(月)~7月14日(金)
料金/6万8000円〜(1名1室/税サ別)
※3名1室の場合、トリートメント時間は1名につき60分
予約・お問い合せ/ル・スパ・パリジエン☎03-5423-7002(9:30~21:00)
*受付/2017年4月7日(金)より
www.lespaparisientokyo.com/
日本古来の素材で極上トリートメント

かつて江戸の中心だった日本橋に位置する「マンダリン オリエンタル 東京」が提案するのは、「(東海道、中山道など)五街道の起点である日本橋」をコンセプトとして生まれた最新トリートメント『トータリートーキョー~日本橋から“5”の旅へ』。
われわれ日本人にとってなじみ深い5種類の素材、「松」「竹」「梅」「緑茶」「米ぬか」を用いたトリートメントに全身をゆだねるうち、いつしか「五街道」を旅するかのような「五感の旅」へ。多忙さや都会の喧騒から忘れてしまいがちな、静けさやピースフルな感覚を取り戻すひと時を満喫できます。
■『トータリートーキョー~日本橋から“5”の旅へ』
内容(90分のプロセス順)/「緑茶」の香りと「竹」のスピーカーから流れる音楽でリラクゼーション、「松」のオイルを入れたフットバス(足浴)、「梅塩」でのフットスクラブ、「米ぬか」で身体を芯から温めてから、全身をたっぷり指圧&ストレッチ、体内を浄化する「梅」ジュース
料金/4万1000円(税サ別)
予約・問い合わせ/ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル東京 ☎03-3270-8300
(スパ コンシェルジュ直通営業時間 9:00〜22:00)
www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/luxury-spa/
文/和田真由子